下痢が続く原因や下痢を起こす原因は様々ですが、幼い時には下痢などしなかったのに、大人になって下痢になる人が増えています。
下痢の原因は美味しいマグロに?
特に若者が非常に増えているようです。細菌感染による下痢の原因、精神的な事が原因の下痢を除くと、ほとんど下痢が続く原因は食生活によるものが多いようです。
食生活の中でも、一見安全で自然のものを食べているから大丈夫と思われるようなものが下痢の原因となって、下痢を起こし、下痢が続く、下痢に悩まされている人がいます。
例えば、日本人が最も食する魚、マグロによる下痢の原因が発生しています。魚をどのくらい食べているかの世界平均は1年間に1人あたり15.9kg。それに対し、日本人は70.6kg食べています。
その中でもたくさん食べられている魚の種類は、男性では「マグロ」。女性はサーモンが挙げられているようです。マグロは寿司には欠かせないネタとなっており、「赤身」「中トロ」「大トロ」「ねぎトロ」や「鉄火巻き」など寿司の種類も豊富です。
ところがマグロには水銀に汚染されていることが多く、大量に食べると下痢をはじめ、特に妊産婦が食べると胎児に脳障害を起こすなどマグロによるリスクは下痢どころではなくなっています。
原因はマグロなど大型魚類が高濃度のメチル水銀に汚染されている為です。
妊婦、妊娠適齢期の方々はマグロなどの大型魚類を出来るだけ食べないように警告されています。
ほとんどの魚は多少の汚染がありますが、魚の水銀汚染はプランクトンから始まる食物連鎖ですから大型になるほど汚染度が高くなるようです。
メチル水銀の害と症状
メチル水銀や金属水銀は、他の形態の水銀と異なって細胞に吸収されやすく、脳細胞などを侵します。成人の場合は神経障害、吐き気、下痢など消化器官障害、脱毛、皮膚障害などが報告されていますが、特に危険なのが胎児と言われています。
妊娠中や出生後の母乳などを通じて胎児に移転された水銀は、神経を侵害して、知力障害、運動障害、視力障害をおこし、腎臓、消化器官にもダメージを与える可能性が指摘されています。
魚種での管理は難しいので、総量を1週間350g以内に抑えること。この数字は米国人の基準ですから、日本人は200gくらいが無難でしょう。特に子供や小柄な人はさらに摂取量を減ずる必要があります。
なぜ魚介類にメチル水銀が蓄積されるか
水銀は、苛性ソーダ(コースティックソーダ)の生産、医薬品、化粧品、サーモスタットなどエレクトロニクス部品、血圧計など医療機器、歯科の詰め物、電池、蛍光灯など幅広い用途があります。
硫黄酸化物や窒素酸化物を取り込んだ酸性雨がこれらの廃棄物や土壌から水銀を溶かしだし、河川、地下水に流出させますが、海にはプランクトンから始まる食物連鎖がありますので、大型の魚にたどり着くころには水銀が大幅に濃縮されて蓄積しています。
人の腸は有害なものが体内に入った時には腸内の正常な働きで自然に排出されていきます。自然な浄化作用でウンチとして排出され、時には下痢で排出されます。
しかし、何度も下痢を繰り返すと腸内環境は荒れ、正常な機能が保たれなくなって、有害なものではないのに、下痢の原因となってしまい、下痢が続くなど、下痢がなかなか治らないで苦しむことになるのです。
一旦腸内環境が悪くなると、なかなかもとに戻るには時間がかかります。時には数年、数十年と腸内が正常に働かないことが原因で下痢が続いたままになる人がいます。
腸内環境を良くするのに必要なサプリメントなどがありますので早急に腸内環境を整えましょう。下痢の改善は一段と早くなります。