美味しい食事は楽しいものです。なんでも好き嫌いなく食べるのが理想ですが、食べ合わせにも積極的に摂ると効果的なものと、避けたほうがよい食べ合わせがあります。特にすぐに下痢をする人、胃腸の弱い人には注意しましょう。
子供の頃、“天ぷらとスイカ、うなぎと梅干、氷と天ぷら”を食べたら、おなかをこわすから駄目だよと言われていた記憶がありませんか。
大人になってもその食べ合わせの記憶は残っていると思います。食いあわせまたは合食禁(がっしょうきん)は、一緒に食べる時に食材の取り合わせが悪いと言い伝えられているもので、一般に消化に悪いとされています。
日本に古くから伝えられている“食いあわせ”による下痢は次のようなものがあります。
食べ合わせによる下痢
ウナギに梅干し:ウナギの脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良を起こします。胃腸が弱っている場合、脂分と酸味の強いものを多量に摂るのは注意が必要です。
天ぷらに氷水(天ぷらとスイカ):水と油で消化が悪く、胃の負担が増加し、消化に支障をきたす事が確認されている。 特にスイカが出回る夏には食べ合わせしやすいので、注意しましょう。
蟹と柿(蟹に氷水):蟹も柿も体温を下げる効果があるので、お腹が冷えると腸内環境が悪くなり下痢をしやすくなります。
冷たい蕎麦と茄子の漬物:ナスの漬け物は体を冷す作用があります。そばには胃を冷やす作用があります。冷たいまま両者を食べるとより体を冷やすことになり、ますます下痢をしたり手足が冷えてしまいます。
夏野菜、南国の果物などは体を冷やす作用があります。下痢の時には食欲がないからと言って冷たいもの、冷麦、冷ソーメン、ひえたスイカ、油ものと冷たいものなどは控えましょう。
下痢の改善は腸内環境を整えよう
健康の要は何といってもおなかが丈夫であることにつきます。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。
おなかが丈夫という事は免疫力が高いという事です。免疫力の高い人はたとえ有害な物が体の中に入ってきたとしても腸内で十分に処理する事ができるからです。
例えば、あるレストランで有害な下痢の原因となる細菌のついた食べ物を食べたとします。その時、下痢となって症状が表れる人と、全く下痢の症状にならない人がいます。
これは腸内環境の良しあしで決まります。腸内環境が良い人は、有害菌が増えにくい環境になっており、そのため下痢にならないでいるのです。
また、レトルト食品やコンビニ食品、カップ麺、惣菜など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。
腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。
下痢が続く、すぐ下痢になる方はまずは腸内環境を整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントアありますので、上手に利用しましょう。