日本酒を飲むと下痢をする、調子が悪い・・・などお酒を飲んだ次の日は、頭痛や下痢になってしまうという経験をしたことがありませんか?
下痢の原因は偽物アルコールに?
少量のアルコールは腸の動きを活発にしてくれます。でも大量のアルコールを摂取すると、腸粘膜があらされてしまい、消化吸収機能が低下して下痢を引き起こしてしまうのです。
というのも、市販されている殆どの日本酒は伝統的な製法で作られたものではなく、大量生産された醸造アルコールが混ぜられています。ですから日本酒本来の香りとまろやかな味が失われています。
つまり、本来の日本酒は米と米麹から作られるもの(純米酒といいます)ですが、それでは時間とコストがかかるので、低コストの醸造アルコールを加えて、水増しにしているのです。醸造アルコールを加えれば加えるほど、低コストの日本酒をつくることが出来ます。
しかも大手メーカーでは、大量生産された醸造アルコールを加えておきながら、さも本格的な良いお酒と勘違いするようなネーミングをつけています。
消費者は「伝統的な醸造酒」と勘違いして買ってしまうのです。
本当はそうではないのに「本醸造」と銘打って売るのはある意味で消費者を欺いているようなものです。
また、ワインはそのほとんどに酸化防止剤の亜硝酸塩が添加されていますが、これは強い毒性があります。
またこの他、様々な種類のカクテル飲料には、酸味料や香料などが添加されています。
アルコールの飲みすぎはさまざまな病気の原因や直接の原因ではなくとも間接的な原因となることも少なくありません。
特に肝臓に負担がかかり、またそれと同時にアルコールは、実は胃や腸にも大きな負担をかけてしまっているのです。
アルコールは胃で約20%が吸収され、そのため多量のアルコールを摂取すると、胃の粘膜がただれて急性胃炎などを引き起こしたり、腸の粘膜を刺激し、傷つけてしまいます。
ですから、長年飲酒を続けていると、小腸の消化酵素の働きが低下し、それによって下痢が続く、下痢が改善されないなど、慢性的な下痢を引き起こしてしまうのです。
またすい臓や糖尿病、大腸ポリープができやすい状態になるなど、さまざまな病気の原因ともなってしまうので、飲みすぎには注意が必要です。
アルコール分解酵素の多さや消化管の能力は人それぞれ違いがあります。同じ量アルコールを摂取していても身体に症状が現れない人もいます。
また飲む量によっても結果は異なりますが、下痢の原因になると思われる方は、適度なアルコール(純米酒)を心がけるか、飲まない方が賢明でしょう。
下痢を改善するために
下痢が続く方や、下痢がなかなか改善されない方は、体に合わない食べ物(添加物などの異物)を摂っているから下痢の原因になるんですよと身体は危険を察知して、サインを出しているのです。
サインをチャンスだと考えましょう。異物を排除できるようにしっかり腸内環境を整えましょう。
腸内環境を強化するサプリメントを上手に利用して、傷ついた腸の粘膜などを改善していきましょう。そうすれば下痢は必ず改善されます。