こんなところに下痢の落とし穴?! かびた餅を食べていませんか?

下痢が続く原因は多種多様です。病的なものから心理的なもの、あるいは食べ物などからと下痢の原因は年々増加し続けています。

中でも気づきづらいのが、日常生活の中に潜んでいる下痢の原因。昔からの習慣や、愛用している調味料など、安全と思い込んでいるものが、下痢の原因となっていることもあるのです。

 

さて、お正月が終わり、食生活も元に戻ってきた頃ではないでしょうか。

年末年始というのは、自分では気をつけているつもりでも、ついつい暴飲暴食してしまう期間です。 お腹の弱い方は下痢が加速してしまった、お正月を機に下痢が止まらなくなったという経験がおありの方も多いようです。

餅カビが下痢の原因に

餅に生えているカビは毒がないから大丈夫」という言葉を耳にしたことはありませんか? これは本当なのでしょうか?

お腹の弱い方や下痢が続いている方は心配ではないでしょうか。その言葉を信じて食べて、下痢になってしまったら…と考えてしまいますよね。

餅に生えるカビはピンク、緑、黒など色の付いているものと無色のものがあります。

白いカビの多くは、「アスペルギルス」というもので、醤油や味噌の醸造に使われたり、医療品に応用されるなど有用なものが多いです。

ピンクや赤いカビは「フザリウム」というもので、嘔吐や下痢といった食中毒症状を引き起こしてしまいます。赤カビと言われるこれらのカビは恐ろしいもので、それを食べてしまった家畜が死んだということもあるのだそうです。

餅に生えたカビは削って食べれば大丈夫?――答えは「NO」です。カビは根深いので削って食べるといった方法は、行わない方が無難です。カビはほとんどの種類で自分が生き延びる為に毒を持っているのが普通です。 毒があるということは、人間にとっては有害でしかありません。下痢になってもおかしくないということになります。

では、加熱すれば大丈夫? これも答えは「NO」です。カビは加熱して死んだとしても、その毒素は残ったままなのです。カビが生えた餅は削っても加熱しても口にしないようにしましょう。

無害のカビもあるが要注意

カビの中にはもちろん、無害なものもあります。味噌や醤油を作る際に使われる「コウジカビ」、チーズを作る際に使われる「青カビ」、ビールやパン、ワインを作る際に使われる「酵母」などです。

青カビだけでも約300種類あると言われており、全てが無害というわけではありませんのでご注意ください。また、普通のチーズに青いカビが生えた場合も、作る工程で使われた青カビとは違いますので捨てた方が賢明です。

素人には見た目ではどれが有害でどれが無害なのかは分かりません。また、カビは喘息やアレルギーを持っている方が取り込んでしまうと症状がひどくなると言われていますし、「アフラトキシン」というような発がん性のあるカビを食べ続けてしまうとガンになることもあると言われています。

 

最近では餅もビニールに個包装されていたり、鏡餅もそのまま飾るところは少なくなってきていますので、カビの心配はあまりなくなってきています。 もし、鏡餅などをそのまま飾ることがあるのであれば、カビがつかないように度数の高い焼酎などで手入れをしながら飾るなどの工夫をお勧めします。

「餅に生えたカビは食べても大丈夫」ではありません。自分が口にするものは慎重に選び、適切な管理を行いましょう。

腸内環境を強化しよう!

昔から「元気の元は胃腸」からと言われているように、健康の要は何といっても「腸」から始まります。腸内環境が良好であれば病気を寄せ付けません

少々の悪いものを食べても腸内で処理してくれますので、健康でいられます。まずは良好な腸内環境を手に入れましょう。そのために欠かせないのが善玉菌です。善玉菌は発酵食品などから摂取するのが一般的ですが、一番効率のいい方法はサプリメントです。

添加物を使用せず、良質な善玉菌がたっぷり入っているサプリメントもあります。まずは手に取ってみて、使用感を確かめるところから始めてみましょう。