下痢の原因・夏の生活習慣

下痢の原因は夏の生活習慣からくる

慢性的な下痢が続く原因の多くは生活習慣から来る場合が殆どです。特別に病院で検査しても続く下痢の原因が分からない場合は特にそう言えます。生活習慣による下痢の場合でも、季節によりその原因は異なります。

下痢で辛い
毎年、夏になると下痢になる、お腹をこわす」いう人が多いようです。夏の生活習慣として挙げられる下痢の原因は、夏場の効き過ぎたエアコン、ジュースやアイスクリーム、ビールなどでお腹を冷やしたりすることです。

冷えで血のめぐりが悪くなると、お腹の不調の原因となります。夏の下痢の原因とその対策を考えてみましょう。

夏に続く下痢の原因と対策①

●下痢の原因は効き過ぎるエアコン
毎年夏になると、どうも体調が悪くなると感じられる方、もしかすると「冷え性」かもしれません。冷え性は、冬に多いのですが、最近は夏に、男性や子供にまで冷え性が増えています。このことは、エアコンの効いた職場に長時間いるのが原因だと言われます。

冷え性の典型的な症状としては手足の冷えですが、食欲不振や下痢などの消化器障害、鼻水やのどの痛み、頭痛といった風邪に似た症状から、全身のだるさや疲れやすさ、イライラ感、肩こり、腰痛、肌荒れ、生理不順など、様々な症状がみられます。
下痢の原因は気圧に

女性はある程度身体が冷えると靴下、厚手の上着、ひざ掛けなどで対策をとりますが、男性の場合、まさか自分が冷房病や冷え性とは思わないため、何も対策をとらずにいて体調をくずすケースがみられます。

とくに中高年になると、動脈硬化や血管の老化などから血液の流れが悪くなるうえ、皮膚感覚がにぶくなってエアコンの冷気に気付かずにいて、症状を悪化させてしまうこともあります。

夏に続く下痢の原因と対策②

●冷たいものの摂り過ぎ
あまりの猛暑をしのぐために清涼飲料水、ビール、冷やし中華やソーメンといった、冷たいものを食べたくなります。ところがほとんどの場所ではエアコンがきいていて、冷たいものを食べると体を内外から急速に冷やすことになり、下痢や軟便を招きます。

また、冷たい飲み物を一気に飲むのをやめる、何かをつまみながら飲むなどの工夫をしましょう。食事のメニューには常温のものや温かいものを意識的に増やします。

こうした冷え性を予防するには、「体の芯(中心部)を冷やさないこと」が大切です。その意味で食べ物や飲み物は、重要な意味をもっています。

夏の冷え性対策として

①食事は体を冷やさないものを
エアコンのきいた場所では、少し汗ばむくらいの温かい食べ物や飲み物を摂る様にしましょう。体を温める食べ物温性食物」といいますが、その代表がショウガ、ネギ、ニンニク、タマネギ、カボチャ、チーズなど温性食べ物を積極的に摂りましょう。トウガラシやコショウなどの香辛料にも同じ効果があります。

②食事はきちんと食べる
 夏は食欲が落ちます。更に冷たいものを食べると胃腸を冷やし、食欲不振が増長し、体調をくずしかねません。その上、食事を抜くとカロリー不足から体が冷えやすくなり、さらにビタミン不足からだるさや疲れが助長されてしまいます。

料理を工夫して、 温性食物の入った温かい食べ物や食欲増進のものを、少量でもいいので摂る様に心掛けましょう。

③香辛料を使った辛いものや脂っこいものは控えめに
暑い季節はスパイスが効いた辛い料理や脂っこい料理を食べたくなるものですが、刺激物や脂肪分の多い料理は、消化や吸収に影響を与えることがあります。
消化不良になると食べたものの水分が腸できちんと吸収されなくなり、下痢や軟便につながるので、腸の調子が悪いときには避けましょう。

④「プラス1枚」や使い捨てカイロを常備して冷えを防止
節電の意識が高まり、エアコンの設定温度に配慮する職場が増えたものの、「それでも寒い」という人が多いようです。また、エアコンの風が直撃する席に座らない、あるいはエアコンの風むきになど工夫をしましょう。
下痢の原因はクーラーによる冷え

職場環境が冷える場所で働いている人は、腹巻きでお腹の冷えを防いだり、使い捨てカイロで温めたりすると効果的です。室外との出入りが多い人は、カーディガンやひざ掛けを用意しておき、温度差に応じて冷えを防ぎましょう。

⑤お風呂で副交感神経を刺激して血流をアップ!
夏は湯船につからずシャワーだけで済ませる人も多いのですが、しっかり湯船につかって冷えた体を温め、血行を促しましょう。リラックスして副交感神経が活発になると、腸の働きを高めることにもつながります。
お湯の温度は38℃前後のぬるめがおすすめです。好きな香りの入浴剤を使い、浴槽の中で腹式呼吸をすると、ストレス解消にも役立ちます。

夏に続く下痢の原因と対策③

●高温多湿時の食中毒による下痢
高温多湿な状態が続く梅雨から夏にかけては、細菌性食中毒による下痢の可能性も考えられます。家庭で発生した場合、症状が軽かったり人数が少なかったりすると、食中毒であると気づかないケースもあるので、注意しましょう。

食中毒で最も注意したいことは味も臭いも変化がありませんので、充分に注意が必要です。購入した肉や魚はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れ、食器や調理器具を清潔に保ち、調理の際は食材の中まで火を通すよう、心がけてください。

下痢をした際には、下痢で体内の水分が不足すると脱水症状を起こすこともありますので、 水分補給をしっかり行ってください。
ひどい下痢、血便が出る下痢、高熱が原因で出る下痢、海外旅行後の下痢または吐き気を伴う場合などは、すぐに医療機関に受診してください。

続く下痢のを改善するために

腸内環境を強化しよう
「元気の元は胃腸から」と昔からよく言われています。それほど腸は健康を維持するのに重要な器官なのです。ですから、胃腸を丈夫にすることが最も大切なのですが、現代では逆に胃腸を弱めさせる要因が多く、腸内環境が悪化の一途を辿っています。

まずは腸内環境をしっかり整え胃腸を丈夫にしましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。下痢の改善が一段と早くなります。