下痢の原因は様々です。日常の食生活、ストレス、病気による下痢の原因は様々です。
下痢の原因・・・急性A型肝炎(流行性肝炎)
慢性的な下痢が続くのか、急に下痢になったりするのか下痢の原因は違ってきます。
急性の下痢の原因の中に急性A型肝炎という病気があります。
糞便で汚染された水、牡蠣などの生鮮魚介類などからウイルス(HAV)が口から入ることによって感染する病気です。
つまり、A型急性肝炎はA型肝炎ウイルス(HAV)に経口的に感染して、ウイルスが主に肝臓で増殖し、炎症すなわち肝炎を起こす病気です。
致死的な劇症肝炎にならなければ慢性化することはなく、二度と発病しないのが特徴です。
経口感染で起こるA型肝炎には、衛生環境の状態が大きく関わっています。日本は衛生環境が整ってきており、衛生環境の悪かった時代には集団発生もありましたが、最近では流行は少なくなりました。
糞便を肥料にしていた時代を過ごしていた高齢者や年配者はA型肝炎に対する抗体を持っている確率が高く発症は稀ですが、しかし、国内衛生状態が良くなってから生まれ育った人が海外旅行で感染して来ることが多いようです。
潜伏期間は15~30日
初期症状は風邪に似ていて、急な発熱(38度ぐらい)、悪寒、頭痛、関節痛、吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの消化器の異常が出ます。しかし、症状を出さない不顕性感染がほとんどの場合があります。
上記症状が1~2週間ほど続き、皮膚の痒み、色の濃い尿や白っぽい便が出る症状などを経て黄疸が出る。 A型肝炎では殆どの患者に黄疸症状が出て、 黄疸は2~4週間続き、快復します。 通常、発症後2ヶ月もすれば肝機能は正常に戻り慢性化することは殆どありません。
糞便中のウイルスの排出は潜伏期間中のみで発病後には無く、血液中のウイルスも潜伏期間中に認められるだけなので、発症後は他人への感染は無いと考えてよいでしょう。また、一度感染すれば二度感染することはありません。
こうした口から入るウイルスが増えない様にして、病気を予防するところは腸内です。腸内環境が整って、腸内が正常な働きをしていると、悪いウイルスや悪い細菌が体内に入ってきたとしても、腸内で増殖しない様に守ってくれます。
腸内善玉菌が有害な菌が増えない様に働いてくれるのです。健康の要は何といっても腸内環境を整え、腸内が正常な働きをすることができるようにすることが非常に重要です。
腸内環境が整うと下痢の改善も一段と速くなります。
腸内環境を整えるのに必要なサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。