下痢が長く続き、特にからだに異常がないのに、下痢の原因がわからなくて悩んでいる人が多くおられます。
下痢が続く原因はうつ病??
下痢が慢性的に続くため、その悩みも大きく、時には精神的にまいってしまうこともあります。
下痢や便秘が続く方、おならの臭いがきつくなっている方は、腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られていますが、最近では、腸内細菌の状態は、うつ病にも関係する可能性があると言われています。
下痢が続くと気分が落ち込んだり、気力が減退する等の経験はあるのではないでしょうか?
現代、ストレス社会と言われているせいか、様々な要因で「うつ病」と診断される方が多くなってきました。うつ病とは単一の疾患ではなく症候群です。
日常生活の中で、嫌なことやがっかりすることがあれば、気持ちが沈んで元気も出なくなる、ということは誰もが経験することです。
しかし多くの場合、たとえ気分が落ち込んだとしても、何か楽しいことがあればその時だけでも気が紛れたり、時間が経ってがっかりさせられた原因が解消されたりすると、自然に気が晴れてくるものです。
こういった誰もが経験する、“一時的で、日常生活に支障を来さない気分の落ち込み”は、『うつ病』とはいいません。
うつ病での『うつ状態』というのは、“物事に対する関心や取り組む意欲が失せて何もする気が起こらない状態が一日中ずっと、ほとんど毎日、2週間以上にわたって続いた状態”をさします。
また、「眠れない」「食べられない」などさまざまなつらい症状も伴うため、日常生活に大きな支障を来したりするようになります。
典型的なうつ病(内因性うつ病)は、性格や考え方の問題ではないとされており、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなっているのではないかと言われています。
内因性のうつ病は、治療をしなくても時間が解決する場合もあると言われています。一方、心理的要因が多いと思われるうつ病は、原因となった葛藤の解決や、葛藤状況から離れることなどの原因に対する対応が必要とされています。
また、うつ病は男性よりも女性のほうが2倍ほどなりやすいと言われています。何故、女性の方が発症率が高いのか?
それは妊娠・出産・閉経期、月経前などの女性ホルモンの減退がマタニティーブルーや産後うつと関係しているのではないかと言われているからです。
子供でもうつ病になる場合があります。いじめ等による自殺行為は重度のうつ病の可能性もあるそうです。
うつ病になると
●ボーっとすることが多くなり、口数が少なくなる。学校や会社などは休みがちになってしまう。
●集中力、気力、意欲がなくなり、運動神経が低下。記憶力も低下してしまい勉強ができなくなる。
●人の話を聞けない。何をしていても嫌な気分で。前に楽しめていたことすら楽しくなくなる。
などの精神症状が出てくるそうです。
また、頭痛、不眠などの睡眠障害、吐き気、胃炎、胃潰瘍、摂食障害、体重減少、体重増加、便秘、下痢などの身体的症状が出るそうです。
下痢が続いて原因がわからなくていることがストレスとなり、精神の薬を服用している方もいらっしゃるようです。下痢が続くことが=うつ病と言うわけではありませんが、下痢が続くことがストレスで気分が落ち込んだりするようであれな、一度勇気を持って病院に行かれてみて下さい。
下痢や便秘などの病気の症状そのものに対する不安が、患者さんのストレスをさらに増大し、それによってまた症状を悪化させていく悪循環が繰り返されることがしばしばあります。
悩みが多すぎて精神的にまいる→うつ症状に→体が悲鳴を上げて下痢が続く原因に、あるいは下痢が続いて原因もわからないと悩むからうつ病にと・・・悪循環が繰り返されます。
このような抑うつや不安の増大は症状を悪化させるとともに、患者さんのこころにも大きく影響を与えるため、うつ病の発症につながることもあります。
過敏性腸症候群の方の20%がうつ病を発症しているという報告もあるようです。うつ病は精神障害の一種ということもあり、なかなか精神科を受診するとなると抵抗を覚える方も少ないことと思います。
しかし、誰しも発症する可能性のある身近な病なのです。抵抗があるからと言って、受診しなかったら手遅れになることもありますので、誰でもかかるかもしれない頻繁な病気なんだという気持ちでいましょう。
うつ病は体内のセロトニンの分泌が少ないことが原因ともされています。セロトニンは腸内で作られていますから、腸内環境を整えてやれば、セロトニンの量も多くなり、自然と前向きな考え方になり、下痢が続く症状も改善され、いつの間にか自然と治っていくものです。腸内環境を整えるために必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。