下痢が続く原因や下痢が起こる原因は食べ過ぎや、飲み過ぎ、食中毒などが挙げられますが、体に良かれと思って飲んでいたものが、実は下痢の原因になっていたという例を1つご紹介します。
下痢の原因は栄養ドリンクの成分?
何らかの病気による急な下痢は治療が必要ですが、多くの人が悩んでいるのは下痢の原因がわからず、しかもその下痢が長く続く、いわゆる慢性的な下痢です。
慢性的な下痢の原因の大半は食事や生活の習慣、ストレスによるものが多いのですが、中には元気になろうと思って飲んだ栄養ドリンクが原因で下痢になっている方もいます。しかも、そうとは知らずに飲み続けているせいで下痢が長引き、いつまでも改善されない、といった悪循環に陥る可能性もあるので注意が必要です。
なぜ、栄養ドリンクを飲むと下痢をするのでしょうか?
栄養ドリンクの瓶の裏に、副作用で下痢と書いてあるものもあります。
栄養ドリンクの主成分はタウリンです。これが下痢の原因になり得ます。タウリン自体は副作用がないものの、化学反応によって作られる過程で、石油の残留物が残り、それによって下痢や嘔吐等の副作用が起こる人もいます。
天然のタウリンであれば問題ありませんが、天然のタウリンはほとんどなく、栄養ドリンクに入っているものは合成物です。合成タイプのものは1.5%の割合で残存物があり、それが体に合わない人がいます。
栄養ドリンクというと、体を元気にするという印象がありますが、どちらかというと、体を「無理やり」元気にしてくれているものですので、そうした強い作用が体に合わない人がいるのです。特にお腹の弱い人、敏感な方は栄養ドリンクを飲む際の副作用に注意してください。栄養ドリンクを飲んだ場合、以下のような副作用が起こる可能性があります。
栄養ドリンクでお腹を下す理由
栄養ドリンクには、肝機能をアップさせるタウリンや、眠気覚まし、興奮作用のあるカフェインが多く含まれています。これらは体に刺激を与えて奮い立たせると共に、刺激物でもありますので、胃を荒らしてしまう可能性もあります。それによって消化機能が低下し、下痢になることもあります。特にお腹を下しやすいという人は、栄養ドリンクの飲み方には気をつけるか、避けた方がいいかもしれません。
栄養ドリンクが吐き気を伴う理由
栄養ドリンクを飲むと、吐き気をもよおすという人もいます。これもカフェインなどの刺激物によるもので、胃の状態が悪いときなどは症状が出やすいようです。また、空腹時の栄養ドリンクの摂取には特に気をつけてください。カフェインは胃を刺激して、胃酸を分泌させる作用があります。そのため空腹時に飲んでしまうと、必要のない胃酸が出てしまって、吐き気や嘔吐が引き起こされることがあるのです。
栄養ドリンクでイライラが止まらなくなる理由
栄養ドリンクの過剰摂取を続けている人は、それを急にやめてしまうことで、イライラすることがあります。これは栄養ドリンクに含まれるカフェインと糖分に原因があると考えられます。
カフェインは世界で最も愛されているドラッグと言われているほど、常習性の高いものです。そして栄養ドリンクにはこのカフェインが非常に多く含まれています。そのためそれを急にやめてしまうと、禁断症状のようなイライラが出てしまいます。
また、常に糖分を過剰気味に摂取していた場合、糖分過剰摂取の状態でもイライラしやすくなります。そして、急に摂取をやめたとしても、血糖値の急激な低下によって、体が不安定になり、やっぱりイライラしてしまいます。
このように、栄養ドリンクは体を元気にしてくれるものですが、必ず自分の体と相談したうえで摂取しましょう。
栄養ドリンクに限らず、胃の調子が悪い状態で「元気になりたい!」と思って何を摂取しても、結果的に逆効果になってしまうことはあり得ます。
元気の秘訣は腸内環境にあり
胃腸が健全に保たれ、腸内環境が整っていると、免疫力も強化され、病気になりにくい身体になります。身体が丈夫になれば、栄養ドリンクに頼る必要もなくなり、胃腸はますます健康になります。
このように、おなかを整えることが、全身の健康に繋がっているのは間違いありません。
腸内環境を改善して、病気を寄せ付けない体づくりをしましょう。腸内環境を整えるのに最適なサプリメントもあります。自分に合った方法で、腸内環境改善に取り組んでみましょう!