下痢の治し方⑭・・記録
下痢が続く、下痢になるなど食事と下痢には因果関係があります。しかし、過敏性腸症候群を根本的に治療する方法は、まだ確立されていません。
とは言え、根治が困難でも、必ず治る方法はあるものです。どうやったら下痢が治るのでしょうか?その一つに、記録という方法があります。
食べた物やその時の下痢の状態、心理状態など記録することは改善の早道になります。
過敏性腸症候群は個人差が大きいので、症状も様々です。他の人にとって良いものでも自分にとっては悪くなる場合があり、また逆に悪いものが自分には当てはまらないことも多くあります。
だから、色々な情報を鵜呑みにせず、自分にとってどれが良いか、悪いかを見極めることが大切です。過敏性腸症候群の方は普段の生活が大切ですので、便の様子や他の症状などをおおよその時間とともに記録しておくと、原因を見つけやすくなります。
生活記録の例
年月日 月 日 天気
上記の例はほんの一例ですが、健康な人でも病気になりそうな生活です。
しかし、下痢が続く方も実際にはこのような生活を続けておられる方もおられます。
睡眠不足は自律神経を乱す為、下痢の原因にもなりえます。
また、珈琲や生野菜、パン食もおなかの弱い方にとって下痢の原因になってきます。ビールなどのアルコール類も下痢の原因になりえます。
生活の記録は自分を客観的に見ることができます。自分の傾向を知り対策を立てて、自分ができることをやってみましょう自分の行動を記録するで、毎回これを食べたら下痢がひどくなるというものも発見でき始めます。そのため、何が自分に合わないのかも見つけやすくなってくるのです。
下痢を改善するためには、生活習慣を正し、バランスのよい食事に改善することは不可欠です。食生活をなかなか改善するのが難しい方は、サプリメント等を上手に利用し下痢の改善を試みましょう。
下痢の原因を改善する腸内環境
私たち人間の身体は本来なら少々の有害な物を食べても健康に保つことが出来ています。腸内環境が正常であれば、例えば食べた物が有害な物であっても腸内で排出してくれます。
腸内では有害なものと有益なものを見分けることが出来るからです。こうした正常な機能を保つには腸内に有益な菌がたくさんいる事が必要なのです。
有益な菌、つまり腸内善玉菌を増やせば腸内は正常な活動を取り戻すことが出来ます。
しかし、腸内環境が乱れると腸内は正常な働きが出来なくなり、様々なものに対処できずに下痢をはじめ病気になってしまいます。
なぜなら、腸内では免疫力の活性、消化吸収、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われているからです。体の免疫細胞の60%以上は腸内にあるんですよ。
また、腸と脳は影響し合っているため、緊張する場面で、急にお腹が痛くなったり、下痢を模様したり、お腹にガスが貯まる等の症状が続いたりします。
これらの方は、腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られています。
下痢が続くと、腸内細菌が減り(特に善玉菌)腸内環境が悪くなります。腸内環境が悪くなると下痢や便秘をしやすくなります。この悪循環が、下痢が長く続く方のサイクルと言われています。
さらに、腸内細菌の状態は、うつ病にも関係する可能性があると言われています。
下痢が続くと気分が落ち込むでしょ!
腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題は解決されやすくなります。
ですから、添加物の多い食べ物は避け、食生活を見直し腸内環境を強化しましょう。腸内環境を整えるサプリメントを上手に利用し、悪循環から抜け出しましょう。
また、必ず良くなると良くなった自分をイメージしていきましょう。
人間の頭にはスーパーコンピューターが内蔵されており、念じるだけで正しく体を動かす機能を持っていると言われています。
おなかの調子が快調になり、自分のやりたい事がどんどんできていくイメージをするだけで、イメージどおりに自己修復機能が働きどんどん改善されていくのですよ。
必ず良くなる、そして、自分のやりたい事、楽しい事がどんどんできると常にイメージして、下痢の改善に取り組みましょう。
間違っても、また今日も下痢だ!下痢の事ばかり考えてしまうなどということは避けましょう。
イメージ通り、今日も下痢になってしまいます。
良くなる!と常にイメージする事が大切ですよ!