下痢の改善にリンゴ

下痢の原因は様々です。これといった下痢の原因がわからない場合、どうしたら下痢の改善ができるのかわからないのが現状ではないでしょうか。そうした下痢の改善策の一つにリンゴがあります。

リンゴは昔から身体によいとされていますが、なぜ下痢の改善に良いのでしょうか。ご一緒に考えてみましょう。

リンゴが体に良いと言われている秘密

昔から「リンゴが赤くなると、医者が青くなる」という諺があります。多くの人は聞いたことがあるのではないでしょうか。

この諺にはいろいろと諸説がありますが、元々はヨーロッパの諺で、リンゴは世界中で体に良い栄養が含まれていることで知られています。すりおろしたリンゴは口当たりがよくて、風邪をひいて食欲がない、熱がある、下痢をしている時などには最適なようです。

実際にリンゴを毎日食べる人ではガン、高血圧、脳血管疾患、心臓病などの病気が少ないという研究が報告されています。リンゴは、生のリンゴ、焼リンゴ、パイの上のスライスされたリンゴ、リンゴジュースなど、果物の中でも特に多くの食品形態がありますが、できれば、生のリンゴを食べるのが望ましいようです。

リンゴには特筆してビタミン類などが多く含まれている訳ではないのですが、リンゴならではの栄養素が含まれており、それが、「リンゴが下痢の改善に良い」と言われている秘密のようです。では実際にどんな栄養素を含んでいるのでしょうか。

下痢にも良いとされるリンゴの栄養素

下痢改善を目指す方は一日に1個のリンゴを食べるのが理想的です。リンゴには様々な栄養素たくさんあります。今回はペクチンをはじめ、リンゴ特有の栄養素の働きが下痢の改善にどのように役立っているのか、簡単に見てみましょう。

●ペクチン

リンゴには水溶性食物せんいの一種であるペクチンが含まれています。ドロドロ、ヌルヌルとした粘性と、保水性が高いのが特徴です。下痢の時に摂取すると、腸内の水分を吸収して便のかさを増して、便を硬めて排泄してくれます。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を増やし、腸内環境を改善してくれる働きもあります。

また、糖分の吸収速度をゆるやかにするので、食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。さらに、脂肪の吸収を抑えたり、血中コレステロール値を減少させる働きもあります。

●プロシアニジン

リンゴには様々なポリフェノールが含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用、老化を促進させる活性酸素の抑制、生活習慣(動脈硬化など)によって生じる様々な不調のケアなどに役立つと言われ、その種類は数千にもなります。

リンゴのポリフェノールの主成分「プロシアニジン」には特に強い抗酸化作用があることがわかっています。

プロシアニジンは紫外線による肌トラブル対策、抗アレルギー&免疫力、脂質代謝制御(内臓脂肪軽減)、糖代謝制御、育毛(毛髪)といった作用があるという研究結果が発表されています。今、健康・美容業界から注目されている成分です。

しかし、プロシアニジンは熱に弱い栄養素ですので、プロシアニジンを効率良く摂取したい時には、加熱せずに生のままのリンゴを食べることをおすすめします。グリーンスムージ―をつくって食べるのもいいでしょう。下痢の方は口に含みながらゆっくりと飲みましょう。

●リンゴ酸

リンゴ酸はリンゴから発見されたことからその名がついている栄養素です。リンゴ酸には疲労の原因となる乳酸を分解する働きがあります。下痢の時には疲れやすくなっていますので、下痢改善にお勧めしたい果物です。

また、リンゴ酸は鉄を吸収しやすくする働きがありますので、貧血を予防する効果が期待できます。
貧血になると、酸素をうまく体の中に取り入れることができなくて、内臓が酸欠状態になってしまいます。こうなると胃腸の働きが悪くなり消化不良となって、下痢になりやすくなります。やはり、下痢改善には最適な果物のようです。

●クエン酸

リンゴにはリンゴ酸同様にクエン酸も含んでいます。クエン酸はエネルギー代謝を活発にします。クエン酸は、体内でも合成できる成分ですが、食べ物からも摂っておかなければ、エネルギー産生の働きが鈍るといわれています。

疲れた時に酸っぱい食べ物が欲しくなったり、運動の時にはちみつレモンが良いと言われたりしているのは、クエン酸の働きが理由だといわれています。

クエン酸を食べ物から摂取すると、乳酸という疲労物質を分解してくれます。下痢で体力が弱り、疲れやすくなっている時など、クエン酸が豊富なリンゴを摂って、疲れのもとを吹き飛ばしましょう。

また、ミネラルの吸収を助けることも、クエン酸の大切な働きのひとつです。鉄分やカルシウムといったミネラルは、健康に欠かせませんが、食べ物から摂取しても体内に吸収されにくいという特徴があります。

クエン酸が多い食品を摂ると、腸内は弱酸性になるといわれています。腸内が弱酸性になれば、カルシウムなどのミネラルは溶けやすくなり、体内への吸収が良くなるのです。

下痢の方は栄養不足に陥りやすくなっていますので、少しの栄養でも効率よく吸収できるようになるためにも積極的にリンゴを毎日食べましょう。下痢の改善には大いに助けになります。

リンゴを保存する際の注意点

下痢改善のために、リンゴを一日1個を食べることを目標にするとリンゴをまとめ買いして保存しなければなりません。そのために、リンゴを保存する際にはリンゴをポリ袋などに入れて、冷蔵庫で保管するようにしましょう。

なぜならば、リンゴは乾燥して水分が失われてしまうと、美味しさが落ちてしまうと言われているためです。ポリ袋に入れておけば、乾燥を防ぐことができます。

また、もう一つポリ袋に入れる理由としてリンゴがエチレンガスを放出していることが挙げられます。リンゴが放出しているエチレンガスは他の野菜や果物の熟成を早めてしまいます。
そのため、ポリ袋に入れて保存して、他の野菜や果物に影響が出ないようにしましょう。

リンゴは朝食べるのが効果的

下痢改善のためには朝食は無理をせず摂りましょう。昔から、「朝のリンゴは金、昼は銀、夜は銅」と言われています。これはイギリスで古くから伝わる諺で、同じリンゴでも食べる時間帯が重要だということを表しています。それでは、なぜリンゴは朝食べるのが「金」なのでしょうでか。

その理由は、リンゴの栄養素にあります。リンゴだけでなく他の果物にもたっぷり含まれる糖分の一種、果糖・ブドウ糖はどちらも体への吸収が早く、すぐに体や脳を動かすエネルギーとなります。

眠った体を起こし、スムーズに活動させるのに最適です。また、生のリンゴに含まれる酵素は、朝に摂ることで体の代謝をアップ&消化促進効果もあります。逆に活動力の少ない夜に食べると、エネルギーになりやすい分、脂肪になりやすいのです。

ですから、リンゴは「朝」ごはん時が最も効果的ですが、活動量の多い時間帯の「おやつ」に食べるのも良さそうです。また、日本のリンゴは大きいので半分くらいが適量とも言われています。

まとめ

「リンゴが赤くなると、医者が青くなる」といった言葉があるように、その栄養価は高く評価されています。まず、定期的にリンゴを食べると腸内細菌によい変化が起き、下痢の改善になります。

また、リンゴとその栄養成分は、総コレステロールとLDLの低下を助けるほか、リンゴを多く食べると脳卒中や高血圧、多くの心疾患リスク要因を減らせます。こうしたリンゴの定期的な摂取が健康によいことを示すエビデンスは数多く存在しています。

下痢を改善するために積極的にリンゴを毎朝食べてみましょう。生で食べたほうが効果的です。下痢がひどい時にはすりおろして食べましょう。

下痢改善のためには規則正しく日常生活を送り、下痢に良いと言われるものを食しながら下痢改善を目指しましょう。特に腸内環境を整えることは最も重要です。

下痢がひどい時には病院へ行ってみましょう。単なる下痢でなく、深刻な病気がある場合があります。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。下痢の方は胃腸の弱い方が多いようです。下痢の改善にはズバリ、腸内環境をまず整えることで下痢改善が早まります。

なぜなら腸内活動が正常化されるからです。腸内が正常な活動ができれば、腸内での水分吸収もスムーズに行われ、自律神経のバランスも安定してきます。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。

 

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