下痢の原因は様々です。急性の下痢は下痢の原因ははっきりと分かるものが多いのですが、慢性的な下痢の原因は解明が難しく、体質や食事、生活環境などによるものが多いようです。
下痢の原因はらっきょうの食べ過ぎ
例えば嗜好品を例にとってみましょう。梅干しとらっきょうは、昔からどの家でも常備薬にもなる副菜としてつけていますね。
これらは民間療法として様々な効能・効果があり、身体に良いものとして多くの家庭では常食されていると思います。今回はどうしてらっきょうが下痢になるのかそのことについてお話ししましょう。
🔷らっきょうとは
らっきょうはもともと平安時代に中国から漢方薬として入ってきました。らっきょうは、玉ねぎやにんにくと同じユリ科の植物です。
意外にも、らっきょうは、糖質が多少めだつ程度で、ビタミンやミネラルなどわずかしか含まれていなく、 栄養学的にはらっきょうはさほど価値がありません。
しかし、にんにくやネギにもある独特の刺激臭の元である「硫化アリル」が薬効成分として働きます。 また、らっきょうの細胞が破壊されるときに「アリシン」という成分が作られ、ビタミンB1を活性化し病原菌に対する殺菌効果を高めます。
ビタミンB1の吸収を高めますので、豚肉などのビタミB1の多い食材と組合せの料理がお薦めです。
★らっきょうの効能・効果
・整腸作用
下痢 抗菌性物質やビタミンB1により腸を整える ・循環器系の機能を正常化(特に心臓性嘆息)
体内の新陳代謝を促進するビタミンB1の吸収を通常の7倍にも高め、血液を浄化して血行をよくしに効果的です。
・冷えによる腹痛や下痢、生理痛、のぼせ 保温作用
他にも慢性腸炎、風邪による咳や痰、狭心症などの胸の痛み、消化不良による胃のもたれ、神経の高ぶりによる不眠やイライラ、梅雨期の神経痛による痛みなどにも効果があります。 ・高い抗ガン作用 ・骨粗しょう症予防
カルシウムの吸収を促進
・動脈硬化の予防
アリシンが血液をサラサラ
🔷下痢の原因はらっきょうの食べ過ぎ
らっきょうは1日何粒がよいのでしょうか?
らっきょうに多く含まれるアリシンは殺菌効果が強く、胃の中の悪玉菌を殺してくれる有益な物質ですが、胃の粘膜を荒らして腹痛を引き起こし、下痢の原因になることもあります。 甘酢漬けを1日4粒~5粒前後を、毎日継続して食べるのが良いと思います。 それで十分に身体に必要な量を摂取できます。 朝食、夕食後に二粒の甘酢漬けで口の中をサッパリさせるという習慣だと調度良いのではないでしょうか。
1日4粒程度だったら整腸作用のあるらっきょうでも、 一度に食べ過ぎると、アリシンが胃だけでなく喉や食道、腸を荒らして、胸焼けや下痢を引き起こすことになります。 加えて、栄養のバランスが崩れてしまい、 逆に便秘に繋がることもります。 また、にんにくほどではないですが口臭やおならの臭いが気になる場合もあります。また、らっきょうは野菜の中で最も 食物繊維を多く含んでいます。
その量、なんとキャベツの50倍にも上るため、 野菜の中ではダントツの量なのです。ですから、少量食べるには腸内環境を整える働きは抜群で、便秘解消にも役立ちます。 しかし、さつまいもや豆類と同じように食物せんいが豊富なので、胃で消化しきれず腸まで行くので、腹痛やガスが溜まりやすくおならの原因にもなりやすくなります。 らっきょう 食べ過ぎ らっきょうが食卓に並んでいると、ついつい手が伸びてしまいます。
カレーライスなどの付け合せにも欠かせないという人も多いことでしょう。もともと胃腸が弱い人は、食べ過ぎにはとくに注意しましょう。
普通の人でも体調などによっては、下痢になることもあるようですので食べる量はその日の体調によって調節しましょう。
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