下痢の原因は遅延型アレルギーをはじめ原因は様々で、ストレスや食中毒による細菌性による下痢の原因、あるいは風邪などウイルスによる下痢の原因など、本当に下痢の原因となるものが巷に溢れています。
これから先、下痢の原因となるものがどんどん増え続く事に危惧されます。
また近年、食物アレルギーが何かと話題になるようになりました。一昔前に比べると、そのアレルギー原因物質の種類の多さに驚かされます。
食物アレルギーの患者さんは増加の一途をたどり、その多くが乳児期に発生するため、摂取する食品が制限され、お悩みのお母さんも多いと思います。
年令が進むにつれて次第に食物アレルギーは軽快することが多いのですが、それまでは、食事に気をつけなくてはいけません。
下痢の原因は遅延型アレルギーかも!?
大人になって発生するアレルギーは下痢だけではありません。
しかし、これらは大人になってから突然発症する人もいます。小麦と大豆アレルギーの人、カニアレルギーの人。パイナップルに反応するようになったという人、様々です。
アレルギーの反応というとじんましんとか、発熱、気道の腫れ、呼吸困難などひどいものは死に至る恐ろしいものですが、下痢や嘔吐といった症状もアレルギー症状として見受けられます。
40年も下痢が続いて悩んでいたAさんの実例
下痢とじんましんに40年以上悩んでいたAさん。小さいころから緊張したりすると、電車から降りなければならないほどガマンができない下痢に悩んできたそうです。
ご両親がお医者さんだったため、過敏性腸症候群だねと言われていたそう。大人になるとじんましんも加わり、疲れたときにお風呂に入るとあったまった瞬間じんましんの症状が出て、続く下痢とじんましんにいつも悩まされていました。
それが6年くらい前に「遅延型アレルギー」検査の存在をインターネットで知り、悩んでいる症状と同じことが書いてあったので、遅延型アレルギーの検査に、即時型もあわせて検査を行ったところ、96項目のうち卵・牛乳などの乳製品・生姜・パイナップルの遅延型アレルギー(IgG)があるとわかったそうです。
アレルギーといったら摂取すると即症状が出るものだと思っていませんか?遅延型とは、摂取してすぐには反応の出ない、数時間から数日後になってじわじわ出てくる反応のこと。
強く反応を示したのは、どれも好きでAさんがよく食べていた食品ばかりでした。
自分が卵、乳製品、生姜、パイナップルのアレルギーだとわかってから1ヶ月間は、それらの食品を「0」にしようと完全に絶ってみたそうです。
しかし、かなりの厳しい制限が響いて「頭がおかしくなりそう」になりました。「パフェが食べたい。チョコレートが食べたい…」という欲求が頭から消えなくなり、このままでは逆に不健康だと、やめていたものをちょっと食べてみたそうです。
しかし、下痢もじんましんも出なかった。遅延型のアレルギーは量と頻度で症状コントロールできるのがわかったそうです。
自分で食べものをコントロールする
「0」ではないけど量を減らして1年ほど経過した後、Aさんは再び検査をします。結果は牛乳のアレルギー反応が下がっていたそうです。 摂取を控えることでアレルギー反応も変化するのか!とテンションあがったのですが、「下がる人と下がらない人がいる」そうで、アレルギー反応が弱くなる人もいれば変わらず高い反応を示す人もいるそう。 アレルギー反応のあった食品は、いまでも「控えている」けれど、でも花粉症のひどい時期はほかのアレルギー症状も出やすく食物アレルギーも反応しやすいので、「今は体調悪いんだな」と「パイナップルを控えよう、生姜控えよう」と、自分でコントロールしているそうです。
早めのアプローチは下痢を改善する
下痢に対してこうした早めのアプローチが出来るのは良いことです。原因がはっきりしているとそれだけで安心感にも繋がります。
また、野菜は身体にいいといいますが、野菜を大量に食べているベジタリアンの人で野菜に反応して下痢になっている人もいるようです。
こうした遅延型のアレルギー検査をしてくれるところは、それほど多くはないようですが、原因のわからない下痢でお悩みの方の場合、一度きちんとした機関でアレルギーがないかどうか調べてもらうのはおすすめです。
もし何かが高反応でも結果をみてコントロールすれば大丈夫かもしれませんし、なにより一生間違った下痢対策で全く効果があがらないことをやっていたのでは、時間もお金ももったいないです
。
アレルギーや様々な病気は腸内環境が整えば改善されます。下痢が続いている方も腸内環境が整ってくると不思議なほど快調に回復します。
腸内の善玉菌が数が多ければ多い程腸内は整い、下痢が改善されます。腸内善玉菌を増やすサプリメントがありますので、上手に利用してみましょう。