便の状態と共に、便の「色」も、健康状態や感染の可能性を知るためには大変重要な情報になります。
①緑の軟便が続く場合 ②緑の正常な便の場合 ③緑の下痢便が続く場合 ④病気が疑われる緑の便 ⑤赤ちゃんの緑の便 ⑥緑の便が出たら…まとめ
下痢で緑色の便が出たら
さて、便は基本的に「茶色」ですが、やはり食べ物によって黒味がかったり、色が薄く黄色に近かったり、消化しきれずに食べ物の色素がかなりはっきり見える場合もあります。便の色は毎日微妙に違って当然なのです。
下痢で緑の便が出たらその①
緑の軟便が続くなら
消化不良が原因で腸の機能が低下しているサインです。
暴飲暴食や刺激の強い物の食べすぎ、飲み過ぎなどは、腸の機能の低下をもたらし、消化不良を引き起こします。下痢や軟便にくわえ、緑色の便が出る場合は、毎日の食事に気をつけましょう。
消化不良は腸内の機能が低下するため、悪玉菌が増えやすくなり、下痢が続くなどの悪循環をもたらします。
解決策としては、納豆菌などのサプリメントを利用すると消化力が高まり腸の機能も高まります。自分の体の状態にあったサプリメントなどを上手に利用して腸内環境を整えましょう。
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下痢で緑の便が出たらその②
便は正常なのに緑っぽい便が出る
また、便の硬さは正常なのに緑の便が続く際には、葉緑素が多いサプリメントを毎日摂っていないか?
緑黄色野菜を前の日の夜に食べてないか等を考えてみましょう。
葉緑素(クロロフィル)が多く含まれる食べ物を食べると、便の色が緑っぽくなります。
この場合は、あまり心配することはありません。
下痢で緑の便が出たらその③
緑の便は大人でも消化不良によって起こる場合が多々ありますが、赤ちゃんの場合はよくある現象です。赤ちゃんと同じような理由で緑になることもありますが、下痢も起こしている場合には、腸の働きが弱くなっている可能性があります。
小腸や大腸の働きが鈍くなっていて、胆汁が大腸で再吸収されないと、 酸化が進み、うんちが緑色になることがあります。
暴飲暴食や刺激の強い食べ物の食べ過ぎなどで小腸や大腸が炎症を起こすと、胆汁が大腸から吸収されにくくなり、酸化して緑色のうんちになることがあるのです。
そんな時にも納豆菌のサプリメントはおすすめです。善玉菌を増やし腸内環境を良く腸の働きを正常にしてあげましょう。
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下痢で緑の便が出たらその④
病気が疑われる緑の便のとは?
一過性であれば問題はありませんが、緑の便が長く続くようであれば「黄疸」の可能性もあります。黄疸は顔や体が黄色っぽくなることで気づくことができますが、便は緑色になります。下痢も、黄疸の際のひとつの症状と考えられています。
黄疸は先ほどご紹介した「ビリルビン」が体内で増えすぎてしまうことで発生します。この場合、肝臓などの臓器に何かしらの病気が発生している可能性が高く、いち早くの受診が必要です。
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下痢で緑の便が出たらその⑤
赤ちゃんにありがちな緑の便
赤ちゃんの便の場合は特にその傾向が強く、硬い繊維(とうもろこしやトマトの皮、にんじんなど)がそのままの色で出てくることもあります。白いつぶつぶが混じるのは、母乳の脂肪分です。
赤ちゃんの便が緑色だったとき、お母さんはその見かけに驚かれるかもしれません。でも、赤ちゃんの場合の緑色便はそれほど珍しいものではありません。また、健康に異常があるわけでもありません。
便が緑色になるのは、肝臓から分泌される胆汁色素が原因です。胆汁色素「ビリルビン」は、便を便らしい黄色っぽい色にする作用がありますが、ビリルビンは長い間空気に触れていると酸化し、緑色になります。
腸の中に長く留まっていた便に含まれるビリルビンは、腸の中の空気(ガス)に触れていると酸化し、緑になることがあるのです。
また、ビリルビンが混じった便がオムツの中で空気に触れて緑に変色することもあります。(酸化したビリルビンは「ビリベルジン」という物質に変わっています。)
腸内は基本的には酸性になっているのですが、この酸度は腸内環境の状態によってアルカリ性に近づくこともあります。これによっても便は緑になることがあり、決して緑の便=不健康というわけではないのです。
普段からご自身やお子さんの便の色を確認するようにしましょう。お子さんも最初は面白おかしく言うかもしれませんが、重要さをきちんと伝え、日々確認してあげるようにすると、便も日によって違うのだと「興味」が沸いてきます。
異常があればきちんと伝えてくれるようになるでしょう。
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下痢で緑の便が出たらその⑥
まとめ..緑の便が続く場合
大人の場合、緑の便が続く際には、一度病院に行って受診してみましょう。
消化不良による緑の便の場合、善玉菌サプリメントを利用して、消化力を高め腸内環境を整えましょう。
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