下痢の原因は様々ですが、カップラーメンやカップ焼きそばなどインスタント食品を食べると、なぜか決まって下痢をしてしまう人がいるようです。その原因は何でしょうか?
カップ麺が下痢の原因?
その原因は、粗悪な油、古くなったため酸化した油だったり、塩分や摂取量などによる原因もありますが、その原因以外にめん類は「かんすい」という添加物を使用していますのでそれが下痢の原因になることがあります。
かん水は、中華麺やワンタンの皮などに食品添加物として加えるアルカリ塩水溶液です。かんすいは、ラーメンの麺にとって欠かす事の出来ない副原料です。
このかんすいのお蔭でラーメン独特のコシと風味、スープとの絶妙なバランスが生まれてくるのです。普通の水で打つとうどんのようになってしまいます。うどんは白色で、中華めんは黄色ですが、これは卵が入っているのではなく、かん水によるものです。
かんすいは、昔は粗悪品(高アルカリ性のもの)が出回り、その腐食性から発がん性や嘔吐や下痢などを引き起こすといわれました。現在では食品販売法で成分が制限されていますので、胃荒れや下痢など毒性上の心配はありません。
しかし「かんすい」は、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムなどの強いアルカリ性をしめす物質が主原料ですから、多量に摂取した場合、腐食性がある為、おなかの弱い人は吐いたり、下痢などすることがあります。
中華麺は固めに茹で上げるのが美味しいですが、固めにゆでるということは生に近い状態ですので、アルカリ成分が残ってしまいます。
ですから、おなかの弱い人は下痢になることがあります。お腹の弱い人はしっかり茹で上がった柔らか麺で食べましょう。
カップラーメンは、麺を茹でたお湯を捨てずにそのまま食べるので、アルカリ成分も一緒に食べてしまいます。
ですから、おなかの弱い方は下痢の原因となります。
カップ焼きそばの場合はお湯を捨てますが、その後は麺だけ食べるので、濃度が薄まらないのかもしれません。ラーメンは決して汁まで飲まないようにしましょう。
体質や体調によっては、下痢の原因となりますので、古いものや粗悪なカップめん(外国製のカップめん?等)は避けましょう。現在では添加物を使用していない麺などがありますので、おなかの弱い人は無添加・無かんすいの麺を利用しましょう。
現代の若者はお母さんのおなかの中にいるときから、添加物や農薬の被害を受けています。そして、生まれた時から自分で知らずに平気で食べています。
ですから知らず知らずのうちに体には悪いものがどんどん入り込んでしまい、腸内環境も悪化の一途をたどると共に、体は弱体化してしまっているのです。
若者に腸のトラブルを抱えている人が多いのもこのためです。
健康はすべて食べることから始まります。そして食べたものを腸がどのようにすることができるかが健康の要です。
下痢の改善に良いもの、下痢になるものを避ける食事をしましょう。さらに、腸内環境を整えるのに必要なサプリメントを利用すると、下痢改善は早くなります。
悪いものは素早く出す!実は下痢って健康である証明
人が口から取り入れた食べ物など様々な成分を、最終的に体内に取り込むかどうか、決めているのはおなかです。身体に悪いものが入ってきたら、外へ素早く送り出す。この現象が激しくなると、下痢といった症状となります。これは実は大事な体の防御機構です。カップ麺を食べると、きまって下痢をする人というのは、それだけおなかが敏感であり、一生懸命体を守ろうとしているともいえます。
ではカップ麺を食べても下痢をしない人は、おなかが怠けているのでしょうか。いいえ。そうした人のおなかは、消化力がとても高いのです。腸内環境が整っているおなかというのは、少しくらい悪いものを食べたとしても、びくともしません。これは消化力に優れた腸内細菌がしっかり活躍しているからです。
おなかのために、カップ麺を諦めるという選択肢もひとつですが、消化力に優れた腸内細菌を積極的に取り入れ、おなかを育てていく、という選択肢もあります。
最近では腸活という言葉で知られていますが、おなかを育てるのにおすすめなのは善玉菌です。手ごろな価格で手に入る乳酸菌や納豆菌のサプリメントも豊富にあります。
腸内環境がしっかり整えば、カップ麺を食べても下痢にならない快適な日々が待っています。