日常に潜む下痢の原因 ~加工食品との上手な付き合い方~

原因不明の下痢が続く、下痢がなかなか治らないなど、病院にかかっても慢性的な下痢に悩む方というのは多いようです。

下痢が続いている方は、腸内が非常に敏感になっていますので、体に良くないものを食べたり、飲んだりするとそれが刺激となって簡単に下痢が起こります。

私達は毎日食べるもので健康を維持する事が出来ますが、逆に食べ物でどんどん不健康になっていく場合もあります。

しかもそれが健康を害すると知っても、美味しかったり、心地良かったりすると「少しぐらいなら大丈夫では?」と思いはじめ、簡単には止められないものです。

例えば、揚げ物、ケーキなど油分が多い食べ物は、消化吸収の際、消化器官にとても負担がかかるため、健康的とは言い難い食べ物です。腸の敏感な方は、消化器官の負担が大きくなるため、積極的に摂らない方が良い食べ物です。

中には美味しさや得られる満足感より、むしろ害の方が大きいと知らずに食べているものがあります。

下痢の原因に加工食品の添加物

加工食品のロースハムを例に挙げてみましょう。

スーパーで売られているハム製品はどこか、水っぽい、肉の旨みが足りないなどと感じられることはないでしょうか。

肉そのものの味というよりも、よく作られたうま味調味料の味、とでもいったらいいでしょうか。ハム製品の裏側をよく見てみましょう。卵、大豆などが材料に添加されていて、それにアミノ酸などの調味料で味付けされているのがわかります。

もちろん自然の旨みを残し、添加物を一切使わないハムもたくさんあります。

実は、卵や大豆が含まれているハムは、この大豆や卵のタンパク質を肉の中に注入して、豚肉のかさ増しをしています。

 

ですが、そうなってくると全体に対して豚肉が占める割合が少なくなるため、肉本来の味が落ちます。そこでL-グルタミン酸ナトリウム(味の素など)でうま味が感じられるように味付けが施されています。更にハムらしいピンク色を保つために、発色剤亜硝酸ナトリウムが添加されています。

この亜硝酸ナトリウムには注意が必要です。亜硝酸ナトリウムは毒性が強く、ハムに一定量以上含まれると、中毒を起こす可能性がありますので添加量が厳しく制限されています。

 

下痢が続くなど腸が非常に敏感になっている方は、このような添加物の食品を、意識せずに摂っていることが原因の一つとなっていることがあります。

食品の添加物は必ず記載義務がありますので、自分で確かめて商品を購入することが出来ます。できるだけ添加物の少ないものを選んで食する習慣を身につけましょう。

 

健康の源は腸内環境

食事は毎日欠かすことができません。この小さな毎日の積み重ねが、私たちの身体を作りあげ、同時に健康を守っているのです。食事はその内容によって、身体を丈夫にもしますし、逆に病気も作り出します。

いずれにしても、腸内環境がよくなければ、食べ物の力の恩恵を受けることはできません。腸内環境がよければ、たとえ悪いものを食べたとしても、腸内善玉菌が排出してくれますし、また腸自体が健康であれば体に害になるようなものは吸収しないようになります。

腸内環境をしっかり整え、下痢を改善し、内側から腸を健康に保ちましょう。

腸の健康を決めているのは何と言っても腸内環境と、それを構成する腸内細菌です。特に乳酸菌をはじめとする腸内善玉菌は、食べ物の消化の手助けや身体に有益な物質を産生し、腸内を健やかに保つと知られています。こうした腸内善玉菌は発酵食品から補給することができますが、毎日発酵食品を摂り続けるのは大変です。そこで、発酵食品の代わりにおすすめなのがサプリメントです。良質な善玉菌を安定的に、いつでも補給することができるサプリメントは、毎日の生活リズムを変えることなく、腸内環境を整えてくれる優れものです。ぜひ一度試してみて、お腹からの声を聞いてみてください。