身近な食品添加物・着色料
例えば、黄色4号という着色料は、主に、たくわん、漬物、数の子入り総菜、練ウニ、ドロップ、あめ、和菓子、かき氷シロップ、焼き菓子等に使われています。 表示名としては、黄4、黄色4号、食用黄色4号。毒性としては変異原性があり、じんましんを起こす可能性があります。また、ラットやビーグルを使った実験では、下痢や胃炎を起こすことが分かっています。
イギリスのサウサンプトン大学の研究チームが医学専門誌「ランセット」にて発表したところによれば、合成着色料や保存料等の食品添加物は3歳から9歳の子どもの多動症(集中力が低く、落ち着きのないこと)も悪化させるそうです。
着色料は、生活のいたるところで使われています。鮮やかな色はそれだけで食品を新鮮に見せてくれるからです。また、一部の健康食品などでも着色料は利用されています。着色料が添加されている青汁などを常飲していると、便が緑色に変化したりするのですぐわかります。
着色料を避けるために
腸内環境のあまり良くないおなかの弱い方でしたら、このような着色料にも反応し、下痢の原因になる場合がありますので、もし、現在おなかの調子が良くないのであれば、特に食品を選ぶときには表示をよく見て買うようにしましょう。
商品の裏ラベルに関しては、常にチェックする習慣を身につけたいものです。裏ラベルの原材料の欄に記載された原料を見た時に、カタカナのもの、どんな物質か内容がピンとこないものなどは極力さけ、無添加のものを選ぶようにしましょう。
また、下痢になっている方のほとんどは、腸内環境の状態があまり良くありません。これは腸内のバリアが弱っているのと同じことです。そのため、健康な人では害のない食品添加物でも反応し、下痢になってしまう可能性があります。
まずは自分の腸内環境の現状をしっかり把握しましょう。便の臭いがきつい、便の色が黒に近いこげ茶だ、などの場合、腸内で悪玉菌が増えすぎているかもしれません。
そして、もし便の色やにおいがよくないのであれば、改善のために食生活を見直す必要があるでしょう。
下痢にならないおなか作り
腸内環境が良好であれば、人は身体に悪い食べ物や受けたストレスを上手に回避できるようになっています。もちろん、着色料をはじめとする食品添加物を摂取しても、簡単にはおなかを壊しません。
おなかのためには避ける方がいい食品添加物ですが、現代において完全に食品添加物を避けて暮らすことは非常に困難です。であれば、少しでも腸内環境を良好に保ち、食品添加物に敗けないおなかにすることは、健康でいるための必須条件といえます。
腸内環境を整え、良好に保つには乳酸菌をはじめとする良質な腸内善玉菌の存在が不可欠です。また、善玉菌の活躍を手助けする納豆菌のような腸内コントロール菌の存在も心強いでしょう。
これらの菌は食品からバランスよく摂取するのが理想的ですが、腸内環境を変えるほど十分な量というのは、なかなか補給するのが難しいものです。
そこでおすすめしたいのがサプリメントです。最近では各社から腸内善玉菌配合のサプリメントが発売されています。それぞれの会社によって扱っている菌の種類も異なります。種類が違えば合うお腹も違ってきます。ぜひ一度試されて、自分のおなかにぴったり合う善玉菌をみつけてみましょう。