甘い罠・砂糖の摂り過ぎが下痢の原因になる

下痢が続く原因は様々で、最近特に、慢性の下痢に悩む方が急増しています。

下痢の原因は思わぬ場所に!

下痢の原因の一つに身近な調味料が挙げられます。

毎日美味しい料理を食べることは楽しみの一つです。そのためには塩、砂糖、醤油といった調味料が欠かせません。

砂糖にも白砂糖、黒砂糖、和三盆糖・・・ といろいろ種類があることはご存じですか?どうやら、下痢の人と白砂糖、液糖の相性は最も悪いようです。

砂糖は浸透圧を上昇させますので、腸内は浸透圧を低下させようとして、腸管壁から水分を引きだします。これが原因で水分の含有量が多くなり、浸透圧性の下痢になるのです。

おなかが弱い方は特に砂糖の摂り過ぎは絶対に避けましょう。おなかが丈夫な人でも、砂糖の摂り過ぎは健康によくありません。

 

砂糖は栄養を奪う

また、白砂糖は精製過程でビタミンやミネラルなどの微量栄養素を失った酸性食品です。

人間の体は基本的に弱アルカリ性ですので、酸性食品である白砂糖が大量に体内に入ると、中和するために体内のミネラル分が使われます

この時、最も多く消費されるのがカルシウムです。白砂糖には、カルシウムがほとんど含まれていないので、必要なカルシウムが足りていない場合には体内の骨や歯を溶かして供給されます。

さらに白砂糖は、血糖値を急激に上昇・下降させます。低血糖症の原因となり、またその他ミネラル・ビタミン不足を引き起こし、鬱、疲労、眩暈、貧血、頭痛、浮腫、湿疹、脂肪肝、心疾患、呼吸器病、記憶障害といった様々な症状を招いてしまいます。

白砂糖は調理の際に使用するだけではなく、菓子類、シロップ、ジュース、ドレッシングなどにも多量に入っていることを忘れてはいけません。

また砂糖は身体を冷やす食品です。特に冷え性の方、基礎体温を上げたいとお考えの方は、できるだけ砂糖を避けるのがおすすめです。

砂糖だけが悪いのではありませんが、摂り過ぎは本当にあなたの健康を脅かします。砂糖を摂った時にはビタミン・ミネラルも十分に補給するようにしましょう。特に慢性的に下痢が続く方は意識してビタミン・ミネラルなどをバランスよく摂取し、砂糖は摂りすぎないように気を付けましょう。

腸内環境を整えよう

元気の元は胃腸から」と昔から言われています。腸内環境が健康を大きく左右していることを、昔の人々は経験から知っていたのです。

現代では世界中の食材が溢れ、どの食材が日本人の身体に合うのかさえ分からなくなってきています。一つ一つの食材は確かに栄養豊かであったとしても、日本人の体質に果たして合っているかどうかは疑問となることが多いものです。

「身土不二」という言葉がありますが、身土不二とは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。生まれた国以外で採れる食べ物は、身体に合わない可能性が高まります。また、そうした体に合わない食品は、身体が早く外に出そうとして下痢を引き起こします。

食べたものは最終的に腸内で処理されますので、腸内が正常な働きをすれば下痢にも病気にも勝てる体になります。世の中には何を食べても下痢にならない人がいます。そういう人は腸内環境が非常に整っている人です。腸内環境を強化すると、下痢の改善は早くなります。食べ物に注意することも大切ですが、腸内を正常に整えてくれる善玉菌もきちんと補給しましょう。毎日便として排泄されている善玉菌は、その分毎日の補給が欠かせません

善玉菌の効率的な補給には、サプリメントを上手に利用しましょう。下痢の改善が一段と速くなることが期待できます。