ウインナーで下痢になる

下痢の原因・ウインナーで下痢になる

現代は様々な食材が溢れています。しかもそれらの食材が体に良い物ばかりではありせん。

時には食べることで害を被ることがあるのです。

例えば、ウインナーは殆どの人が好きな食材です。

しかし、おなかの弱い方がウインナーを食べると下痢を起こすということがあります。

なぜでしょうか?

その理由を探ってみたいと思います。


目次
・下痢の原因となるウインナー
下痢の原因となる成分①豚肉  下痢の原因となる成分②豚脂肪  下痢の原因となる成分③リン酸塩  下痢の原因となる成分④PH調整剤    下痢の原因となる成分⑤発色剤

・下痢の改善は3か月あれば大丈夫
・腸内環境を整えよう

下痢の原因となるウインナー

某メーカーの特撰あらびきグルメポークウインナーの原材料から見てみましょう。

原材料:豚肉、豚脂肪、食塩、糖類(砂糖、水あめ、ぶどう糖)、香辛料、酵母エキス/リン酸塩(Na)、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンC)、PH調整剤、発色剤(亜硝酸Na)、(一部に牛肉・豚肉を含む)

この中で下痢なるなど健康被害を齎す成分は、豚肉、豚脂肪、リン酸塩、PH調整剤、発色剤(亜硝酸ナトリウム)などです。

それぞれの成分から見てみましょう。

目次へ

①豚肉:下痢になりやすいのは肉の消化に時間がかかる

ポークウインナーは豚肉をミンチ状にした肉を羊腸につめたものです。

ミンチ状になっているから、普通の肉の塊のものよりも、消化しやすいと思う方もいるかと思います。

ですが、ミンチ状にされて細かくなっていたとしても、肉は消化するのに時間と負担がかかるものなのです。

食べ物の種類で消化にかかる時間は異なります。

果物は約40分、野菜は約2時間、ご飯などの炭水化物は約8時間、お肉は約12~24時間かかります。

お肉を食べると胃がもたれるのは、通常約3~5時間の消化活動で済むところ、3倍以上の時間がかかるからです。

ですから消化不良を起こしやすく、下痢になる可能性が高いのです。
目次へ

②豚脂肪:下痢になりやすいのは消化に時間がかかる

ウインナーに含まれている脂肪分は、動物性油脂で、肉と同じく消化しづらいものです。

タンパク質や糖質などは唾液や胃液で消化することができますが、脂肪は胃を通り越して、小腸の一部である十二指腸でやっと消化・分解をスタートすることができます。

しかも分解された成分が腸を通して体内に吸収されていくのにも、他の栄養素より長い時間がかかってしまうのです。

そのため、油脂の多い食事は消化しにくく身体への負担も大きくなってしまうというわけです。

それでも無事に消化しきることができれば問題ないのですが、油脂分を取りすぎてしまうと消化が追い付かず、脂肪分が正しく分解されないまま腸まで流れて行ってしまうことがあります。

その消化しきれなかった脂肪分が、腸を刺激してぜん動運動を活発化させ、下痢を引き起こすということになるのです。

特に日本人の身体はもともと欧米人に比べて油ものを食べる機会が少なかったため、脂肪の消化機能が強いとは言えません。

したがって、油脂分を摂り過ぎが原因の下痢になりやすい傾向があるのです。

また、普段は問題なくても、体調が悪かったりして消化機能が落ちていると、油脂ものを上手に消化できなくなってしまいます。
目次へ

③リン酸塩:日常的に過剰摂取気味なので危険

リンは、もともと私たちの体内にも、多く存在しており、骨や歯を形成する、重要な物質のため、不足してはいけないものですが、過剰摂取は健康被害を齎します。

加工食品の添加物として使用されているリン酸塩は、食感の矯正、増量剤としてや、ビタミンCの分解防止、着色料など色素の変色の防止など、様々な用途で使用されています。

そのため、多岐に渡る食材に使用されています。

ハムやソーセージ、インスタントラーメン、ツナフレークやプロセスチーズ、はんぺんや炭酸飲料水、飲み放題のコーヒーなどにも、増量剤として使用されています。

このように、リン酸塩は、添加物として様々な食品、またリンは自然のもの、魚類や肉類、大豆や乳製品にも含まれています。

ですから日常的にリン酸塩を摂取している可能性があります。

リン酸塩の過剰摂取により、骨密度の低下、腎臓疾患、治療力・免疫力低下、精神異常等、健康への影響も懸念されています。

リン酸塩は、添加物名の記載を義務付けられていないため、リン酸塩が使用されているのか分からないことが多く、リン酸塩を含む食品を全く摂取しないのは、とても難しいかもしれませんが、食品の裏側を見て、様々な食品添加物が含まれている食品を避けることで、リン酸塩を少しでも避けることは可能かと思います。
目次へ

④PH調整剤:腸内環境を悪化させ下痢を招く

PH調整剤とは、加工食品の腐敗防止、変色防止などを行うために食品の酸性度またはアルカリ度を調整するために使われる食品添加物の総称です。

昨今では合成保存料が敬遠されていますので、その代わりとして微生物の抑制効果のあるPH調整剤が使用されているのです。

PH調整剤は複数種類の添加物が使われおり、一括表示が認められているため、また規制もないため、何が使われているか、どのくらい使われているか消費者には一切わかりません。

だから危険なところがあるのです。

PH調整成分は、弱酸性である6~6.5に調整する事で、栄養満点の食品の腐敗を防ぐ代表的な食品添加物として使用されています。

おにぎり、お弁当、お惣菜、サンドイット、パン、冷凍食品、まるでご飯に味噌汁のように、加工食品のほとんどについてくると思ってもらってよいかと思います。

特にサンドイッチのPH調整剤の量は多いようです。
注意しましょう。

しかし、PH調整剤だからすべて危険ということではありませんが、日々の積み重ねで、摂取すると腸内環境のPH値が変化してしまいます。

健康な大人の腸内のPH値はPH5.5~6.0で、黄土色をしています。

PHの値は0に近いほど酸性度が高く、PHの値が14に近いほどアルカリ度は大きいのです。

理想的なPHの値は4.5~ 5.5が理想的な環境です。

コンビニ食品や、レトルト、デパートの惣菜など加工食品の多い食事は腸内のPH値を崩し、腸内環境が悪くなります。

結果、腸が弱くなり下痢などを引き起こしてしまうのです。

腸内のPH値を理想的に保つには下痢の原因となっている腸内細菌の環境を変えてやらなければありません。

つまり悪玉菌を減らす事です。

それには善玉菌を増殖し、腸内善玉菌の働きを強化する納豆菌を摂ると善玉菌が増えやすい環境になります。
目次へ

⑤発色剤(亜硝酸ナトリウム):ガン化させる危険な添加物

発色剤である亜硝酸ナトリウムは時間が経つと、鮮やかな色があせて、黒ずんできてしまい、美味しそうに見えなくなってしまうとの理由から、亜硝酸ナトリウムを使用することが多いようです。

つまり、見た目のきれいさのためにだけ、あえて危険な添加物を使用するのです。

亜硝酸ナトリウムは、毒性が強く、食肉に含まれるアミンという物質と結びついて、ニトロソアミン類という発ガン性物質に変化します。

この添加物の入った食品を摂取し続けると、ガンになる可能性が高まると懸念されています。

一般的にハムやソーセージを毎日大量に食べ続けることはありませんので、ただちに健康に悪影響を及ぼすことはないと思います。

しかし、ソーセージなどだけでなく他の食品にも亜硝酸ナトリウムは添加されていますので、日常的に摂取し、何年・何十年かけて体に蓄積していき、次第に細胞がガン化していくのです。

ガンは腸壁の炎症から始まります。腸壁が炎症すると下痢もなりやすくなります。

徐々に体内に蓄積され、ガンに冒されていく可能性を考えると、亜硝酸ナトリウムは、控えた方が良い食品添加物の1つです。

亜硝酸ナトリウムが入っていないハムやソーセージなども販売されているので、特に、妊婦さんや小さなお子様、おなかの弱い方には、より安全性の高い食品を選ぶようにしましょう。
目次へ

下痢の改善には3ケ月あれば大丈夫

毎日の食事は、人の細胞を3ヶ月で良くも悪くも変化させます。

ですから、逆に3ケ月あれば細胞を元気にすることが出来るのです。

ですから、正しい良い食生活を3ケ月続けて、血液検査を調べてみるとその効果がわかるそうです。

ガンになった時、病院で投薬や治療を始めると、やはり3カ月ごとに詳しい検査をすることが多いということからも細胞のサイクルは3カ月が目安です。そこでいろいろ試していくと、本当に3カ月で細胞は入れ替わっていることが実感できるようです。

その3カ月間で、自分が何を食べたかによって細胞が良くも悪くも変化していくのです。

若いうちは、添加物いっぱいのものを食べても、若い体内がその肉体に異常をきたすことのないように正常に保ってくれます。

しかしそれは、どこかに負荷がかかっています。体のどこかに有害なものがどんどん蓄積されているのです。

偏食や好きなものばかりのばっか食、コンビニ食、スーパーや地下デパの惣菜を好んで食べている食生活では腸内環境は悪化するばかりです。気づいた時から自分の食生活を見直してみましょう。

野菜中心の和食、発酵食品は日本人の健康的な食生活です。

納豆や乳酸菌食品が苦手な人はサプリメントがあります。

下痢も3ケ月後には改善されている事と思います。改善されたならその腸内環境を維持できるように心がけることが大切です。
目次へ

腸内環境を整えよう

腸は体の中で最も新陳代謝が盛んな臓器です。

腸粘膜の寿命は短く、特に小腸粘膜細胞の寿命は一日がっちり仕事をして、今日中に死んでしまいます。

ですから小腸にはガンが出来ないのです。

このように腸細胞は生まれては死に、死んでは生まれてくることの繰り返しを毎日行っています。しかし、大腸は別です。

大腸は腸内環境が悪いと様々な病気を齎します。

従って腸内環境を整える生活習慣を毎日続けることが病気にならない丈夫な身体になるのです。

生活習慣病の9割は腸から始まると言われています。

実年齢は変えることはできませんが、腸年齢は自分次第でいくらでも変えられます。

腸内環境の改善に年齢制限はありません。

さあ!今日から腸が喜ぶ食生活を心掛けましょう。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用するのも一つの方法です。

自分の元気は病院からもらうものではありません。

自分で作るのです。

あなたの3ケ月後が楽しみです。