5月病・6月病の下痢
下痢の原因は季節にも左右されます。
急激に暖かくなったり、朝晩が冷え込んだり、一日の気温の変化が激しい季節となりました。
この時期は大型連休明けの気の緩みなどから、体調を崩したり、
下痢になったりすることがあります。
そこには5月病、6月病に代表されるような、メンタルの影響があるのをご存知でしょうか?
下痢が続く原因のよくあるものとして、風邪によるものがあります。
風邪をひくと、その症状はのどが痛くなったり、咳や鼻水が出たりするのが一般的です。
これはウイルスがのどや鼻の粘膜について炎症を起こすからです。
下痢になる脳と腸のただならない関係
脳腸相関、という言葉をご存知でしょうか?
これは、生物にとって重要な器官である脳と腸がお互いに密接に影響を及ぼしあっていることを表した言葉です。
例えば多くの動物では、ストレスを感じるとお腹が痛くなり、トイレが近くなったりします。
これは脳で感じたストレスが、神経を通じて腸まで届き、刺激となって腸を動かしています。
逆に、腸に病原菌が感染すると、脳で不安を感じるということも。
下痢になる大きな要因は気持ちが落ち込むこと
大きな休みが終わる五月は、気持ちが緩んで免疫が落ちてしまったり、
先の見通しに不安を感じて、気持ちが不安定になったりする、いわゆる五月病が流行る季節です。
そういった不安定な心が、腸にストレスの刺激を与え、下痢の原因となっていることもあります。
又、.長く苦しい受験勉強から解放され意気揚々と大学に通い始めたの新入学生が、連休が終わるころ何となく無気力になる「5月病」、卒業して会社に入り新人研修を終え配属先で責任を持たされ始めた新社会人が「このままやっていけるのだろうか」と悩んだり元気がなくなったりするのを「6月病」と呼んだりしていますが、共に気持ちが落ち込み不安定な気持ちになり、下痢や便秘になることがあります。
下痢が続くと気持ちも沈みがちになるため、下痢になる→気持ちが沈む→さらにその脳のストレスが腸に影響して下痢になる、という悪循環が出来てしまいます。
脳をコントロールして腸を穏やかに
脳腸相関、いかがでしょうか? これを逆手にとれば、脳をリラックスさせることによって腸をリラックスさせることも出来るということです。
腸は自律神経ですから、自分の意志で動きを制限することは出来ません。
ですが、脳内でいいことをイメージすることは出来ます。
外でおいしい食事を食べている自分や、友人たちと楽しくお茶しているシーンを思い浮かべてみましょう。
楽しく過ごす良いイメージ→お腹もリラックスして、落ち着いていく→
→穏やかな気持ちになる→ますますお腹が落ち着いていく、
という好循環が生まれればしめたもの。
もちろん、辛い風邪や下痢の場合には、医師の診断を仰ぎましょう。
みなさんが、元気に夏を迎えられますように。
腸内環境を強化しよう
昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。生活習慣病の9割りは腸内環境の悪化から始まります。腸内環境を良好にすることが健康の秘訣です。
腸が元気になれば、脳にも影響を及ぼし、脳内ホルモンが分泌されやすくなります。脳内ホルモンの中でも、イライラを抑えてくれる「セロトニン」、快感を得ることができる「ドーパミン」、そして心を落ち着かせてくれる「オキシトシン」の3つです。
腸内環境を良好にするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。下痢の改善は早くなります。