下痢が続く、下痢になる、などの症状は過敏性腸症候群といわれ、多くの原因はストレスと言われています。
下痢の治し方⑫・・・心の回復力を高める方法
ストレスによって心が沈む時どうすれば回復できるのでしょうか。その方法を取り上げてみました。
①心に備えたいボールのような弾力性
ストレスの本当の意味は「歪んでいる状態のこと」とあります。ゴムボールやクッションなどにものをぶつけると表面がギュッとへこみます。この現象が「歪み」つまりストレスなのです。
ボールはものがぶつかると、一度歪んだ後で元にもどる弾力性があります。心も弾力性を維持することが出来ればストレスから回復することが出来ます。
それには状況に応じて心を柔軟に変化できるようにしておくことが大切です。柔軟性を持つためには以下のことを実行してみましょう。
●心の持ち方を切り替える事
●過去にばかりこだわらない事
●完全には誰もできない、いい加減で納得する事
●少しの努力でも自分を褒める事
②話を聞いてくれる友人を持つ
誰でもいやな事が多くなると愚痴を言いたくなるものです。愚痴を話すことは恥ずかしいことではありません。言いたいことを口に出して言えば、それだけでも気持ちがすっきりするものです。
また聞いてくれた人から慰めも得られます。ただしいつも同じ人や同じ愚痴ばかりは言わないようにしましょう。愚痴を聞いた人もストレスになるからです。
③打ち込めることを見つける
ストレスは誰でもあるものですが、それから簡単に抜け出す方法として自分がしたいと思う事を見つけ、実践する事です。興味があることや心地よいと思う事、打ち込めることをしていればその時間だけでもストレスから解放されます。
④時には環境を変えてみよう
環境が変わると気分も変わります。部屋の模様替えや旅行、ちょっとした外出なども効果的です。下痢が心配でトイレが気になる人はあらかじめとトイレの場所を把握してから出かけましょう。
⑤憂さ晴らしは気をつけよう
一時的に気分を紛らわすために、お酒や、衝動買い、激しい運動などには気をつけなければなりません。後になって大きなツケが回ってくることがあるからです。
⑥普段の生活を大切に
仕事が忙しくなったり、イライラしたり、考え事が多くると、いつもしている普段の生活がおろそかになりがちです。掃除、洗濯、料理など日常生活の仕事は、生活の基本ですから手を抜かないようにしましょう。
大変な思いをしているのに毎日のことをするのは大変なことかもしれませんが、家族に貢献した、自分が成し遂げたという、達成感や充実感が生まれてきます。この事はストレスに対する抵抗力を強めることになるのです。
下痢の原因は様々ですが、日々の生活のなかで、下痢体質を改善するためにするべきことはたくさんあります。
複雑な生活を簡素化することでも随分を違ってきます。腸内環境を整えるサプリメントを上手に利用することも下痢解消対策の簡素化の一つです。
下痢の治し方⑬へ続く