下痢の原因・7つの理由

下痢の原因の主な7つの理由

下痢の原因は様々ですが、下痢の主な原因としては、以下のことが考えられます。

下痢が起こる原因その①感染

細菌やウイルス感染(食中毒など)、アレルギーで下痢になる
急性の下痢は、食中毒や細菌・ウイルス感染が原因であることが多く、これらは「感染性急性下痢」と呼ばれ、発熱や腹痛、吐き気、嘔吐などを伴います。夏冬問わず一年中発病します。
細菌は、赤痢やコレラ、サルモネラ、カンピロバクター、ブドウ球菌、腸管出血性大腸菌など、ウイルスはノロウイルスやロタウイルス、風邪のウイルスなどが代表的なげりですが、特に乳幼児や高齢者に多く見られます。

下痢が起こる原因その②腸内環境

腸内環境の悪化で下痢になる
便秘や下痢に悩む人の多くは、悪玉菌が増えて腸内環境が乱れがちです。便がたまる大腸の中には、約100種類、100兆個以上の腸内細菌が存在しています。腸内細菌は、腸の運動を鈍くする悪玉菌と、悪玉菌の侵入や増殖を防ぐ善玉菌、そして悪玉菌と善玉菌の優勢な方に味方する日和見菌の3種類に分類されます。 下痢の症状は悪玉菌が多い時に起こりやすいため、下痢を改善するには、腸内環境を整える発酵食品などを取り入れ、日ごろから善玉菌を増やしておくことが効果的です。

下痢が起こる原因その③女性ホルモン

生理前にホルモンバランスが乱れて下痢になる
生理前に便秘になり、生理がはじまると下痢になる人がいます。その理由として女性ホルモンが大きく影響しています。女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの働きによって生理が起こり、生理前になると、プロゲステロンの分泌が増えます。これが腸の働きを妨げることがあるため、便秘になりやすくなります。 また、生理が始まると、子宮内膜がはがれ、痛みの原因となる物質・プロスタグランジンが生成されます。このプロスタグランジンが、腸の働きを刺激して下痢を引き起こすことがあるのです。

下痢が起こる原因その④食べ過ぎ

飲み過ぎ、食べ過ぎで下痢になる
下痢の原因として最も多いのが、飲みすぎ、食べすぎによる下痢です。暴飲暴食によって腸内に炎症が起き、消化吸収の機能がうまく働かなくなると下痢が起こります。一過性の下痢ですから腸を休めると殆どの下痢は改善します。 疲れがたまっていると消化機能も弱まり、より下痢になりやすくなります。症状が比較的軽度であれば、水分を適度に補い、腸を刺激しないように過ごしていれば数日で治まることがほとんどです。

下痢が起こる原因その⑤ストレス

ストレスで自律神経が乱れると下痢になる
様々なストレスで精神的に緊張状態が続くと、交感神経が過剰に優位になり、腸の動きをコントロールしている自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが乱れ、腸の動きが鈍くなります。その結果、下痢や便秘などの症状が現れます。 腸が正常に働くためには、自律神経のバランスが正常であることが不可欠です。スポーツやカラオケなど、自分なりの気分転換の方法を見つけてストレスを解消することが大切です。

下痢が起こる原因その⑥冷え

おなかの冷えで下痢になる
身体が冷えていると血行が悪くなり、胃腸の働きが低下して便秘や下痢になりやすくなります。自律神経のバランスも乱れてしまうため、冷えに悩む人は意識的に身体を温める工夫が大切です。冷たい飲み物や食べ物を控え、外出の時も腹巻きをするなど生活習慣に気をつけましょう。

下痢が起こる原因その⑦

生活習慣の乱れ
食事の時間や睡眠時間が乱れると腸の働きが悪くなり、下痢を招くことがあります。生活リズムを正すために、まずは自分の生活習慣を見直しましょう。食事の時間や起床時刻は、なるべく規則的になるように意識的に揃えてみましょう。生活習慣の乱れはストレスにもなります。 また、下痢が続く方で、おなかがゴロゴロしたり、痛くなったり、ガスがたまったりする方はFODOMAP食を試してみましょう。
食べてはいけない食材を3週間避けると改善される例が増えています。詳しくはこちら

🔷下痢になった時、市販薬か病院で診察を受けるかの判断

子供は抵抗力が弱く細菌に感染しやすく、大人では下痢にならないようなものを食べても下痢になる場合があります。傷んだものや賞味期限切れのもの、有毒菌がついていた生ものを食べてしまったなど、原因に心当たりがあり、下痢の 症状が軽度な場合は市販の整腸剤を飲ませて様子を見るのも一つの方法です。この時は脱水状態にならないように注意しなければありません。薬を飲ませることが心配な場合は、医師に相談しましょう。 しかし、食中毒が疑われる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。激しい嘔吐や高熱、血便、意識障害や痙攣(けいれん)をともなう下痢は、重大な病気の可能性があります。すぐに病院に行き、医師の診断を受けましょう。いづれにしても幼い子供の健康管理に十分に注しながら育てましょう。

下痢を改善するために腸内環境を強化

主な下痢の原因を挙げましたが、主に腸内環境が悪化することで下痢になります。腸内環境が悪化する原因は善玉菌が減少することが主な理由です。 腸内環境が整い、腸内が正常な働きをすれば、たとえウイルス感染、細菌感染しても軽くて済む場合が殆どです。有害物質が入っても腸内の機能が正常であれば排除してくれるからです。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。慢性的な下痢の改善などには最適なサプリメントです。

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