だらだらと続く下痢、なかなか治らない下痢、治ったかなと思うと再発を繰り返す下痢、あるいは下痢や便秘を繰り返すなどは、一度は検査を受けて、原因をはっきりさせましょう。
下痢の治し方⑦・・・上手な医師のかかり方
●過敏性腸症候群か内臓の病気なのかを区別する
過敏性腸症候群などのように腸の働きが異常になっているためなのか、あるいは小腸、肝臓、膵臓などに原因があるかどうかを調べてもらう事が大切です。
この時下痢を止める対症療法の他、 きちんと原因を調べるなどの検査をしてくれる医者を選びましょう。
内臓に問題のない時は心因性の下痢、過敏性大腸炎が疑われます。また過敏性腸症候群の場合はストレス等が大きな原因となっている病気ですから、話をよく聞いてくれる、信頼のおける医師にかかわることが大切なポイントとなります。
●ドクターショッピングでは治らない
ストレスの影響が主に体の異常として現れる病気を 心身症と呼ばれます。脳と腸は密接に結びついており、脳で感じたことが腸に非常に影響します。
このように腸はストレスに非常に敏感なために、過敏性腸症候群になる人が多いのです。この病気は、原因が心因性のものですから、 即効性のある薬剤や治療法というものはありません。
そのために「少しもよくもならない」という理由で次々に医師をかえる、“ドクターショッピング”する人もいるようです。
といってもこの病気は治らないわけではありません。上手に対処すれば必ず治ります。完治を焦ってはいけません。
自分の体をよく知り症状とうまく折り合いをつけながら、無理のない程度に規律ある生活を送るうちにいつの間にか治ってしまうものです。
食事のバランスや食事時間、睡眠、ストレス回避などを工夫しながら規律ある生活に改善していきましょう。
下痢の原因をなくす腸内環境
私たち人間の身体は本来なら少々の有害な物を食べても健康に保つことが出来ています。腸内環境が正常であれば、例えば食べた物が有害な物であっても一過性の下痢をする等して、体に悪いものは排出してくれます。
腸内では有害なものと有益なものを見分けることが出来るからです。こうした正常な機能を保つには腸内に有益な菌がたくさんいる事が必要なのです。
有益な菌、つまり腸内善玉菌を増やせば腸内は正常な活動を取り戻すことが出来ます。下痢も改善されるのです。腸内善玉菌を増やすのに必要なサプリメントがありますので上手に、賢く利用してみましょう。