下痢の原因は様々です。主に食べ物が下痢の原因となることが殆どですが、時には季節の天候によっても下痢の原因となることがあるのです。
・梅雨の下痢や不調症状 ・梅雨時期の不良の原因 ・下痢にならない為の10の方法 ・下痢を改善するために
下痢の原因は梅雨の時期
例えばこれから本格的に梅雨に入り、天気が崩れると同時に体調が崩れやすくなったり、憂うつな気分になる人がいます。
時には下痢になる人など様々な症状が出ます。なぜそのようなことが起こるのでしょうか?一緒に考えてみましょう。
梅雨時期に起こりやすい不調症状
・体が重くてだるい・・・頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、寝付けない、朝起きられない
・食欲不振・・・消化不良、下痢、便秘、吐き気、むくみ、新陳代謝の低下
・思考、集中力の低下・・・イライラしやすい、ダラダラしがち、焦りや不安感が高まる、気力の低下、性欲の低下
・持病の悪化・・・関節痛、神経痛、古傷が痛む、アレルギー発症など
目次へ
梅雨時期に不調や下痢に陥りやすい理由
①日照時間が少ない
梅雨時期は日照時間が少なく、太陽に当たる時間が少なくなると、心のバランスと整えるセロトニンの量が減少し、精神のバランスが崩れやすくなります。
②ジメジメとした湿度の高さ
湿度が高くなると汗による体温調節がうまくできなくなります。そのため、熱は体にこもったままの状態になり、体に熱がこもると体力をどんどん消耗し、疲れやすくなってしまいます。
また、高湿度下では消化酵素の働きが悪くなることから、食欲不振に陥る人も多いのです。
③気圧の変化
天気が悪い時には低血圧となり体内のヒスタミン量が増加します。ヒスタミン量が増加すると低血圧により体がだるくなります。更に気圧の変化で体はストレスを感じやすくなり、自律神経が乱れます。
④連日の雨による梅雨冷え
梅雨時期のストレス状態が続くと自律神経の乱れにより筋肉が緊張状態となり、筋肉が収縮して血管を圧迫し、血行不良になり体の冷えへと繋がります。
梅雨になると身体が冷えやすくなるのは、低気圧が続くことによって引き起こされる一連の変化からきています。
⑤空調設備などによる体温調整機能の低下
室温を冷やしすぎると血管が収縮し、体調不良や疲労感を呼び起こします。また、気流が直接肌に当たると設定温度より寒く感じたり、不快感を覚えることもあります。就寝時は設定温度を高めにし、風も上向きにすることを心がけましょう。
⑥ハウスダストの増加
じめじめとした日が続くとカビや目に見えないダニやウイルスが発生しやすくなります。こうした微生物の活動が活発になり体調不良につながります。
目次へ
梅雨時に体調を崩さず、下痢にならないための10方法
1.規則正しい生活を心がける
梅雨時期は気分が上がりにくく、何事もおっくうになり、心身のだるさから、ついだらだらと過ごしてしまいます。こうした状態が続くと益々調子は悪くなり、自律神経のバランスは崩れたままとなります。
梅雨時期こそ、決まった時間に寝る、起きる、食事をきちんととる、運動をする、など、規則正しい生活を心掛けましょう。
2.朝夕の入浴でモードを切り替える
寝付きが悪かったり、朝なかなか起きられないなどの症状も自律神経が関わっています。そのバランスを整えるために最も効果的なのは、入浴です。
朝、スッキリしない気分の時は、熱めのシャワーをさっと浴びると、交感神経が活性化して、活発に動き出す手助けをしてくれます。
帰宅後、疲れた身体にはぬるめに沸かした湯船にゆっくり浸かると副交感神経が活性化して、寝苦しい夜も眠りに入りやすくなります。
3.甘い物、塩分、油分に気をつける
規則正しく食事をとるだけではなく、やはり何を体内に摂り入れるのかもとても重要。食事内容では、甘い物や塩分の高いもの、油分の多いものを食べ過ぎると、喉が渇いて水分の摂取量が多くなり、体がむくんだり重だるくなってしまいます。
4.晴れた日は太陽光を浴びる
太陽光を浴びるとセロトニンの分泌量が増し、精神が安定してきます。雨の日の晴れ間を見て積極的に日光浴をしましょう。自然な眠りを誘うメラトニンは朝日を浴びると分泌量が増します。
もし晴れ間が見えない場合でも、インテリアや照明を明るくしてみるなど、明るい気持ちになるアイテムを置くようにしてみましょう。
5.体を冷やさない雨が降ると大気の温度は下がります。そのため、肌寒く感じる「梅雨冷え」が起こりやすくなります。この時期は気圧の変化や気温の変化がありますので、いつでも脱ぎ着できるような薄手の羽織やブランケットを用意しておきましょう。
この時期は湿度が高く、皮膚表面から汗が蒸発しにくいため、体に熱がこもり、熱中症になりやすくなります。
冷たい飲み物が欲しくなりますが、内臓を冷やし、自律神経のバランスを不安定にさせてしまうので、温かいものを摂り入れてあげるようにしましょう。
6.運動をする
低気圧の時は、高気圧の時よりも空気中の酸素が薄くなります。運動不足で血のめぐりが悪くなると、筋肉に栄養や酸素が行き渡りにくくなり、老廃物や発痛物質が溜まってしまいます。適度な運動で梅雨冷えを緩和させ、血流を良くしましょう。
7.呼吸を意識する
深くゆったりとした呼吸を意識すると副交感神経が優位になり、交感神経が刺激されすぎた状態を整えることができます。
逆に、やる気が出ないときは副交感神経が優位になりすぎているため、浅く速い呼吸をすると交感神経を刺激することができます。呼吸法で自律神経を整えましょう。
8.こまめな掃除と除湿を徹底する
梅雨時期からは高温多湿な気候。一年で最もダニやカビが繁殖する季節であるため、ダニやカビなど、ハウスダストのアレルギーを持っている人は、症状の悪化に注意。こまめに掃除をしたり、換気をするなどして、ダニ・カビの繁殖を抑えましょう。
9.胃腸を整える
下痢になりやすい人、胃腸など消化器系の弱い人は気圧の影響を受けやすいと言われています。消化の良い物など胃腸に負担がかからないように、食べ過ぎ、飲み過ぎには注意しましょう。
10.マッサージをする
気圧の変化ならではの、締め付けるような頭痛、首や後頭部の重い痛みに悩まされている方におすすめなのは、肩と頭部を結ぶ首から耳周り、こめかみ、頭頂までと、目の周りを、手の指の腹を使って揉むと、副交感神経を優位にし、偏頭痛や耳鳴り、目眩などに効果的です。
目次へ
下痢を改善するために
腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。梅雨の時期に限らず、身体の不調も胃腸から始まります。
まずは腸内環境をしっかり整えることが、梅雨に時期を乗越え、下痢の改善に大いに役立ちます。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。
目次へ