下痢が続く原因・・・人工甘味料
下痢が続く原因は千差万別です。また下痢の原因も多種多様で、軟便、水下痢、回数などまた心配のない下痢から重篤な下痢まであります。
中でも多くの方が悩まれている下痢は下痢が長く続き、病院で検査してもらっても異常がないなど日常生活に支障をきたしている下痢のようです。
こういう方の下痢の原因の多くは食生活が下痢の原因となっていることが多いようです。食生活が下痢の原因となっている一つとして挙げられるのが人工甘味料です。
人工甘味料は今や我々の生活を支えてくれており、とても便利で世界でも人気を集めています。しかし一方で体に害があるのではないかなどの危険性についても言われています。
ここではまず人工甘味料の種類や下痢をはじめ身体に及ぼす影響など紹介したいと思います。
人工甘味料の種類
今人気を集めている人工甘味料ですが、そもそも人工甘味料とは何なのか紹介していきます。
人工甘味料とは、甘みをつける甘味料を人工的に作ったものの事を言います。
人工甘味料は大きく分けて2種類の分野に分けることができ、それが「合成甘味料」と「糖アルコール」といわれるものです。
合成甘味料は、この世にはない成分を人工的に作り出した甘み成分の事をいい、糖アルコールは自然界に存在する成分を人工的に作り出しているもののことを言います。
日本とアメリカで認可されている合成甘味料は、サッカリン、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウム(以下、アセスルファムK)、ネオテームの5つです。
●サッカリンの特徴と危険性
サッカリンは砂糖の200~700倍の甘みがあり、実質のカロリーはゼロです。人工甘味料の中で古くから使われていました。水に溶けない性質なので加工食品などに良く用いられます。
サッカリンは今でこそ安全に使える食品添加物だと厚生労働省から認定されていますが、1977年ごろには発がん性の危険があると使用を禁止されていました。
正式なアメリカの国家毒性プログラムより安全性が報告されましたが、一度広まってしまった危険性は中々消えず今も伝えられています。でも、アメリカではまだすごい人気があります。
ただ、サッカリンは苦味があるので、次世代の人工甘味料がどんどん使われるようになりました。現在、心配される副作用としては不妊・胃酸過多・緩下作用があげられます。
サッカリンは1日の許容摂取量が1kgにあたり5mgです。緩下作用がありますので摂り過ぎると下痢になる、下痢が続くなどの症状がみられます。
●アステルパームの特徴と危険性
アスパルテームは砂糖の160~220倍の甘みがあり、ダイエット系のお菓子や飲料に良く使われています。カロリーゼロとか糖分ゼロの炭酸水や飲料水が数多く販売されています。
特にアスパルテームは問題の多い人工甘味料で、他の人工甘味料と違いアスパルテームは厳重に気をつけなければならない危険性があります。
しかも遺伝子組み換え食品ですから、ラベルにアスパルテームと表示されているものは購入しない方がよさそうです。
アスパルテームの摂取量は1kgあたり40mg未満とされていますので、摂取量に気をつけましょう。
アスパルテームの副作用
失明 視野狭窄や目のかすみなど、他の障害 閃光視、汚れのような線が見える、視野狭窄 眼球突出 耳鳴り 騒音への耐性減衰 著しい聴力減退 てんかん発作 頭痛、
偏頭痛 、強い頭痛 めまい、動揺、不安 物忘れ 眠気 手足の感覚麻痺 言葉の不明瞭さ 多動症、ひどい震え 強度の鬱 不安 性格の変化 不眠動悸 頻脈 息切れ 高血圧 、
むかつき 下痢、血便 腹痛 口唇のかぶれ じんましん ぜんそく、呼吸器アレルギー 血糖値のコントロール機能低下(糖尿病) 月経不順 著しい痩せ、あるいは抜け毛 著しい体重減少 体重漸増 低血糖(症) 、のどの渇き、 足のはれ、むくみなど。
●スクラロースの特徴と危険性
スクラロースは砂糖の600倍甘みがあります。合成甘味料の仲間で、イギリス生まれです。
お菓子類やデザートなんかにも使われており、他の甘味料と比べてもまろやかな口あたりで、後味もしっかり甘さを演出してくれます。
スクラロースは世界的にも有名な機関からたくさんの認可を受けており、有名どころでいうと米国食品医薬品局(FDA)・世界保健機構(WHO)などから食品に使用していい成分だと認められています。
スクラロースは安全性が高い人工甘味料として世界中に知られていますが、やはり危険性の噂も絶えません。その理由はスクラロースの化学式にあります。
人工的につくられているスクラロースは、化学式だけ見ると農薬やダイオキシンなどと同じ「有機塩素化合物」に分類されています。
もちろんだからといって同じ危険性とは限らないのですが、このことから学者たちの中では危険性がぬぐえないとされているのです。
心配される副作用には、白血病の原因・白内障の危険性・甲状腺の衰えなどがあげられていますが、今の所そういった症例はありません。スクラロースの1日許容摂取量は体重1kgあたり5mgです。
●アセスルファムカリウムの特徴と危険性
アセスルファムKは砂糖の200倍の甘さで、意外に口の中での甘みはあまり残りません。ですから、くどい甘みが苦手な方も使いやすい人工甘味料です。他の合成甘味料と混ぜ合わせて使われることが多い成分です。
特に海外で有名な人工甘味料で、アセスルファムkを取り扱っている会社という事で有名な企業もあるほどです。
カロリーはゼロで、スポーツドリンクやダイエット食品に良く使われています。
風味を良くする効果もあるので、コーヒー・紅茶などティータイムのお供にも良く登場します。アセスルファムkはWHOとFAO(食糧農業機関)が共同で作った添加物の安全を調査する機関である「JECFA」の基準をクリアしています。
しかし厚生労働省が発表しているラットの実験では、規定量をこえた大量摂取により死亡が確認されています。また妊娠中のラットでは胎児に影響がでた結果があるため、妊娠中や授乳中は避けた方が良いとの見解が強まっています。
副作用としてはうつ病・頭痛・腎疾患・発がん性が言われており、これは複合されている塩化メチレンという成分が関係していると考えられています。アセスルファムkの1日摂取量は1kgに対し15mgと決まっています。
●ネオテーム
ネオテームは砂糖の7000~1万3000倍の甘みです。ネオテームは、アスパルテームから雑味を取り除き、甘さを強くしたもので、いわばアスパルテームの改良型です。
ネオテームはアスパルテームより健康を害する可能性があるだけでなく、熱に強い性質のために焼き菓子など、より多くの食品への添加が認められています。
●まとめ
人工甘味料には主に3つの危険な作用があります。
①ホルモンに影響を及ぼして体内に脂肪を蓄える。
②味覚を鈍化させる。
③コカイン以上の依存性がある。
大量の砂糖を摂取するのと少量の人工甘味料を摂取するのでは、どちらが健康に悪いか?という問いの答えはわかりません。
砂糖の摂り過ぎや過食という問題もありますが、肥満から始まっている慢性病の著しい増加や、精神系疾患の増加などは、こういったものが大きく起因している事は無視できません。
不必要なモノを出来るだけ摂らない、もしくは表示を確認して自分の判断で安全なものを選んでいく事が必要です。おなかの弱い方は下痢の原因となるものを極力避けるようにしましょう。
腸内環境を強化しよう
健康の源は何といっても腸が元気であることです。腸が元気であるという事は腸内環境が良いという事です。良い腸内環境は腸内善玉菌が非常に多い環境です。
良い腸内環境は腸内活動が正常化されますのであらゆる病気の源に対して予防します。腸内環境を良くするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。