下痢の原因は糖の種類に!

続く下痢や下痢が起こる原因には様々な要因があります。原因は何でしょうか?
下痢の原因としてはウイルス、細菌、食べあわせなど軽い物から、重篤な下痢となるものまで数多くあります。

特に普段食べる物、「これが下痢になるの?」と思われるものから体質的なものである特定の食べ物を受け付けることが出来なくて下痢の原因になることがあります。

下痢の原因は分解出来ない糖に!

例えば、ねぎ、玉ねぎ、マッシュルーム、りんご、洋梨、ブロッコリー、パン、牛乳、チーズ、にんにく。これらの食材は実は、下痢の原因として考えられる食べ物です。
 
慢性の下痢に悩む10人の方を対象に、上記の食材を2週間以上避けたところ、ほとんどの人が下痢が軽くなり、症状自体が8割減った人もいるという研究報告があります。

下痢の原因は牛乳に!?

大腸は食べ物から水分を吸収し、硬い便を作る働きをします。しかし、牛乳を飲むと大腸の中全体が、牛乳を含んだ水分で水浸しの状態になります。なぜそうなるのでしょう。 本来小腸では糖なども分解するのですが、それが分解されずに大腸にいってしまうと、大腸が薄めようと反応を起こし、水分を出します。これが下痢の正体です。 なぜ大腸が水分を出すのかというと、栄養吸収する小腸で牛乳の糖成分を分解する酵素がない人、あるいは酵素が上手く使えない人達がそのまま牛乳成分が大腸に流れて行って、その結果大腸が水分を出してしまうのです。
病院での医療用下剤も、こうした糖類を使用した糖類下剤を使用しています。 下痢の原因は糖分の摂りすぎ

下痢の原因となるその他の糖

様々な糖の中に小腸が分解しにくい種類があります。
それは乳糖、フルクタンの仲間(パンなど小麦に含まれる)、果糖です。
ただ先ほども書きましたが、誰もがあてはまるわけではありませんし、あてはまる人も症状には個人差があります。

食材を控えた方がいい場合

上記の食材は栄養面からいっても摂取した方がいい食材ではあるのですが、下記のような人は少しの間控えた方がいいでしょう。
 ・ 月に3回以上下痢で困っている
・ 過敏性腸症候群の診断を受けている

糖による下痢の場合の見分け方

糖による下痢の場合は、 前日食べたものを疑ってみましょう。
特に自分が下痢を起こしやすい食材を見分けるには、前日食べたものを疑い、食事の最初に食べたものをチェックするのがポイントです。

糖による下痢の場合の対策

自分の苦手な食材がわかった後は、その食材をすきっ腹で食べない、バランスよく食べる、たくさん食べない、ことが肝心です。

もう一つの原因=胆汁

胆汁が原因で起こる下痢の場合は、様々な下痢止めを試しても効果がない場合が多いです。その時は胆汁が原因の下痢を疑いましょう。胆汁は十二指腸乳糖からでてくるものです。下剤としての作用があり、大腸に働いて水分が出たり、大腸の働きを活発にする作用があります。 胆汁は脂と戦い分解するのが仕事です。胆汁の成分は何度も利用されるのが普通ですが、それができず、胆汁が大腸に流れてしまうことで大腸が水分を出し、下痢の原因になることがあります。朝になることが多いのは、夜の間にたまった胆汁が、朝ご飯をきっかけに大量に出てしまうからです。
下痢の原因は胆のうに

胆汁による下痢の見分け方

・ その日の最初の食事後1~2時間後になる
・ あまり痛みはない
・ 1回か2回、出せばおさまる

胆汁による下痢のための対策

・ 食事の1~2時間後になることが多いので、食事のタイミングを早めてトイレを済ませてから外出する。
・ 朝の食事量を減らして、胆汁を減らし大腸への刺激を少なくする。 などの対策があげられます。
ですがこれらは対処的な療法ですので、基本的な食事内容の見直しや(脂分を摂りすぎていないか)、腸内環境を強化するなど、体を基本からメンテナンスして、本物の健康を手にしていきましょう。
下痢を改善する腸内細菌

下痢の改善は腸内環境を整える

下痢になると必ず腸内環境が悪くなります。一過性のもであれば腸内環境はすぐに正常に戻ります。腸内環境がなかなかもとに戻らない人は、下痢を誘発している食べ物継続的に摂っているか、あるいは腸内環境が戻れないような状況、つまり腸内環境を整える働きをする善玉菌が非常に少なくなっているかなどが挙げられます。 下痢が続いている人、すぐに下痢になる人はまずは腸内環境を整えてみましょう。腸内環境を整えるサプリメントなどを利用すると下痢の改善は早くなります。

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