下痢の原因は冬場の風邪

下痢が続く原因は様々ですが、冬になると空気が乾燥し、風邪に罹りやすく、特におなかに症状があらわれる風邪が増えてまいります。

下痢の原因は冬場の風邪に!

冬場はインフルエンザや風邪に罹りやすく、特に新型やB型のインフルエンザは消化器系に現れる症状が強くなり、初期症状は、腹痛や下痢の原因になるだけでなく悪寒や筋肉痛、倦怠感などが先行して症状として現れ38度以上の発熱が起こります。

ここで1日中ひどい下痢が続く際に、下痢止めを飲むなどの対処法をしてしまうと、ウィルスの排出が遅れてしまい、治癒するのに余計時間がかかってしまう原因になるので、自分で判断するのではなく、まず病院で受診し医師に相談する事をお勧めします。

下痢の原因は細菌感染

🔷予防法

予防法としては、ウイルスは比較的乾燥に強いことが知られていますが、乾燥状態が続くことが原因で、のどや気管支は防御機能などが低下するため、インフルエンザウイルスによる感染が起こりやすくなります。

空気が乾燥すると鼻のバリア機能が低下します。繊毛という組織は、鼻から肺までウイルスの繁殖を抑えていますが、鼻が乾いていると繊毛の動きが鈍くなり、ウイルスが増加し風邪をひくのです。
ですから、家に帰ると手洗い,歯磨き、うがいを心がけ、さらに部屋の中では加湿器を利用するなどして乾燥を防ぎましょう。

特に冬場の風邪などは「お腹にくる風邪」ともいわれ、感染性胃腸炎を引きおこす冬のウイルスの代表が、ノロウイルスとロタウイルスです。冬場の下痢はこれらのウイルスが原因ということも少なくありません。

下痢の原因となるノロウイルスや、ロタウイルスは発症すると激しい下痢や嘔吐の症状がでます。

この時、気をつけなければならないのが、下痢や嘔吐はカラダの防衛作用ですが、ウイルスを体外に排出するだけでなく、カラダの機能維持に大切な体液を体外に一挙に大量に排出している状態でもある、ということです

これを放置していると、体液を失った状態である脱水が進行し、疾患からの回復が遅れるだけでなく、手足のしびれや頭痛といった脱水症の症状があらわれ、深刻な病気につながることもあります。

特に脱水弱者である子どもや高齢者は、下痢・嘔吐が続く場合、脱水症の危険性をしっかりと認識し、罹患した場合の正しい水分補給方法を知っておくことが大切です。

一般に成人の体液は、汗や呼気などから1,000ml、尿や便から1,500mlが毎日失われ、食べ物や飲料から同じ量を摂取して出納バランスをとっています。

下痢はカラダに必要ない老廃物と共に、消化液(体液)を大量にカラダの外へ排出している状態だと考えてください。体液は、水分と電解質(ナトリウムやカリウムなどのイオン類)とタンパク質などで構成されています。

カラダの水分を保つ機能が未完成な幼児では体液は体重の70%を占め、成人では60%、高齢者になると50%程度になって、カラダのさまざまな機能を維持する役割を持っています。

下痢が原因で、それが大量に体外へ放出されているのです。長く続けばそれだけ脱水も深刻になっていきます。体液が不足する状態が「脱水」ですから、ウイルスによって下痢や嘔吐をすることは、その時点で「脱水」を疑い、脱水対策をはじめるべきです。

これらのことに留意していないと脱水症状の前段階である「隠れ脱水」と呼ばれる状態になり、そのまま放置していると深刻な脱水症状に見舞われることもあります。

夏に比べて脱水をイメージしにくい冬ですが、続く下痢でお悩みの方はぜひこの「冬脱水」のことも気に掛けながら生活していきましょう。

また、鼻の乾燥を防ぎ、のどや気管支を丈夫にして、インフルエンザや風邪を予防して下痢の原因をなくしましょう。

🔷鼻の乾燥を予防する方法として

1.湯船に漬かる(41度のお湯に10分~15分)だけで蒸気が鼻にはいり潤すことが出来る、

2.100CCの水に食塩1gを溶かして、鼻にミスト状にして吹きかけ、鼻で吸う(塩分が鼻に入ると鼻は異物と感知して繊毛の動きが活発化)

3.お風呂で歌うことで大量の水蒸気を大きく吸ったりはいたりすることができ、鼻粘膜が潤う
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

ノロウイルスやロタウイルスなど下痢が続く原因となるウイルスがおなかに入っても症状が出る人とでない人がいます。これはおなかの環境が非常に良いか、悪いかのの差によるのです。

おなかの状態が良ければ、つまり腸内に悪玉菌よりも善玉菌が多くいると腸内環境は非常に良く整い本来の機能を発揮し、下痢の原因となるウイルスなどが増殖しないように早めに排除することできるからです。

下痢の原因となる物が入ってきてもおなかの環境をしっかり整えておけば、たとえ下痢になったとしても症状は軽く、下痢の治りも一段と早くなります。おなかの環境を整えるのに必要なサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。