嘔吐に伴う下痢

嘔吐に下痢を伴う場合、以下のような原因が考えられます。

【ウイルスが原因の嘔吐下痢症】

・・・ウイルスによって起こる胃炎です。「お腹の風邪」とも呼ばれます。
詳しくは「嘔吐と下痢の症状(ウイルス性)」をご参照ください。

【細菌が原因の嘔吐下痢症】

・・・痛んだ食べ物や菌に汚染された食べ物を食べることによって起こる食中毒です。細菌性下痢、細菌性胃腸炎とも呼ばれます。
詳しくは「嘔吐と下痢の症状(細菌性)」をご参照ください。

普段の生活の中で発生する嘔吐を伴う下痢は以上の2つです。
その他、頻度としては非常にまれではありますが、次のようなことが原因で嘔吐を伴う下痢が発生することもあります。
下痢の原因は細菌感染

・日本脳炎

突然の高熱が起こり、下痢や嘔吐のほか痙攣などの症状が見られます。熱が続き、さらに高くなれば、意識障害が起こることもあります。

・細菌性赤痢

赤痢菌に感染することで発症する病気です。海外で感染者が殆どを占め、現在国内で感染は殆どありません。症状は急激な発熱と嘔吐、そして下痢です。「しぶり腹」(便意があるのにそれに対応した量の便が出ない)があるのが特徴で、便からは特有のにおいがします。

・急性間欠性ポルフィリン症

体内の酵素の異常によって発生する病気で遺伝性のものだと考えられていますが、発症のきっかけはさまざまです。女性に多く、月経に関係して症状が見られるようです。
強い腹痛と下痢、嘔吐、発汗や高血圧なども症状に含まれます。ブドウ糖を大量に投与する必要があります。

・溶血性尿毒症症候群

血液中の血小板が減少して起こるものです。原因は特定できない場合もありますが、膠原病やガンのほか、病原性大腸菌O-157の毒素が原因となることもあります。発熱、腹痛、下痢、嘔吐が起こります。

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下痢と嘔吐が同時に起こると、体は水分を大量に失います。食べることができないのでカロリー不足も心配ではあるのですが、大人の場合1~2日程度で深刻な栄養失調になることはまずありません。吐き気・下痢が治まらない間は様子を見て、無理に食べる必要はありません。

それに対して脱水症状は、1日でも深刻なレベルに達してしまうこともあります。必ず水分は補給してください。少し冷たいスポーツドリンクは、体への吸収が早く水分補給に適しています。

少量でも飲むことができない場合には、病院で点滴を受けることもあります。頭痛がする、力が入らない、眠気がひどいなどの症状が出ますと、既にかなりの脱水が進んでいることになりますので、できるだけ早く病院で診てもらうようにしてください。

続く下痢を改善!腸内環境を整えよう

健康の要は何といってもおなかが丈夫であることにつきます。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
おなかが丈夫という事は免疫力が高いという事です。免疫力の高い人はたとえ有害な物が体の中に入ってきたとしても腸内で十分に処理する事ができるからです。

例えば、あるレストランで有害な下痢の原因となる細菌のついた食べ物を食べたとします。その時、下痢となって症状が表れる人と、全く下痢の症状にならない人がいます。

これは腸内環境の良しあしで決まります。腸内環境が良い人は、有害菌が増えにくい環境になっており、そのため下痢にならないでいるのです。

腸内環境は食べ物に大きく影響されます。おなかの弱い方、下痢が続く方は、何をどの様に食べるかが重要になってきます。

レトルト食品やコンビニ食品、ファーストフード、カップメンなど、添加物がたくさん含まれている様な便利な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。
腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。

まずは冷凍食品や添加物、加工食品を避け、食生活を見治すと同時に、腸内環境を良くして腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。

いわゆる、季節の野菜をふんだんに使った手作りのものを食べる事が腸内環境を良くし、体を健康に保つ秘訣です。
そこに、お腹の弱い方は腸内環境を整えるサプリメントなどを上手に利用すると強いおなか作りに役立ちます。
下痢が続く、すぐ下痢になる方はまずは腸内環境を整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントアありますので、上手に利用しましょう。