乗り物酔いで下痢になる?

お盆や年末年始など、大型連休に合わせて帰省、または旅行で、長距離を移動するという方も多いのではないでしょうか?

電車、バス、船……移動手段は様々ですが、乗り物酔いはどの乗り物であろうと、切っても切り離せない症状です。

乗り物酔いは誰でも起こりうる症状ですが、その症状のひとつとして、下痢になってしまうという人もいるようです。

下痢が続く原因は乗り物酔い

現代は交通機関が発達して、車、バス、飛行機、船とあらゆる乗り物に乗る機会が多くなりました。また行動範囲も広くなり、それだけ長時間乗り物に乗る時間も多くなっています。そこで問題となってくるのが、乗り物酔いです。

下痢が続くという方で、毎日電車やバスを利用されている方も多いと思います。電車やバスに乗ると、気分が悪くなり下痢になってしまう。そんな時はもしかすると、乗り物酔いが下痢の原因かもしれません。

乗り物酔いというと普通、嘔吐や頭痛、不快感、倦怠感などが多いと思います。実はそれだけではありません。乗り物に乗っている間に、あまり慣れていない揺れや加速度を体験すると、自律神経の働きに乱れが生じます。

自律神経は胃や心臓などの臓器の動きや汗、消化器官を調整していますので、自律神経の乱れによって、胃の不快や下痢に繋がることがあるのです。

乗り物酔いは不規則な揺れや動きが大きな原因

「遠くの景色をみていると乗り物酔いになりにくい」と言われていますが、これは身体の揺れと目で見た情報のズレが小さくなるからです。

反対に「乗り物に乗って本を読むと、酔ってしまう」と言われるのは、乗り物が揺れているのに本の揺れがないため、脳が混乱してしまうからだと考えられています。

そして、乗り物酔いは気分的なものにも大きく左右されます。

乗り物に乗ると考えただけで緊張したり、乗り物酔いを心配してしまうタイプの方は、なるべくその点にとらわれないようにして、酔い止めの薬を上手に活用するのも良いでしょう。

乗り物酔いの発生しやすい状況

・乱暴な運転、渋滞して動いたり止まったり繰り返しているとき、上り勾配、山道でカーブが多いところなど、揺れの大きな運転の時。

・車内の暖房が利きすぎていたり、冷房が利いていなかったりといった、温度調整が適切でない時。

・体を強く締め付ける服装の時。

・乗り物の中での読書やメール、ゲームなど、手元を見つめる作業をする時。

・空腹、食べすぎ、酒や乳製品、炭酸飲料の飲み過ぎがある時。

・睡眠不足など、体調が万全でない時。

 

上記のような場面では、特に意識的に手元ではなく遠くの景色を見つめたり、身体を衣服で締め付けている時は緩めるなどの工夫を凝らしましょう。

乗り物に酔っても下痢にならない体になるには

腸は健康の要ですので、腸を元気にすることが健康の要であり、元気に生き生きと過ごすために欠かせない秘訣です。

腸を元気に、といってもやり方は様々あります。植物性乳酸菌を豊富に含むぬか漬けや、納豆といった発酵食品を毎日食べたり、身体を中から温めることを意識するだけでも違います。

ただ、こうした食品を毎日摂りつづけるのは大変!というお声も聞こえてきます。そんな時には、必要な善玉菌だけを効率よく摂取できるサプリメントを利用するのも一手です。

酔い止めの薬にしても、サプリメントにして

も、どちらかだけに頼るのではなく、必要な時に適正な量を適正なタイミングで利用できるよう、日頃から準備しておきたいですね。