下痢が起こる原因は様々ですが、食に関する伝承の一つに合食禁(がっしょくきん)というものがあり、一緒に食べるときに食材の取り合わせが悪いとされる言い伝えで、一般に消化に害を来たし、下痢の原因ともされています。
下痢になる食べ合わせ
一般的には食い合わせ、食べ合わせと呼ばれることが多いようです。医学的根拠がないものもありますが、ちゃんとした理由があるものもあります。
私達は毎日様々な食材を摂取しています。それは偏ったものを食べると栄養も偏るためで、必然的に食材を組み合わせて摂取しなければなりません。
でもこの組み合わせ次第でその食材のよさを最大限に生かしたり、打ち消しあったり、胃腸を壊してしまうこともあります。
中には食べ合わせで、下痢だけではなく、発がん性を起こすものなどがあります。ひょっとしたら気づかないうちにあなたも食べてしまっているかもしれません・・・。
食べ合わせの悪い例を挙げてみますので、心当たりの方は気をつけてみましょう。
下痢になりやすい食べ合わせ
●ところてんと生卵
消化が悪いものどうしの組み合わせです。両方とも消化に時間がかかるので、胃腸に負担が掛かり、下痢をすることがあります。
●蟹と柿
蟹はビタミンB1・B2が多く、栄養の代謝を良くしますが、傷みやすい食材で体を冷やします。柿も体を冷やし、消化が悪い果物です。この組み合わせは一緒に食べるとダブルパンチで身体を冷やします。
下痢の人は症状が重くなるので、注意しましょう。
● トウモロコシと氷水
夏に食べるトウモロコシは美味しいのですが、氷水と食べると危険です!とうもろこしは食物繊維が多くて非常に消化が悪く、氷水を組み合わせると下痢をしてしまいます
●ハムとバター
食パンを焼いてバターを塗ってハムを乗せて食べると美味しいですよね。ところが意外な盲点になるのです。
というのは、ハムで使われている発色剤の亜硝酸塩と、バターで使われている酸化防止剤が組み合わさると、発がん性物質が体内で作られる恐れがあるのです。
たとえハムを乗せなくてもトーストと一緒にハムエッグを食べる方も多くいらっしゃると思います。朝食はいつもトーストと「ハム+バター」あるいは「ハムエッグ」という方は、毎日ではなく時々食べることにしましょう。
●しらす干しと大根
朝食に 大根おろしにシラス干しをのせてよく食べる事があります。実は食べ合わせが悪い組み合わせです。シラス干しは栄養価が高く、必須アミノ酸のひとつである「リジン」が含まれています。
この「リジン」は組織の修復をしたり、抗体を生む材料になるなど、非常に大切な機能を果たしています。
ところが、大根に含まれているリジンインヒビターはリジンの大切な働きを阻害し、体内への吸収を妨げてしまうのです。
しかし、リジンインヒビターは加熱して調理した場合は不活性化することがわかっていますので、大根の煮物やみそ汁、炒めた場合なら一緒に食べても問題がないようです。
上に挙げたものはほんの一例にしかすぎませんが、身体を冷やすものや、消化の悪いものなど同様の作用のある食材を一緒に食べると身体をこわし、下痢になってしまう恐れがあります、注意しましょう。
その他下痢になる食べ合わせはこちら
また同じ組み合わせのものをいつも食べないようにしましょう。
現代の食環境は非常に悪化しています。季節のない野菜や果物が出回っています。そのため胃腸もかなりのダメージを受けてしまいます。腸内環境も悪くなって、腸のトラブルを抱える人も年々増えています。
全ても病気は腸から始まります。 腸内環境をしっかり整えることが健康の秘訣です。腸内環境をしっかり整えるサプリメメントがありますので賢く利用してみましょう。下痢の改善の早道になります。