下痢が起こる原因は様々ですが、下痢の原因の一つに薬による副作用でなることがあります。その場合、普通は抗生物質が原因のことが多いようですが、実は女性が貧血を改善するために鉄剤を飲むことで下痢になることがあるようです。
下痢の原因…鉄剤
女性は毎月生理があるため、貧血傾向にあると言われています。鉄分の多い食材を料理して食べるのが一番いいのですが、なかなか貧血が改善されないので、治すのに手っ取り早い鉄剤を服用してしまいます。
しかし、この鉄剤!!副作用があるのです。鉄が胃腸の粘膜を刺激するため、鉄剤を服用する10%の方に吐き気やムカつき、下痢などの症状が出るそうです。これらの胃腸症状は、鉄が胃や腸の壁を刺激することによって起こります。
空腹時に服用すると効果があるとされていますが、胃腸への副作用があるので、鉄の吸収は落ちてしまいますが、食後の服用の方が良いのかもしれません。
貧血を早く改善したいからといって定められた以上の鉄剤を服用するのは止めましょう。もし、定められた以上の鉄剤を服用してしまうと、鉄の過剰摂取となってしまい、吐き気やムカつき、下痢だけでは済まなくなります。視力の低下や「眼球鉄症」という最悪の場合、失明になってしまうこともあるそうです。
貧血ではない女性が鉄分を過剰に摂取すると高血圧になったり、未熟児を産んでしまったりという報告もあります。また、鉄が肝臓やすい臓に蓄積されてしまい、肝機能障害や糖尿病、癌などの原因とされている活性酸素を発生させることもあります。
貧血も軽視できませんが、鉄剤のよる副作用も軽視できません。鉄剤の副作用が改善されない場合は静脈注射で鉄を補給することもできます。この場合は吐き気、ムカつき、下痢の症状は起こりません。
貧血になってしまって、治すことも大事ですが、貧血にならないことも大事です。レバーやひじき、ホウレンソウなど鉄分の多いものを摂るように心掛けましょう。
健康は食べることで作られます。何を食べるかは自分で決めることができますので、偏食せずに、お腹が喜ぶものを食べましょう。腸内が喜ぶもっともよいものは腸内善玉菌を毎日摂ることです。腸内善玉菌のサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
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