旬の食材は旬のうちに食べよう!季節外れのトマトに気をつけて!

下痢が続く原因は色々ありますが、今日は驚くほどありふれた野菜が、下痢の原因になる可能性をお伝えします。

最近は季節を問わず揃う、豊富な野菜の種類に驚きを隠せません。冬であっても、夏の野菜が出回るほどです。季節感というものは野菜売り場ではあまり感じられなくなりました。

夏野菜の代表的な一つにトマトがあります。トマトは緑が多い夏野菜の中にあって、アクセントとなるような赤色をしており、加えることで料理全体の彩りも良くなるため、サラダなどには欠かせない野菜となりました。

加えて、傷みにくい、調理しなくてもそのまま食べられるといった利点があるため、トマトは弁当のおかずをはじめ、料理やサラダの彩りにと、何かと重宝される野菜です。

しかしこのトマトが、下痢の原因となることがあるのです。

ありふれた食材が実は……

こういうと驚く方がおられるかも知れませんが、トマトは野菜の中でも内臓を冷やしやすい野菜です。特に季節はずれに食べると内臓が冷えるため「冷えからくる下痢」の原因となる可能性があります。

下痢が続く人は、胃腸機能が低下しているのですから、内臓を中から冷やしてしまう野菜は旬以外の季節には食べないか、火を通したり薬味を添えるなど、食べ方を工夫する必要があります。

旬の食材を食べるべき理由

トマトが旬を迎えるのは、言わずと知れた夏です。厳しい暑さのため、体を冷やす必要があります。 ですから猛暑日に旬のトマトを食べるのは良いですが、たとえば寒い時期、季節はずれのビニールハウス栽培のようなトマトは、下痢の原因となりますので、生で食べるべきではありません。

どうしても冬などの旬ではない時期にトマトが食べたい方は、煮込み料理に利用するなど体を冷やさない工夫をしましょう。

アレルギーの可能性も視野に入れて

またトマトはナス科の植物なのでアレルギー反応を引き起こす可能性もあります。口腔アレルギー症候群として、口の中や喉の傷み、痒み、腫れといった症状が出ます。トマトアレルギーの人は、生はもちろんの事、煮ても症状が現れる事があります。

トマトまたはナス科の検査項目がありますので、気になる方は検査してみるのもおすすめです。検査でもしアレルギーがある事が分ったら、下痢の原因となる可能性のあるナス、ジャガイモ、ピーマン、トウガラシ、シシトウ、パプリカも避けた方がよいかもしれません。

おなかの健康を決める腸内細菌

身体の健康は毎日の食べ物で決まります。何をどのように食べるかが重要です。冒頭にも述べた通り、一年中豊富な種類の野菜が手に入る時代ですが、なるべく旬のものを積極的に多く食べたいものです。その方が栄養的に高価であることはもちろん、価格も安く、それでいて味もよいものです。そして、それこそが旬の野菜の魅力でしょう。

また、食べ物と同じくらい大切なのが、腸内細菌の状態です。腸内細菌は大まかに善玉菌、悪玉菌、日和見菌にわけられますが、善玉菌が多い腸内環境はトラブルが少なく、おならや便の嫌な臭いもありません

善玉菌を増やすなら食品から摂るのが一番ですが、おなかの中での活動量を鑑みると、サプリメントで摂取するのが最も効率が良いといえるでしょう。

サプリメントと一口に言っても、その菌の配合はメーカーによって様々です。試行錯誤を繰り返して、自分のおなかにぴったりな菌を探してみましょう