下痢の原因は日常生活の中に潜んでいることが多いものです。今まで下痢になっていなかった人が、あることがきっかけで下痢が続き、何が下痢の原因なのかわからずに、下痢がなかなか改善されない方が多くおられます。
下痢の原因は4月5月の行事から
暖かな日が続き、行楽シーズンともなると外に出て皆と一緒に楽しむことが多くなります。また4月は歓送迎会のシーズンになり、飲み会の機会がいつもより増えたという方も多いのではないでしょうか。
下痢の原因にはストレス、食生活など様々ありますが、アルコールも胃腸を刺激してしまう為、下痢の原因になります。
もともと下痢でお悩みの方がアルコールをたくさん摂取することはあまりないかもしれませんが、歳を経るにしたがって、お酒を飲むと下痢をするようになった、というのはよく聞く話です。
何のケアもせず、若い頃と同じように内臓を酷使し続ければ、当然胃腸の能力は衰えるわけですから、昔は平気だった油物がだんだん胃もたれの原因になるように、飲酒もまた人によっては弱った胃腸にダメージを与えるものになってしまいます。
それでもどうしてもお酒が飲みたい!という人の中には、二日酔い防止のためにウコンを常飲している方も多いようです。しかしこのウコンも、気を付けなければ下痢の原因になり得ます。
下痢の原因は二日酔い防止のウコン
「ウコン」と言うと一般的に「二日酔いを防止してくれるもの」というイメージがあるのではないでしょうか。これはウコンに含まれているクルクミンという成分が、アセトアルデヒドを排出してくれる胆汁の分泌を活発にしてくれると言われているからです。また、クルクミンは肝臓を強くしてくれる作用があるので、アルコールによる悪影響を減らしてくれます。
下痢の原因となるウコンとは
「ウコン」とは、しょうが科の多年草で、生薬として主に根っこの部分を使用しています。
ウコンには先ほど上げた作用のほかに血行促進や便秘解消、コレステロール値を下げる、傷ついた血管の修復などの効能があると言われています。お腹にトラブルがない方がウコンを摂られても下痢になることはないと思われますが、もともと下痢で悩んでいる方やお腹の弱い方、体力が落ちている方がウコンを飲みすぎると下痢になったり悪化する可能性があります。
その他、重篤な例として肝硬変を患っていた方がウコンの摂取によって症状を悪化させてしまい、死亡したという事例もあるようです。
ウコンは胆汁の分泌を活発化、肝臓の働きを良好にしますが、一方で過剰摂取、長期摂取は消化管に障害を起こすことがあり、動物実験では大量摂取が肝臓に毒性を示すことが確認されています。
何事もバランスよく摂取することが健康を保つ秘訣です。
ウコンだけでなく、サプリでも食べものでも、一度に大量のものを摂取することは、どんなに良い物であっても身体を害する要因になり得ます。
食べ過ぎ、摂りすぎには十分注意し、定められた量はきちんと守るようにしましょう。
下痢の原因は気づかない生活習慣に潜んでいる
下痢の原因になるものは周りを見渡せば、あれもこれもというくらい見つかります。気にし過ぎていると食べるものもなくなってしまいますし、生活すらできなくなってしまいます。
もしかしてこれが下痢の原因…? と思ったものを排除していき、それでも下痢が続くようなら元に戻して次の原因を探してみて下さい。
自分が食べたいものとおなかが良いと思う食べ物には差があります。食べたいもの、飲みたいものは身体が欲していると思ってついつい食べたり、飲んだりしてしまうことがありますが、腸は決して喜んではいないことが多いものです。自分の身体の調子を考えながらおなかに良いかどうか判断しながら良い習慣を身につけていきましょう。
腸内環境こそ下痢改善の要
下痢が続く、便秘になるなど腸のトラブルを抱えている人は近年非常に増えています。現代人はストレスに晒される機会も多く、便利さを優先するあまり、食品添加物をふんだんに用いたレトルト食品や加工食品を日常的に口にしているため、胃腸に負担がかかっているのです。
いずれにしても、腸内環境が健全であれば腸内の機能が正常に働くため、身体に悪いものは取り込むことなく体外に排除されていきます。
しかしおなかの調子が悪い人、つまり腸内環境が悪い人は腸内の機能が正しく働かず、身体によくないものも取り込んでしまうために、体内で様々なトラブルが発生しやすくなります。結果として、免疫力が低下したり、下痢になったりといった症状が現れます。
こうしたおなかの不調を立て直すには、体に合った良い腸内細菌(善玉菌)をたくさんおなかに送り込む必要があります。
乳酸菌をはじめとする善玉菌を、最も効率的に摂取できる方法は、ずばりサプリメントです。
今は腸活がブームということもあり、各社からさまざまな善玉菌サプリメントが販売されています。善玉菌はその種類が非常に豊富で、各社ごとに違う種類の菌が配合されています。
ぜひ、自分のおなかにあった善玉菌サプリメントをみつけていただき、腸内環境を中から整え、何を食べても大丈夫なおなかを作っていきましょう。