下痢が続く原因や下痢が起こる原因は様々です。様々であるがために、特定しづらいのも事実です。
どうして下痢が起こるのか、この記事では健康によかれと思ってやっていたことが、実は逆効果だったという一例を紹介いたします。
水素水が下痢の原因に?
近年、様々な健康食品が出回っています。病気予防として健康を維持するために多くの方が利用されています。 下痢の原因が分からない、病院へ行っても一向に下痢が続くのが治らないと言われる方、そうした下痢が続く方は、なんとか長引く下痢を治そうと、いろいろな健康食品、健康法を試される方は多いものです。
その中のひとつに体に良い飲み物として最近話題になっている水素水があります。
水素とは?
まず、水素水とは一体何なのでしょう?
そもそも水素とは、そのもの自体は人体に悪影響の無い無味無臭なものです。食品添加物としても利用され、しっかりと厚生労働省の認可を得ています。 また、認可後も継続的に検査がおこなわれています。
水素は抗酸化力が非常に高いことで有名です。抗酸化力とは、すなわち若返りの効用ということもできます。なぜなら、老いは身体の酸化から始まるからです。その酸化に対抗するのが抗酸化力というわけです。
抗酸化力は、皮膚であればシワ、シミ、肌荒れなどに有効ですし、生活習慣病などの病気や疾病に、それなりの予防や改善効果が期待できるともいわれています。
水素水が下痢を引き起こす理由
これだけだと水素水はいいことばかりのようですが、飲み始めてすぐ下痢になってしまう人もいるようです。
これは水素水の特徴である「腸内の老廃物を排出してくれる」働きのためです。水素により腸内の蠕動運動が刺激されると、腸内は毒素を排出しやすい状態になります。この老廃物の排出効果は、今まで腸内環境が悪化していた人ほど効果を実感することになります。悪いものを体に溜め込んでいたのですから、当たり前ともいえるでしょう。
最初はその排出効果が強いために、短期間で大量の毒素を排出することになります。こうなると激しい下痢という症状に見舞われる場合も。
また、水素は悪玉菌の活性酸素を除去するなど、腸内の細菌のバランスに大きな影響を与えます。活性酸素は細胞を老化させ、傷つける原因となる物質ですので、除去されるのはいいことですが、その結果腸内環境が劇的に変わるため、おなかが変化についていけずに下痢になってしまうこともあります。
あるいは、単に水分の摂り過ぎで下痢になってしまうということも十分考えられます。 水素水を飲み始めたとたん、下痢などの症状が止まらないというのであれば一度医師に相談し、摂取をやめることをおすすめします。
個々の体質によって症状も異なるケースがありますので、まずは水素水が自分に合っているものなのかを確認してみると良いでしょう。
悪質な商品に注意
水素水はその人気の高まりに応じて、たくさんの商品が各メーカーから発売されていますが、過去にまったく水素が含まれていない偽物も見つかっているため、商品選びは慎重に行いましょう。
自分に合っていないと感じたら、さっと身を引く決断力も大切です。また、水素は分子が細かいため、普通のペットボトルなどに入れておくと、容器のプラスチックを通り抜けて、外へ出ていってしまいます。水素水を保存・保管するには、ガラス瓶や金属缶、金属積層フィルムのパックなどが必要です。せっかくの水素水が、持ち歩いている間にただの水になってしまった、なんてことにならないよう気をつけましょう。
腸内環境を劇的に変えるには?
腸は臓器の中で最も盛んに活動しているところの一つです。腸と脳は直結しているといわれていますので、感情の変化にも敏感に反応してしまいます。悩みやストレスがあると胃や腸に不具合が生じるのもそのためです。
腸内は変化に敏感です。腸内環境を変化させるのは、食生活や生活習慣ですが、中にはサプリメントによる良い影響もあります。
特に善玉菌の仲間である納豆菌は、腸内で活発に活動し、悪玉菌を減らして、善玉菌が増えやすい環境づくりを行います。
そのため、納豆菌が腸内に入ると、腸内環境はがらりと変わります。この変化は便の色や量、匂いとなって現れます。匂いがきつく、黒ずんでいた便が、明るい茶色に変わり、匂いもきつくなくなるなど、わかりやすい変化が得られる方が多いようです。
ぜひ一度、この大変化を体感していただき、腸の賢さ、大切さ、繊細さに触れてみてください。