便利さの裏で……下痢の原因はレトルト食品

下痢の原因は様々です。下痢の原因は大きく分けて細菌性、ストレス、食べ物など、それぞれ条件が異なります。

 

食べ物が下痢の原因に……レトルト食品の場合

おなかは私たちが食べた物を消化し、栄養にするなど様々な働きをします。

そのため何をいつどの様に食べたかがとても重要になります。

特に最近は美味しいもの、簡単に食べられるレトルト食品などが数多くあり、それが下痢の原因となることがあるようです。

あなたはレトルト食品を良く食べますか?

生活が忙しい時や、あともう一品食卓に欲しい時など、簡単に美味しく食べられるレトルト食品は、もはや私達の生活には欠かせません。最近ではスーパーに行くと、本当にたくさんのレトルト食品が並んでいるので、どれにしようか迷ってしまうほどです。価格帯もリーズナブルなものから高級なものまで様々です。

共働きの家庭などでは重宝されることもあるレトルト食品ですが、そうした便利さの裏にはそれなりにリスクがあることを忘れてはいけません。それが老化と下痢にまつわる話です。

 

レトルト食品は簡単に腐らない代わりに多くの添加物が含まれています。そして細胞の活性化を促す酵素が全く入っていません!

そのためレトルト食品の取り過ぎは、老化を早め、化学物質に敏感な方は早く体外に排出しようと腸が頑張りすぎるため、下痢の原因になることもしばしばです。

では、もっと詳しくレトルト食品についてみていきましょう。

 

ポイント1、レトルト食品は生きた食べ物ではない!

レトルト食品は、残念ながら生きた食べ物ではありません。これは、酵素が全く含まれていない事を意味します。

肌や身体を若々しく保ったり、消化を助けたりという作用には酵素が必要不可欠ですが、レトルト食品はその製造の過程で高温、高圧による殺菌処理がおこなわれるため、酵素が壊れてしまいます。そのため、レトルト食品には体の中で活躍できる酵素が入っていないのです。

私達の体内にある酵素は限られていますので、意識的に酵素を摂取しなければいけません。

レトルト食品ばかり食べていると、体内に残された貴重な酵素は食べ物の消化ばかりに使われてしまい、体内で行われている200以上の化学反応に酵素が回らなくなり、細胞の分解・合成のスピードが遅くなったりします。それによって代謝が落ちて、身体のあちらこちらに不調が出てきてしまうというわけです。

以上のことから、酵素が入っていないレトルト食品ばかり続けて食べるのは止めたほうがよいでしょう。

ポイント2、リンが老化を早める

レトルト食品には「リン」という成分が含まれています。リンは不足すると骨粗しょう症などを招きますが、現代の生活では不足するという事はなかなか考えられません。

むしろ、「リンの過剰摂取」の方が心配です。

アメリカのハーバード大学の研究によると「リンの過剰摂取は老化を早める」ことが立証されています。

カルシウムの働きを妨げるリンが沢山含まれているレトルト食品は、老化を早めてしまう食べ物なのです。若さを保つためには、レトルト食品に頼らない食生活がとても大事です。やはり、自炊を心掛けたいですね。

ポイント3、便を形作る繊維質が足りない!

レトルト食品ばかり食べていると、どうしてもおかずがそれだけになってしまうことが多いために、野菜が不足していきます。野菜から摂取できる食物繊維は、形の良い便を作るのに欠かせない栄養素です。

野菜の酵素をより効果的に摂取するには生が一番ですが、生野菜ばかり食べていると体が冷えすぎてしまうこともありますので、下痢でお悩みの方は温野菜にするなど、生にこだわらず野菜を積極的に摂るよう心がけたいものです。

 

レトルト食品を上手に活用するには?

レトルト食品の話を主にしてきましたが、簡単に食事が用意できるアイテムとしては、スーパーのお惣菜やコンビニのお弁当、おにぎりなどがあり、どれも添加物が使用されています。

それらに頼り過ぎないよう毎日自炊することが健康には一番ですが、意識して食事を管理していくことは難しいものです。ですから、レトルト食品を上手に利用して、レトルト食品に少しでも手を加えて、不足している栄養素を補っていきましょう。腸内環境を整える食品として、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品を副菜として追加するのもおすすめです。

レトルト食品は確かに便利ですが、健康は何にも変えられない大事なものです。

未来の自分の為に出来ることを、少しずつやっていきましょう。

栄養バランスを整えよう

レトルト食品は手軽で、忙しい時には大変便利な食品です。しかし、たくさんの添加物が入っているため、それらを体外に排出するために様々な栄養素が失われていきます。特にビタミン・ミネラルの消費は激しく、こうした微量元素が不足することによって疲れやすくなったり、原因不明の倦怠感が続いたりすることもあります。

栄養は多すぎても少なすぎても、健康の保持や増進には好ましくありません。桶に水を溜める場合、どんなに水を入れても一番短い板のところまでしか水は溜まらず、それ以上は溢れてしまいます。

これと同じ原理で、何か一つ足りない栄養素があると健康レベルもその水準になり、体に不調が生じてきます。栄養バランスが整っていると、風邪やウイルスにかかりにくい体を維持することができます。

現代人こそ腸内環境を意識することが大事

現代は食べ物が多種多様で、季節に変わりなく満ち溢れているので、冬に夏が旬の食べ物を食べることができたりもします。それは、寒い季節にわざわざ体を冷やす野菜を食べているようなものです。そうすると、おなかは悲鳴を上げ、下痢という警告を発することになります。

腸内環境が良好であれば、多少の事はおなかで処理してくれますが、おなかの環境が悪い人は少しの刺激でも下痢となって、身体を守ろうとします。身体を守るのはいいことですが、下痢が長く続くと、生活に支障をきたします。これでは本末転倒です。

身体の負担を軽くするためにも、腸内環境は常に良好に保ちたいものです。そのためには乳酸菌や納豆菌といった「善玉菌」と呼ばれる菌類を摂取することが欠かせません。食品で補うことができればベストですが、そうでない場合にはサプリメント等が手軽かつ、効果的に善玉菌を摂取できるのでおすすめです。

善玉菌についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ