世界中の食品が手に入るようになった近年、便利で豊かになった反面、昔に比べると体の害となるものを摂取する機会が増えました。
下痢は身近な食べ物などが原因となる事が多く、今まで食べても下痢をしなかったのに、なぜか下痢になってしまったと、いう場合があります。
下痢の原因はどこにでも存在します。
例えばピーナッツが下痢の原因になることがあります。
ピーナッツの健康効果
ピーナッツはマメ科の一年草で、原産は南アメリカです。地下で結実することから「落下生」「地豆」などとも呼ばれています。ピーナッツひとつまみでご飯二杯分ぐらいのカロリーがあり、栄養バランスのとれた理想的なスタミナ食品ともいえます。しかし食べ過ぎには注意が必要です。また、ピーナッツは昔からある食べ物で、どこでも気軽に買えることも大きな魅力です。
ピーナッツの栄養成分は豊富で、冷え性の改善、動脈硬化、心臓病、高血圧などを予防する作用があります。 また、ビタミンEが含まれているので、アンチエイジング効果も期待できます。
このように、おつまみやおやつとして人気のピーナッツですが、美容にも良いと聞くとついつい食べ過ぎてしまうことがあります。
ピーナッツを食べ過ぎると腹痛、下痢や便秘、胃痛・頭痛が起こることがあります。 また、ピーナッツはカロリーが高いので、食べ過ぎは太る原因にもなります。
ピーナッツの適量は一日約30粒です。どの食品にも言えることですが過剰摂取は控えた方が良いでしょう。ピーナッツだけを食べるのではなく色々な食材をバランスよく食べましょう。
ピーナッツによる腹痛を防ぐには
当たり前ですが食べ過ぎないことが肝心です。特にお酒のおつまみとしてピーナッツを食べ過ぎると、アルコールの作用も重複して、お腹が痛くなりやすいようです。
またピーナッツに含まれるビタミンは、多く食べ過ぎると肝臓に溜まり負担をかけます。
実は、ピーナッツに含まれているビタミンは消化吸収率があまり良くありません。その為、食べ過ぎてしまうと消化不良を引き起こし、お腹が痛いという症状が出てくる場合があります。
どの食べものでも、食べ過ぎによる腹痛や下痢は、頻繁に起こらなければそれ程心配することはありません。 消化不良による胃痛、下痢になってしまった場合も、症状が治るまでは消化に良いものを食べ、冷たい物は飲まないなどという対策で十分です。
輸入品にはご注意を
気を付けて欲しいのは、輸入物のピーナッツの場合、まれにピーナッツの皮などにカビが発生していて、それが原因で腹痛や下痢、吐き気、嘔吐などの症状が出ることがあるようです。
加えて、ピーナッツは蕎麦や卵などと同様にアレルギーとして表示義務のある食品です。アレルギーのある方は、どこにでも入っている食材だからこそ、注意が必要です。
下痢改善には腸内フローラを整えましょう
お腹が弱いと、少しの刺激でも下痢になるなど、辛い症状に悩まされます。お腹が弱く、外出先でも下痢の心配がある方は腸内環境のバランスを整えることが大切です。
バランスの良い腸内環境とは、身体によい善玉菌の量が悪玉菌より多い状態のことです。善玉菌が豊富な腸内では、ビタミンや酵素が産生され、便の匂いもきつくなくなり、便の緩さも改善されるなど、いいことづくめです。
この様に腸内がきれいな環境になると腸内活動が正常化し、有害な物などが入ってきても腸内でしっかり処理してくれます。下痢の改善も腸内環境が整えば早くなります。
腸内環境を整える、腸内細菌補給のためのサプリメントを、上手に活用されるのがよいでしょう。