下痢の原因・・・パンなどの小麦製品
下痢になる理由の一つとして、小麦製品による下痢の原因が挙げられています。
ここ数年、「パンブーム」で多種多様なパン屋が次々と生まれていますが、現代の小麦は遺伝子組み換えによる栽培、精製した小麦が圧倒的に多くなっています。
こうした小麦による被害は知らず知らずに身体に変化を起こしていることに気づかない人が殆どです。
目次
・小麦が下痢になるといわれる理由 ・下痢になる理由①酸とアルカリ ・下痢になる理由②血糖値 ・下痢になる理由③消化 ・下痢になる理由④炎症 ・下痢になる理由⑤アレルギー ・下痢になる理由⑥自律神経 ・下痢になる理由⑦依存性 ・下痢になる理由⑧習慣 ・下痢を改善するために ・グルテンフリーがすべての人に当てはまらない ・腸内環境を整えよう
小麦粉が下痢になると言われる理由
小麦は精製される過程で繊維や必須栄養素などは全て取り除かれています。精製小麦粉は、今やどこに行っても一般的に使われる食材となっています。
体に与える害が徐々に知られて来ているにも関わらず、それでもなお使われ続けています。
ある調査によれば、小麦が引き起こす問題はセリアック病から、小麦アレルギーや、非セリアック性小麦過敏症、そして果糖吸収不全症や下痢・便秘などの過敏性腸症候群に至るまであらゆることが起きているそうです。
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①下痢になる理由:酸とアルカリのバランスを崩す
精製小麦粉を普段からよく摂り入れていると、PH濃度の値に悪影響を及ぼします。体の機能を正常に保つ酸とアルカリのバランスを変えてしまうのです。
健康な人のPHは7.4±0.5の範囲ですが、これを外れると死に至ります。
PHは体の部位によっても値が違います。
胃液はPH1.5~2.0、皮膚はPH4.5~6.0、血液は6.9~7.9、汗は7.0~8.0となります。
腸内の理想的なPHの値は4.5~ 5.5が理想的な環境です。
腸内のPHは弱酸性が理想的なのです。
弱酸性の腸内は腸内善玉菌が最も発育しやすい環境なのです。
植物性食品はアルカリ性食品ですが、穀類は唯一の酸性食品なのです。
精製小麦粉をたくさん摂ると酸の値が強くなります。
結果、腸内のPH値にも影響を及ぼし腸内環境が悪くなり下痢の原因、免疫力や代謝に悪影響を及ぼします。
又正常なカルシウム値を保つことが出来なくなり、骨の健康に影響を与えます。
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②下痢になる理由:血糖値を上昇させる
砂糖の摂取だけが血糖値に影響を与えるわけではありません。
白い小麦粉に含まれる大量の炭水化物が健康の害になります。
小麦食品は急激に糖に転換されるために高血糖状態になります。
炭水化物の1つであるアミロペクチンが容易に血中に入り込み、糖尿病のリスクを高めます。
糖尿病になると消化器官の全ての部分が影響を受けます。
結果、便秘、腹痛、悪心、嘔吐、下痢、便失禁などが起こります。
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③下痢になる理由:消化に影響を及ぼす
全粒粉と違って、精製小麦粉は消化をサポートするせんいや必須栄養素を含んでいません。
精製される過程で80%のせんいが失われるので、体の炎症や食べ物の消化に影響を与えます。
こうした影響が原因で消化不良が起こると腸内環境が悪くなり、下痢、便秘が起こるのです。
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④下痢になる理由:炎症を起こす
炎症が原因となっている症状をお持ちの方は、精製小麦粉の摂取は控えるべきです。
精製された化合物が細胞の炎症レベルを上昇させます。
精製小麦粉の摂取は、糖化と呼ばれる化学反応を引き起こします。
これは関節炎や心臓血管の障害など慢性的な病気に繋がります。
腸内で炎症が起きると小腸の腸壁が破壊され、腹痛や下痢が起こります。
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⑤下痢になる理由:アレルギーや食物不耐性のリスクを高める
小麦はグルテンを多く含みます。グルテンは穀物のタンパク質の中で大半を占める「グリアジン」と「グリテニン」が水を加えることで結びついて、グルテンになります。
グルテンはアレルギーや食物不耐性の原因となる食材の1つです。この穀物に含まれるタンパク質グルテンは消化が難しいため炎症を起こしたり、体のあらゆる部分に影響を及ぼします。
腸に炎症が起これば下痢になります。
うどんのコシや、パンやお菓子などを作るときに生地がまとまるのもグルテンの作用です。
グルテンは日本語で「麩質」と表され、乾燥したものはお味噌汁の具材、生のものは麩まんじゅうなど、私たちの身近でよく目にしています。
また、食品以外でも歯磨き粉や整髪料などの増粘剤としても使用されています。
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⑥下痢になる理由:自律神経の乱れ
精製小麦粉に含まれる炭水化物が精神の健康にも悪影響を及ぼすことが明らかになっています。
消化が難しいことが脳内の化学物質を変化させ、慢性的な疲労感や不眠症を引き起こします。
結果、自律神経の乱れが生じ、下痢あるいは精神疾患にも影響を及ぼします。
精製小麦粉が体にいいと考えている人もいるようですが、実は逆に心身ともに障害を引き起こしているのです。
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⑦下痢の原因:ニコチンやカフェインと同様の依存性
どのくらいの頻度で白い小麦粉、精製小麦粉を食べていますか?
もし定期的に食べているようなら、量を減らすことを考えてみてください。
小麦は食欲を増進させます。依存性もあるので、精製小麦粉の入った食べ物を体が欲するようになります。
小麦アレルギーがあるにもかかわらず、自覚症状がわからないので、徐々に体は異変を起こし、下痢や他の病気になりやすくなります。
減量したいと思っている人にとっては、精製小麦粉は避けておきたい食材です。
1週間にほんの少しの量を食べる分には問題はありませんが、毎日摂り続けると代謝に影響し、体重を増加させます。
炭水化物を多く含むので、血糖値を上昇させ脂肪を蓄積させます。
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⑧下痢の原因:習慣的にグルテン商品を毎日摂り続ける
グルテンを含む食品は身近なものばかりで、長年、摂り続けているけど、特にこれといった不調の症状もないという人も多いと思います。
しかし、もし、片頭痛や便秘、下痢、肌のトラブルなど、病気ではないけれど、なんとなく不調を感じる人、最近疲れやすい、頑張りが利かない、十分寝ているはずなのに寝起きが悪い、日中も頭がすっきりしなくて頭の回転が遅いといった症状に心当たりがある人はグルテンによる健康被害間もしれません。
なぜなら、グルテンは免疫力や栄養吸収に関わる小腸を傷つけて、不調の元になる炎症を起こしていると言われるからです。
慢性的な不調に悩む人の中には、小腸がグルテンに過敏反応する『グルテン過敏症』や、グルテンをスムーズに消化できない『グルテン不耐症』の人たちがいます。
正常な人の場合、小腸の粘膜の細胞は適度につながっていて、必要な栄養素だけを取り込み、不要な毒素や細菌はブロックすますが、グルテン過敏症や不耐症の人の場合、グルテンをとると小腸の粘膜の細胞間が緩むため、毒素が入り込んで、炎症を起こしてしまうです。
これが慢性的な不調の原因となるという。
小腸という必要な栄養を取り込む臓器のトラブルだけに、さまざまな不調につながる。
片頭痛やPMS(月経前症候群)、自己免疫疾患のリウマチや橋本病もグルテンによるダメージが一因になっているようです。
グルテンは食品以外でも歯磨き粉や整髪料などの増粘剤としても使用されています。
グルテンを含む食品例として
・パン・パスタ・うどん・ラーメン・餃子・ワンタン・中華まんの皮・お好み焼き・たこ焼き・ピザ・揚げ物の衣・シリアル・カレーやシチューのルー・ケーキなどお菓子類・麦焼酎・ビール・発泡酒・十割蕎麦以外の蕎麦・麦味噌・あわせ味噌・醸造酢などがあります。
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下痢の改善のためグルテンを止めてみましょう。
下痢に悩まされている人、不調がある人はグルテンを含むものを3週間やめてみましょう。
改善が見られるかもしれません。サンドイッチの代わりにおにぎり、ラーメンやうどんの代わりにそばや春雨、米粉でできたフォー、菓子類は大福、せんべいなどを選んでみましょう。
弁当や惣菜を買うときは、唐揚げや天ぷらなどは衣にグルテンが含まれるから避け、グリルした肉や焼き魚、煮物のおかずに変えましょう。
もし、3週間グルテンを抜いても不調が改善しない場合は、グルテンと似た構造を持つ、牛乳や乳製品に含まれるたんぱく質のカゼインも抜いてみましょう。
グルテンとカゼインはたんぱく質の構造が一部似ているため体は両者を区別できずに炎症反応を起こしてしまいます。
グルテンを抜いても、カゼインをとり続けていると不調が改善しきらない場合があるのです。
どちらか一方を抜くより、まとめて両方抜いたほうが高い効果が望めます。
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下痢改善にグルテンフリーが全ての人に当てはまるものではない
最近は全くグルテンを取らないグルテンフリーの食事をする人が増えていますが注意が必要です。
病気にかかっていない健康な人がグルテンフリーの食生活を送ることによりさらに健康になるのかというと検証を証明する研究発表は全くありません。
グルテンフリーを心掛けて健康になる人もいれば、もともと小麦粉製品をあまり食べない人はそれほど変わらない場合もあります。
そのためグルテンは危険だと思うことはすべての人に当てはまるものではありません。
小麦アレルギーの人もグルテン以外の原因かもしれません。
またグルテンフリーの食品はなんでも健康に良いのではなく糖質が多い食べ物もあれば、食品添加物が大量に使用されていたり、栄養が偏る場合もあります。
グルテンフリーは安全だといういうのは必ずしもすべての人に当てはまりません。
やはり基本はバランスの良い食事を心掛けることです。
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腸内環境を整えましょう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。
腸は食べた物を消化・吸収・排泄をする健康の基本的な事柄を行う場所です。
それに加えて、免疫力を強化する大切な場所でもあるのです。それらの役目を一手に引き受けているのが、腸内細菌なのです。
この腸内細菌が正常なバランスでないとすべてがスムーズに行われません。
何処かが、滞ると下痢をはじめとする体の不調が発生するのです。