下痢が続く原因となる【過敏性腸症候群(IBS)】が最近急激に増えています。
下痢が続く・・・慢性下痢の原因その②
下痢が続くが、病院で検査しても大した異常がない。大腸の器質的な病気ではなく、大腸の運動機能が悪いために起るものです。治療としては主に整腸剤を処方してもらうくらいで、なかなか解決できずに悩んでいる人が多いようです。
脳で受けたストレスが腸に直通し、腸の神経が過敏になった状態で、下痢が続く、慢性的な下痢になってしまっているのです。症候群というように、症状は三つのタイプに分けられます。
①下痢と便秘を繰り返す
けいれん性結腸といわれ、下痢と便秘を繰り返す交代制便通異常です。ある時はけいれん性のために、おなかがキュッとソーセージのようにくびれてしまい、便の通過が妨げられて便が硬くなり、便秘になります。ある時は蠕動運動が活発になりすぎるために、便が短時間に送られて下痢便となって出てしまいます。シクシク痛んだり、キューンと痛むのは強いけいれんが起きるからです。
②下痢や軟便が続く、あるいは定期的に起る
神経性下痢と呼ばれ、食べたものとは無関係に下痢が続きます。トイレに行く回数が多くなり、いつ便意が催すかわからないので、トイレのことが頭から離れません。おなかの痛みは軽く、排便後おさまる程度です。大腸のぜん動運動が高まり過ぎて起るもので、下痢が続いているわりには痩せてくることはありません。
③おなかの痛みが激しく粘液の下痢が続く
粘膜性下痢は激しい腹痛と共に、大量の粘液を排出します。正常便と粘液の排出を交互にくり返すものと、下痢と粘液の排泄を繰り返すものがあります。
過敏性腸症候群(IBS)の病気は大腸の運動機能を調節している自律神経の失調といわれ、精神的なストレスが大きくかかわっています。もともと自律神経が弱い人に、過労や睡眠不足、精神的な重圧など様々なストレスが加わって起ると考えられています。精神的なストレスや生活行動と密接な関係にありますから、下痢止めを使うだけでは治りません。職場や家庭環境、食生活、人間関係などを見つめなおして解決していきましょう。
脳で受けたストレスは簡単に腸に伝わり、調子を崩し、更に腸の調子が悪いことで、脳が更にストレスにさらされるという悪循環に陥ってしまいます。
下痢になっても、不治の病ではないのですから、いつか必ず治るのです。くよくよしないで、下痢解決の道を歩みましょう。腸内を保護し、環境を整えるサプリメントなどを上手に利用して解決していきましょう。あなたの考え方次第で治るのです。大丈夫!
下痢改善の早道
続く下痢の直接の原因は何といっても腸内環境が非常に悪くなっていることです。腸内環境が良好であれば、食べた物やストレスを巧く回避できるようになっています。
腸はヒトの体で最も複雑な所である事が分かってきた事から、最も大切な所であると考えられるようになったのです。この腸の特殊性、複雑性が実は腸の病気が増えてきたり、治りにくかったりする、大きな理由である事が分かってきました。
ですから腸内環境をしっかり整える事を最優先する事が重要です。腸内環境を良くするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。下痢の改善は一段と早くなります。