下痢の原因・歯の異常

下痢の原因は歯の異常

下痢の原因は本当に複雑ですが、実は最も単純なことで下痢が続くことがあります。ストレスはあまりないのに、突然の胃痛に襲われる原因不明の下痢が続くと、誰しも大病を疑って不安になったり、日々の生活が辛くなったりして、だんだん気力がなくなっていってしまいますよね

大半の方が、下痢の原因をはっきりさせようと、病院で胃や大腸の検査を受けられます。しかし、幸か不幸か何も異常がないと言い渡されることもしばしばです。そんな時は、一度、歯に異常がないかも調べてみましょう。

下痢の原因となった実際の体験談

趣味の釣りに出かけていたら、突然、胃がキリキリと痛み出したAさん。それからというもの、仕事中も週末も、たびたび胃の不快感に悩まされるようになりました。空腹時に、胃が焼けるように熱くなったり、ゲップばかり出て困っていました。 しぶしぶ病院に行き、胃カメラで検査をするも、異常は見つかりません。すると、内視鏡を担当した医師からこんな助言をもらいます。

 「少し表面が荒れているものの胃カメラで見る限り食道・胃・十二指腸全て潰瘍などはありません。それより気になるのはお口の中です。Sさんもしかして最近口臭が気になったり、歯茎から血がでたりしませんか? 歯医者さんに一度見てもらってください」

胃痛と歯にあった意外な関係性
Aさんは7年程、歯医者には行っていませんでした。紹介されて向かった歯科医はレントゲンを見ながら言いました。
 「Sさんの歯は、現在、固い物をかめる状態にないですね。これは、長年かけて、じわじわと歯周病が進行していった結果です。痛くなったり症状がでないとなかなか歯医者に足が向かないですからね。きちんとお食事ができるように歯周病と虫歯を治していきましょう」

そして、こう続けたそうです。 「Aさん、もしかして胃が悪くないですか?」なんと、きちんと咀嚼できていないことが胃の痛みを生んでおり、原因は歯にあったのです。歯周病に詳しい渋谷区のにいみ歯科医院の新美院長は、胃痛と歯の関係について以下のように語っています。

「歯と唾液は、最初に食べ物を咀嚼する重要な消化器と考えられます。消化器の不調が長引いて、胃腸の詳しい検査をしてもこれといった原因が見当たらないときは、歯槽膿漏や虫歯を疑ってみてもよいかもしれません。年齢とともに歯茎も痩せていき、噛みあわせが変わったり、歯槽膿漏により歯茎がぐらぐらして食べ物が消化できないこともあるのです。

また、ストレスが重なると、寝ながら奥歯を噛みしめることで奥歯がすりへってしまい、噛む力が減少していることもあります。40歳を過ぎたら半年に1度は歯科医に検診に来られることをお勧めします」

下痢を改善し消化を助ける唾液の役割

唾液は、主に、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの大きな唾液腺から、1日に1000~1500mlほど分泌されます。唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりします。さらに、よく噛むことで消化不良による下痢の予防につながります。 更に、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して、口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によって、むし歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。唾液の分泌量は、ストレスや疲れ、加齢、薬の副作用などで減少することもあります。

咀嚼と唾液で消化力アップ

食べ物をしっかり噛むことで食べ物と唾液が良く混ざり、胃腸にかかる負担は劇的に変わってきます。特に未消化の下痢が多い方、消化力に不安がある方は、一口三十回の咀嚼を意識してみましょう。

また、噛むことは脳の活性化にも繋がるため、認知症などの予防にも良いと言われています。

噛むという行為は、私たちが唯一意識的に行える消化活動です。積極的によく噛んで、健康増進、ボケ防止、下痢の改善に役立てていきましょう。

腸内環境を強化

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。まずは胃腸を大切にすることが健康に最も重要なことがわかります。私たちは食べることで健康を維持しています。ですから何を食べ、どのように食べるかも必要なのです。

適切に食べることで胃腸に負担をかけることがなくなります。腸内は正しく整えられ、正常な活動が出来ます。腸内が正常な働きが出来ると、水分調節をはじめ様々な病気予防する活動も正しく行われます。 まずは胃腸を丈夫にし、腸内環境を整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用するのも賢い方法です

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