下痢の原因は思いがけない健康茶
下痢の続く理由は、思いもかけない生活習慣という場合があります。
お腹のトラブルやお悩みを毎日お受けする中で、毎日口にするもの、飲んでいる物を聞いてみると、かなりの方がいろいろなサプリメントや健康茶を摂取していることがわかります。
みなさん、お腹にいいものはなんでも試したいと、自分なりに考えて努力していらっしゃいます。しかし、体に良かれと思って摂取していたもの、あるいは、体にそんな影響を及ぼすとは思ってみない生活習慣、といった盲点が存在する場合もあります。
健康茶が原因で下痢に
ちょっと、健康茶やその他健康飲料を飲んでいる方におききしたいのですが、原材料表示を確認したことはありますか?
ある健康茶には医薬品として使用されるセンナの同属植物であり、センナと同様に下剤の作用があるセンノシドという成分が含まれているとの報告があるキャンドルブッシュ(別名:ゴールデンキャンドル、ハネセンナ、学名:Cassia alata(カッシア・アラタ))が使用されており、下剤としての生理作用を及ぼす可能性のある量のセンノシドが含まれていました。
下痢や軟便でお困りの方で、残便感があって気持ちよくない、お腹の不快感を消したい、すっきりしたい、という方も多いでしょう。
そんな方がもし、《おなかがスッキリする》という謳い文句だけで、上記の様な健康茶を飲んでいたとしたら大変です。下痢が治るどころか下痢の原因をわざわざ飲んでいることになります。
健康とついている商品はついつい体に悪いはずがない、と思いがちですが、パッケージに記載されている原材料はきちんと確認する習慣をつけることをおすすめします。
少量なら問題ない商品も、多量に続けて摂っていると、下痢が続く体質ではなかった方が、下痢が続くまたは下痢をしやすい体質になることも。
健康茶に含まれる添加物が下痢の原因に
健康茶に含まれる添加物コーヒーを飲むときに、毎回入れていたコーヒーフレッシュを試しに止めてみたら、軟便だったのが理想的なバナナ便になりました、という体験談もあります。
また茶葉そのものに問題がなくても、効果をより高めるため、メーカーによっては様々な添加物が添加されている場合もあります。下痢などで腸が敏感になられている方は、そういった添加物にも反応し、下痢が続く場合もあります。
また、健康飲料や健康食品の中には、飲みやすくするために甘味料が使われていることも多々あります。しかも、カロリーを気にしがちな現代人のために、わざわざカロリーオフの甘味料が多く使われます。
甘味料のキシリトール、ソルビトール、マニトール、ヘキシトールなどは便の水分貯留を引き起こし、いわゆる浸透圧性下痢になる場合があります。
これらは消化吸収されにくく、水分を含みやすい性質を持っているため腸まで移動し、大腸の水分量を増加させ下痢に繋がるようです。
ソルビトールは熱に強く、脂質やでんぷんの酸化、劣化の防止、食品の長期保存・保持に効果があるといった作用があり、甘みと清涼感、甘味料、香味剤として使われています。これはプルーンにも含まれる成分でもあり、使用例は多岐にわたります。
プルーンが下痢の原因に
ソルビトールを多く含むプルーンが下痢の原因にプルーンは古くから薬効のある果実として珍重されてきました。その理由は、ミネラルやビタミンをバランスよく含み、様々な効能を得られるからです。
プルーンは昔から、食べ過ぎるとお腹を壊すといわれますが、これはプルーンに含まれるソルビトールの「緩下作用」によるものです。
ドライプルーンには生のプルーンよりも3倍ものソルビトール成分も濃縮されて入っていますので、食べる際には量に十分気をつける必要があります。
下痢を改善するために腸内環境を強化しよう
今や腸活は社会現象ともなっています。テレビや書物には腸活が齎す健康効果を挙げています。「腸」はそれほど臓器の中でも重要な器官なのです。ですので、健康意維持や病気予防には欠かせない所です。
生活習慣による病気の9割は腸で治ります。重大な病気でない下痢の方、軟便の方、水下痢の方など心配には及びません。
まずは腸内環境を整えましょう。そうすれば下痢の回復は一段と早くなり、自分の健康を取り戻せ、毎日の生活が安定して、楽しくなります。
腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用してみましょう。