下痢の原因は消化能力が低下した時の食べ合せ
下痢の原因は色々ありますが、習慣的な食生活が下痢の原因となることもあります。
食生活の中でも、腐った食べ物いわゆる食中毒とは違う、食べ物の組み合わせで下痢になることがあります。
特にこの夏場では、冷たい物、寝不足、クーラーなどによる体の冷えから来る胃腸の低下で、ちょっとしたことの変化でも対処しきれなくて、下痢の原因となることがあります。
では食べ物の組み合わせで下痢になりやすいものはどんなものがあるのか調べてみましょう。
食べ合わせによる下痢
美味しい食事は楽しいものです。なんでも好き嫌いなく食べるのが理想ですが、食べ合わせにも積極的に摂ると効果的なものと、避けたほうがよい食べ合わせがあります。
子供の頃、“天ぷらとスイカ、うなぎと梅干、氷と天ぷら”を食べたら、おなかをこわすから駄目だよと言われていた記憶がありませんか。
大人になってもその食べ合わせの記憶は残っていると思います。
食いあわせまたは合食禁(がっしょうきん)は、一緒に食べる時に食材の取り合わせが悪いと言い伝えられているもので、一般に消化に悪いとされています。
ちゃんとした化学的根拠はあいまいですが、昔からの民間療法として現代でも通用する避けたい食べ合わせです。
特にすぐに下痢をする人、胃腸の弱い人には注意しましょう。
日本に古くから伝えられている“食いあわせ”による、消化に悪い物同士の組み合わせによる下痢は次のようなものがあります。
下痢になりやすい食べ合わせ
①ウナギに梅干し
ウナギの脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良を起こします。胃腸が弱っている場合、脂分と酸味の強いものを多量に摂るのは注意が必要です。
②天ぷらに氷水(天ぷらとスイカ)
水と油で消化が悪く、胃の負担が増加し、消化に支障をきたす事が確認されている。 特にスイカが出回る夏には食べ合わせしやすいので、注意しましょう。
③蟹に氷水
蟹も氷水も体温を下げる効果があるので、お腹が冷えると腸内環境が悪くなり下痢をしやすくなります。
④冷たい蕎麦と茄子の漬物
ナスの漬け物は体を冷す作用があります。そばには胃を冷やす作用があります。冷たいまま両者を食べるとより体を冷やすことになり、ますます下痢をしたり手足が冷えてしまいます。
⑤夏野菜や南国の果物
夏野菜、南国の果物などは体を冷やす作用があります。下痢の時には食欲がないからと言って冷たいもの、冷麦、冷ソーメン、油ものと冷たいものなどと一緒に食べるのは控えましょう。
⑥生卵とところてん
⑦きゅうりとトマト
きゅうりとトマトは夏野菜の定番です。パンに載せたり、サラダにと料理のバリエイションは豊富です。キュウリはビタミンC・カリウムが豊富で、利尿・健胃・解毒作用があり、むくみや二日酔いにも有効ですが、キュウリを食べ過ぎると、筋肉が揺み、胃腸がさらに下垂して、下痢の原因となってしまいます。
トマトは、野菜の中でも 内臓を冷やしやすい野菜です。特に季節はずれに食べると内臓を冷やし下痢の原因となります。
下痢が続く人は、胃腸機能が低下しているのですから、内臓を冷やす系の野菜を食べない方が無難です。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
健康の要は何といってもおなかが丈夫であることにつきます。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。悪い食べ合せを食べてもあまり問題のない人もいます。
胃腸が元気で正常に働いている場合はちょっと体がだるくなるくらいで下痢まではいかない事も多いものです。
夏場に冷たい物をいっぱい食べても身体が疲れやすくはなりますが、下痢をしない方も多いものです。食べ合せによって様々な良い効果や悪い効果が発生します。
食べ物は数えきれない程、溢れており、実際どの組み合わせが悪いかわからない程です。
しかし、腸内環境が乱れると、腸では正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまいます。下痢が続く、すぐ下痢になる方はまず、腸内環境を整えましょう。また、腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。