急性下痢と慢性下痢


下痢の原因は様々ですが、皆さんの日常生活で大きな影響を与える『下痢』、全国でなんと960万人の人が苦しんでいると言われています。 世界では、毎日約3,800人の子どもたちが下痢による脱水症で命を落としています。

下痢とは、医学的には1日の便に含まれる水分量が200ml以上といわれていますが、一般的には通常の便が水分量60%~80%に対して、液状に近い水分量85%以上の水っぽい便または泥状の便のことをいいます。
食べ物の消化と吸収は小腸で行われ、水分は大腸で吸収されていますが、その過程で何らかの異常をきたし下痢になると思われます。下痢は、大きく分けると急性下痢慢性下痢に分けられます。

急性下痢

急性下痢は、酷いときには1日に10数回も水状の便が出て、続く期間としては4週間以内のものです。こうなると脱水症状を起こしかねません。

また、急性下痢下痢の原因として細菌・ウイルスなどの感染による激しい症状を伴うものと、感染によらないものとに分類されます。

感性性は主に食中毒、赤痢など、非感性性は風邪を引いた時、体の冷えから起る、暴飲暴食による、疲れによる、アレルギー、乳糖不耐症、抗生物質などによる下痢が挙げられます。

慢性下痢

慢性下痢は、1日に1,2回の軟便があるという症状で、急性下痢以上に長引きます。
慢性下痢の方はちょっとした些細なことで下痢になってしまいます。

また、下痢をしなくても、 腹が鳴る、腹がはる、ガスが多い、年中便意を感じる人なども慢性下痢の中に入るでしょう。  下痢の症状が3週間以上続き、下痢の原因が不明の場合、いわゆる過敏性腸症候群と言われています。

過敏性腸症候群には、大きく分けて【ガス型】【不安型】【分泌型】【慢性下痢型】の4つのタイプがあると考えられています。

下痢といっても色々な状態のものがありますので、まず便をよく観察してみてください。

泥状か、水のようなものか、色は薄いのか、黒いのか、血がついていないかなど、とても大事になってくるので、下痢をしてしまったら必ず確認するようにしてください。

下痢になった時には、決して下痢止めの薬は飲まないでください。よく観察してみて、下痢の原因が思い当ればしばらく様子を見るくらいにしましょう。酷い場合は病院へ行きましょう。

いずれにしても、腸内環境が悪くなり、下痢になる場合が多いので、腸内の環境を変えてみましょう。食べすぎず、夜寝る前の食事は控え、腸内善玉菌を増やし、まずは腸内をメンテナンスするから始めてみましょう。
腸内環境を改善するのに最適な善玉菌のサプリメントなどを利用するのも早道です。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。

現代では世界中の食材が満ち溢れ、どの食材が日本人の健康に良いのかさえ分からなくなってきています。一つ一つの食材は確かに栄養豊かであったとしても、日本人の体質に果たしてあっているかどうかは疑問となることが多いものです。

「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。身体に合わないものはそれを早く出そうとして下痢になってしまいます。

何を食べても下痢にならない人がいます。そういう人は腸内環境が非常に整っている人です。腸内環境を強化すると、下痢の改善は早くなります。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
一日も早くおなかの調子が良くなるといいですね。