下痢の治し方㉔ウォーキング

下痢が続く、下痢がなかなか治らないなど下痢の原因は様々ですが、下痢の改善の一つとして運動が挙げられています。

下痢の治し方24・・・ウォーキングの効用

運動は自律神経のバランスを整える効果がある事が分かっています。
運動中は交感神経を緊張させますが、運動後は逆に副交感神経が緊張し、心も身体もリラックスモードに移行します。

一日の中でこの交感神経と副交感神経が交互に入れ変わって、私達のからだはバランスを保っています。仕事が忙しくて運動をする暇がないなどの生活では、生活のリズムにメリハリがなくなってしまい、自律神経のバランスが保ちにくくなります。 

運動することは、自律神経のバランスを整え、血流を良くし、免疫力を高めることにつながります。ひいては下痢が治る環境づくりにもなるのです。
若者の腸が危ない

激しすぎる運動は自律神経のバランスを崩してしまう場合もありますので、いつでもどこでもできる手軽なウォーキングがふさわしいと言えます

それには、普段歩いている速度を速める、あるいは姿勢を良くして歩幅を広めて歩くと工夫をすることで、トボトボと歩くよりは運動的な要素が加わるのです。

更にエレベーターやエスカレーターは出来るだけ使わない、歩いて15分位はバスに乗らない、会社ではこまめに席を立つなどの行動が運動不足の解消に繋がります。 

歩く時には下腹を引き締めて、背筋をスッとのばすと自然に姿勢がよくなります。しっかり歩くためには歩きやすい靴を選びましょう。

歩くことは発想の転換や、気分転換になります。歩きながら考える、反省するなど京都には哲学者達が考えながら歩いたという散歩道があるほどです。

考えが行き詰ったら歩く、落ち込みそうになったら歩く、歩くことは手軽にできるリフレッシュの手弾として最高のものかもしれません。

もし歩いている途中で便意を催したら嫌だという人は、食事とウォーキングに時間を調整して、用便をすましてから歩きましょう。途中のトイレの場所など把握しておくのは良い方法です。

下痢が続く、下痢がなかなか治らないなど下痢の原因がよくわからないあるいはストレスによるのではないだろうかと思う方は夜のウォーキングするのがお薦めです。

夜にウォーキング程度の軽い運動をすると、血流がよくなりかえって疲れがとれます。また、末梢血管の血流がよくなるので、眠りの質が上がります。

生活のリズム、腸内環境、食環境を整えると下痢は必ず改善される方向へと向かいます。諦めずに試してみましょう。

腸内環境を良好にすると下痢の改善が早い

健康の要は何といっても腸内環境が良好であることです。腸内は私達が食べた物を、消化・吸収・排出する働きをしています。
またその他、腸内ではそのビタミンやホルモンの産出、造血など様々な働きに関与しています。腸内環境が良好であれば腸内は正常な働きをすることが出来、下痢の改善にも大いに役立ちます。

添加物の多い食べ物は避け、食生活を改善すると同時に腸内環境を良くするサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。

下痢の治し方㉕へ続く