下痢の原因は様々ですが、お腹を冷やしたり体が冷えたりすると、下痢を起こすことがあります。
下痢が続く原因は冷えから
ところが、下痢とお腹を冷やすこととがどう関係しているのか、医学的に解明されているわけではありません。
身近なことでも、まだまだ人体にはよくわかっていないことがたくさんあるのです。
でも、確かにお腹が冷えると下痢を起こしますよね。
夏、夜寝るときにも、
「お腹だけにはタオルケットをかけて、冷やさないようにしなさい」
と、子供に注意したりするものです。
注意する大人自身も、昔から自分の親や周りの大人に言われていたからこそ、自然に出る言葉ですね。
健康のためにはお腹を冷やしてはいけないということ。
それは、人々の昔からの経験から考えだされたいわば「知恵」のひとつなのかもしれません。
それでも、お腹(あるいは体)が冷えると腸が正常に働きにくくなる、ということは、十分に考えられることです。
冷えることにより血行が悪くなったり、自律神経のバランスが崩れたりして、消化不良になるためです。
「体温が1度上がると病気をしにくくなる」
という言葉があります。がんのような病気さえ、なりにくくするとも言われています。
風邪の時に発する熱は、体内の菌をやっつけるためであることはご存知でしょうか?
それだけ、人間にとって体温の維持は重要なことであり、「冷え」は万病の元とも言えることなのです。
冷えによる下痢は、体が温まれば治る一過性のものであることが多いので、十分にお腹を暖め、水分補給も温かい飲み物で行うようにしましょう。 冷え性の方は、少しでも冷え性を改善する生活習慣を身につけましょう。
冷え性を改善する生活習慣
・ウォーキングやストレッチなどの適度な運動を心がける。
・肩や腰を出す服装は避ける。
・クーラーの使用を控える。
・毎日の入浴をシャワーだけにせず、湯船できちんと体を温める。
・冷たい食べ物を避け、根菜や冬野菜など体を温める食べ物を摂るようにする。
長く続けることで、効果はじわじわと現れます。
気長に無理せず「冷え対策」を続けましょう。夏も油断しないでくださいね。
下痢の改善は良好な腸内環境から
急な下痢、慢性的な下痢は殆どが腸内環境の良し悪しが関係しています。腸内環境が整っていると身体に害となるものを素早く排出します。 おなかを冷やすと一過性の下痢になることがありますが、慢性的な下痢になることは殆どありません。腸内が正常に働くように、食事の内容に気を付け、腸内の環境を強化しましょう。
下痢改善には腸内の免疫力を強化しよう
健康は食べ物から維持できますが、すべての食べ物が健康に良いものではありません。中には体に、腸に悪いものも食べています。しかし腸内が正常な働きをしていれば、腸内で有害なもの、有益な物をより分け、有害な物は排出出来るようになっています。
ところが腸内の環境が悪くて腸内が正常な働きが出来ない場合は有害な物まで吸収したり、腸壁を炎症させたりします。こうして腸内の環境が悪くなると、腸内の免疫力は低下し、いったん下痢になるとなかなか回復が難しく、長引く下痢の原因となります。
おなかのメンテナンスはおなかにいる腸内細菌の働きで行われています。腸内細菌の善玉菌が多ければ多い程、腸内は健康が保たれます。腸内善玉菌を応援する為のサプリメントもありますので上手に利用しましょう。