近年、食生活の欧米化に伴って、腸疾患にかかる日本人が増えています。治りにくい下痢、便秘、腹痛に気づかないで過ごしている人も少なくありません。
若者の腸が危ない
特に、大腸ガンや、IBS(過敏性腸症候群)などいずれも急増中です。IBSのなかでも特に日本での急増が目立つのがIBD(突発性炎症性腸疾患)です。
IBDは「若者の病」と言われています。潰瘍性大腸炎の場合男女とも20歳から24歳に発病する率が最も高く、最近では15歳から19歳の間でも目に見えて高まっています。同様にクローン病も若者層に多い病気です。
人生で一番輝かしい、大切な青春に病を背負って過さなければならない事はどれほど辛いものでしょう。下痢で悩む若者、本格的なIBDに罹る前に、このサイトを見て少しでも早く気付いて元気になって頂ければ幸いです。
どんな病気でもそうですが、IBDも、初期のうちに治療すれば、慢性持続型にならず、軽くて済みます。早期発見のポイントは、とにかく排便異常に気をつけましょう。
血便はもちろんのこと下痢や便秘をなんども繰り返すなどの自覚症状があったら、病院に行きましょう。内視鏡で検査してもらいましょう。
IBD(突発性炎症性腸疾患)を引き起こす要因
IBD(突発性炎症性腸疾患)を引き起こす要因の一つとして食生活が挙げられています。腸は食物を消化するところですから食生活と密接な関係があります。
食生活の欧米化による肉中心の食生活は便秘を起こしやすく、その結果腸に負担がかかり、下痢や便秘をはじめ腸疾患を引き起こしてしまいます。
更に欧米化の食事は食物せんいが極端に少なく、腸が長い日本人には腸内の掃除が出来なく、有毒物質が体内で発生し、腸のトラブルを起こします。しかも日々有害なものも知らず知らずの内に食べているのです。
ファーストフード、コンビニフード、インスタント食品、挙げればきりがありませんが、若者が好む食べ物です。
昔から伝わる日本の食事 、ご飯とみそ汁、漬け物などが体に良いということを知らないでいるのかもしれません。今、「長生きしたけけりゃ肉は食うな」という本も出ているほどです。野菜や腸内細菌を増やす発酵食品をしっかり摂りましょう。
下痢などを繰り返す方、今一度しっかり自分の食生活を見直してみましょう。そこに必ず改善の糸口が見つかるはずです。改善の助けとなるサプリメント(腸内細菌を増やす納豆菌・乳酸菌)などを利用するのも、ストレスを抱えなくですむ良い方法です。
腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。
腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。