下痢が続く様々な原因としてよく言われるのストレス、お酒、冷たいものなどが挙げられますが、実は美味しい果物にも下痢の原因になることがあるのです。
サクランボが下痢の原因に
今が旬のさくらんぼは、一つが小さい分、ついついたくさん食べたくなりますね。さくらんぼ狩りなどに行くと、大粒のさくらんぼを心行くまで楽しむことが出来ます。
実はさくらんぼには「ソルビトール」という糖分がたくさん含まれています。この「ソルビトール」が下痢がおきる原因となることもあるのです。
つまり…ソルビトールを豊富に含むさくらんぼを大量に食べてしまうと、お腹が緩くなる！ということなんです。「さくらんぼ狩り」などと、さくらんぼの食べ放題でお腹いっぱいに食べたことはありませんか？その時は幸せだけれど、帰り道が悲惨だった思い出が…という話を聞きます。
さくらんぼに含まれる「ソルビトール」は消化されにくい糖で、体の中では緩下作用をもたらし、小腸における水分吸収を低下させてしまうのでお腹をゆるくしてしまいます。
この時期、さくらんぼ農家の方々のお腹は毎日食べるとゆる～くなってしまうこともしばしばあるんだとか。何事も食べすぎには要注意ということですね。
「ソルビトール」はさくらんぼだけでなく、プルーン、梨、りんご、プラムなどバラ科の果物に多く含まれています。便秘に良いとされている果物には入っていることが多いようです。
また「ソルビトール」は甘味料としてシュガーレスガムやお菓子、カロリーゼロのお砂糖などに広く用いられているので、そういった人工甘味料などを毎日摂ると、下痢が続く原因にもなってきます。
更に食品の変質防止や品質保持、湿潤調整などの作用があるので広く食品添加物としても、利用されています。ポピュラーな食品添加物ですので、パサツキを抑える効果もあるため、コンビニのおにぎりには必ず使用されています。
少量でしたら問題ないとは思われますが、避けられるのであれば避けるに越したことはありません。出来合いの弁当や惣菜を買う際には、一度裏面の原材料を確認してからにしましょう。
腸の消化力は、人によって様々です。添加物をものともしない頑丈な胃腸の人もいれば、ほんの少しの人工甘味料にだって反応し、お腹を下す人もいます。
食品添加物を知らず知らず摂取することによって、アレルギーの原因となり、アレルギー性の腸炎になってしまい、下痢が続く、続く下痢が長年治らないなどの可能性も考えられます。
食品添加物は一つの食品に添加物が一つしかないというものはほとんどありません。下痢を誘発するものから、ガンを誘発するものまで一つの食品には数種類のあるいは数十種類の 添加物が含まれているものもあります。
食べたものは必ずおなかに入ります。おなかで有害なものか有益なものに分けられます。腸内が健康であればスムーズに仕分けされますが、腸内環境が悪く、十分に機能を果たすことができなくなると、有害なものまで吸収してしまいます。
健康はおなかから始まります。下痢が続くのもおなかの環境が整っていないからです。まずはおなかの環境をしっかり整えましょう。腸内環境を整えるのに必要なサプリメントを上手に利用すると下痢の改善は非常に速くなります。
腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
現代では世界中の食材が満ち溢れ、どの食材が日本人の健康に良いのかさえ分からなくなってきています。一つ一つの食材は確かに栄養豊かであったとしても、日本人の体質に果たしてあっているかどうかは疑問となることが多いものです。
「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。身体に合わないものはそれを早く出そうとして下痢になってしまいます。
何を食べても下痢にならない人がいます。そういう人は腸内環境が非常に整っている人です。腸内環境を強化すると、下痢の改善は早くなります。