お酒はアルコールを含み、飲みすぎると下痢になりやすくなります。アルコールが腸を刺激しますし、血行がよくなって腸の動きも活発になるからです。そのため、適度な量であればむしろお通じの改善に役立ちます。
下痢にならないお酒の飲み方
ただし、お酒そのものが下痢に繋がりやすいだけではありません。お酒を飲むことによって、アルコールの摂取量が増えるほか、次のようなことも考えられます。
1.下痢の原因は水分を多く摂取してしまう。
水はコップ3杯飲むのも大変ですが、お酒となるとお話はまったく別・・・。という方も多いと思います。実際、水分を多く摂るだけでも下痢になりやすくなります。
2. お酒に合う食べ物が下痢を招く。
こってりしたものはお酒に合います。揚げ物や炒め物など、脂っこい食べ物は消化しにくく、胃腸の消化不良から下痢を起こします。
3. 食欲が増進されたり場の雰囲気で食べ過ぎ。
お酒によって食欲が増進されたり、飲み会などではその場の雰囲気でついたくさん食べ過ぎて、消化不良になることがあると思います。また、そのような食べ方をするとよく噛むことを忘れてしまっています。
逆に言えば、上記のようなことを考えてお酒とつきあえば、下痢にもなりにくくなるということになります。
・お酒はゆっくり飲む。または、ゆっくり飲めるものを選ぶ。
ビールより、日本酒やワインをゆっくり飲んでみるのはいかがでしょうか。
・脂ものを避け、さっぱりしたものを食べる。
調理で肉の脂が落ちる焼き鳥や、おでんなどの煮物、ある程度食事系のもの(焼きうどんや焼きおにぎりなど)がおすすめです。
・ある程度食べる量を決めておく。
お料理がどんどん運ばれてくる飲み会などでは、1つの料理を1回、あるいは小皿1杯などと決めて食べましょう。または、ご自身が食べたいものだけを食べましょう。誰かが注文したものは誰かの食べたいものですので、お腹と相談しながら食べるかどうかを決めてくださいね。
・よく噛んで食べる。
お酒の席だけでなく、いつも意識したいことです。しっかり噛んで食べると満腹感も得られますし、胃や腸を助けることになります。消化によいだけでなく、よく噛むことで自律神経を整える効果もあります。ストレス解消にも繋がる「お金のかからない健康法」なのです。
お酒による下痢が続くと、腸の機能が衰え、そのまま慢性の下痢に発展してしまう可能性もあります。加齢に従ってそのリスクは上がっていきますので、今の年齢に相応な飲み方というのをちょっとでも意識して、お酒を楽しめるとよいですね。
下痢の改善は腸内環境整備から
「元気の元は胃腸」からと昔からよく言われています。腸内環境がよくなり、消化力が上がれば、少々飲んでも下痢にはなりません。腸内環境が悪く、腸内の働きが正常に働かなくなると、ちょっとしたことで下痢になったりしますので、まずは腸内環境をしっかり整えましょう。腸内環環境を整えるのに必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
一日も早くおなかの調子が良くなるといいですね。