離乳食を始めたら赤ちゃんが下痢になってしまったら
赤ちゃんも6ヶ月を過ぎると随分表情が出てかわいいしぐさが増えますね。食への関心も高くなり、大人が食べている様子を見てよだれをたらしたり、自分にも食べさせろと騒いだりすることがあるのではないでしょうか?
生後6ヶ月くらいから、離乳食を始めるご家庭が多いと思います。以前は4~5ヶ月というもう少し速いスタートが奨励されていたこともありますが、最近は一律の月齢にこだわらず赤ちゃんの様子を見つつマイペースにスタートすることがよいとされています。
そこで、5ヶ月くらいで麦茶やイオン水の練習を、6ヶ月程度から離乳食を始める方が増えたようです。
実際、赤ちゃんの腸はまだまだ機能が弱く、大人のように食べ物を消化する能力がありません。また、タンパク質はあげるのが早すぎればアレルギーの 原因となってしまうことも判明し、たまごや肉は特にゆっくりでよいという考え方が定着してきました。
離乳食のスタートは、すりおろしたりんご、柔らかく煮たにんじんやじゃがいも、水分を多めにして作った柔らかいおかゆなどのメニューになります。この頃は栄養価よりも食べることに慣れるのが先決です。
さて、「離乳食を始めたら下痢になってしまった」という場合はどうすればよいのでしょうか?
ちょっとした下痢であれば特に体調を崩したわけでなくても 起こることがありますが、1度きりでもなく何度か繰り返す場合には、離乳食の消化不良を起こしている可能性もあります。
慌てず、その日は離乳食をお休みして母乳やミルクで過ごしたり、量を減らしたりしましょう。離乳食中期であれば、離乳食初期のメニューに近いものに戻してみましょう。大き目のものは少し細かく切ってみたり、硬いものは茹でる時間を長くして柔らかくします。
離乳食は早く進めなければいけないというものではありませんので、いったりきたりを繰り返しても大丈夫です。
また、おむつの便を見て、食べものが消化されずにそのままでてしまっていないかを確認してみてください。食べ物がきちんと消化されている健康な便は離乳食を進める上でのバロメーターとなります。
ただし、にんじんやトマトの皮、とうもろこしなど、小さく切っても消化しにくい食べ物はありますので、それほど神経質になることはありません。
白い粒々や少し緑がかった下痢であればそれほど心配はありませんが、全体的に乳白色である場合にはウイルスに感染している可能性もあります。小児科を受診するようにしてください。
腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
現代では世界中の食材が満ち溢れ、どの食材が日本人の健康に良いのかさえ分からなくなってきています。一つ一つの食材は確かに栄養豊かであったとしても、日本人の体質に果たしてあっているかどうかは疑問となることが多いものです。
「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。
子供のころから体に良い食事をしっかり食べさせてあげましょう。
出来るだけ、ファーストフードやコンビニ食を利用するのはやめ地元の食材を使った手作りの料理を食べさせてあげてください。
毎日の食事が10年後の子供の腸内環境及び体の健康状態を左右します。
何を食べても下痢にならない人がいます。そういう人は腸内環境が非常に整っている人です。子供の時から手作りの発酵食品(ぬか漬け、無添加みそ汁、漬物)等を食べて腸内環境を強化すると、免疫力、抵抗力も高まり丈夫なおなか作りに役立ちます。
腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。