下痢の原因は様々です。食事や生活環境などのストレスで下痢が続く方はたくさんおられますが、意外なところにも下痢が続く原因があるものです。
下痢が続く原因は薬やサプリメントのカプセルだった
慢性疾患でカプセルの薬を飲んでいる方、あるいは健康の為にカプセルのサプリメントを常飲されている方で、最近下痢が続く、あるいは軟便が続く方は、意外にもカプセルが下痢の原因だったという事があるのです。
考えられる下痢の原因として、サプリメントに含まれている主成分以外の添加物や賦形剤等に対しての反応かも知れません。 たとえば顆粒にしているものでは乳糖が使われるために牛乳を飲んで下痢をする人は同じように下痢をします。
カプセルではセルロースが使われるため、これも下痢が起こる原因になる人もいます。 また矯味剤(きょうみざい)として甘みをつけるのに使われるエリスリトールやキシリトール、トレハロースなど多糖類でも下痢する人はいます。
カプセルは、製造のために添加物が必要で、カプセルに使用する素材自体が添加物とも言えます
例えば
*ヒドロキシプロピルメチルセルロースは、従来から医薬品に使用されてきたセルロース(植物繊維)のカプセルの素材です。
*プルランはトウモロコシなどの澱粉から作られた植物性のハードカプセルの素材です。
*ゼラチン、グリセリンはソフトカプセルの原料(被包材)として使用されています。
*ステアリン酸カルシウム、微粒酸化ケイ素、セルロース、デキストリン(澱粉分解物)、トレハロース、ショ糖脂肪酸エステルは主にハードカプセルへの原料の重点をスムーズに行うために使用されます。
*デキストリン(澱粉分解物)、還元麦芽糖水飴(マルチトール)、ソルビトールは原料の粉を固める(錠剤にする)ために使用されます。 などがあります。
またカプセルの成分の中にマグネシウムが含まれている場合はマグネシウムが下痢を誘発しますので、下痢の原因になる事があります。更にニンニクの成分も下痢の原因となります。
しかし、本来ならカプセル如きで下痢になる事はないはずなのですが、腸内環境が悪く、正常な腸内の機能が出来なくなっていますので、ちょっとしたことでも腸内は敏感に反応して下痢の原因となり下痢を起こしてしまいます。
下痢が続く原因はサプリメントその②
もう一つ考えらっるのが、自分の体質に合っていないサプリメントを飲んでいる事があげられます。
アロエの入ったサプリメントを飲んでいる
アロエは緩和下剤の働きをするため、お腹の弱い方は軟便になったり下痢をします。今すぐ飲むのをやめましょう。
ウコンのサプリを飲んでいる
お腹にトラブルがない方がウコンを摂られても下痢になることはないのですが、もともと下痢で悩んでいる方やお腹の弱い方、体力が落ちている方がウコンを飲みすぎると下痢になったり悪化したりしてしまいます。
健康な方がウコンを摂取されると風邪を引きにくくなったなどの声が多いようです。
しかし、下痢の症状だけならまだ良しと思われる例があります。肝硬変を患っていた方がウコンの摂取によって症状が悪化してしまい死亡するという事例もあるそうです。
ウコンは胆汁の分泌を活発化、肝臓の働きを良好にしますが、一方で過剰摂取、長期摂取は消化管に障害を起こすことがあり、動物実験では大量摂取が肝臓に毒性を示すと確認されているようです。
むやみにウコンを多量摂取するのは控えた方が良さそうです。ウコンだけでなく、サプリでも食べものでも大量に摂取してしまうと下痢の原因になりますので、食べ過ぎ、摂りすぎには注意し、きちんと量は守るようにしましょう。
その他、下痢の原因になるサプリメントをご紹介しています。詳しくはこちら
全ての病気は腸から始まります。腸がきれいで元気であれば、体全体も元気になります。免疫力も強くなり、下痢になる原因を作らない丈夫な身体になります。
腸内細菌叢は、人の一生を通して一定の変動を示すことがわかっています。 出生後数日間は、好気性菌である大腸菌や腸球菌などが優勢ですが、1週間ほど経つと、母乳や人工乳に含まれる乳糖などのビフィズス増殖因子の影響などにより、善玉菌の代表であり、嫌気性菌であるビフィズス菌が最優勢となります。
離乳食を経て成人の食生活に移行するのに伴い、年齢や食習慣などで悪玉菌の一つであるウェルシュ菌などが増殖して来ます。悪玉菌の多い腸内では腐敗が進行し、有害物質がさかんに生産されます。
有害物質の多い腸内では便通異常、つまり下痢の原因となる様々な要因で下痢が続く原因になったり、下痢をしやすくなったり、あるいは反対に便秘になったりします。さらには免疫力の低下などで風邪を引きやすくなったり、早い年齢から生活習慣病になる可能性があります。
下痢の改善のためにはまずは腸内環境を整え、おなかを丈夫にしましょう。いつまでも元気で若々しくあるためにも、腸内環境を整えるのに必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
一日も早くおなかの調子が良くなるといいですね!