下痢になる、下痢が続く原因は意外と、え!と思うようなことからもあるものです。
下痢が続く原因・・・外反母趾?
私たちが健やかに過ごす事が出来るのは、食べ物を偏食せずにバランス良く摂取したり、身体を適度に動かし、すべてが正常に機能しているから維持できます。
当たり前のことですがこれらのうち一つでもバランスが崩れると、身体は正常に戻そうとする働きが強くなり、あちらこちらに歪みが出てきます。ある人は軽ければ下痢や便秘、ひどくなると重篤な病気へとなりかねません。
例えば、下痢が続く原因の一つに靴が原因で下痢になる事があります。そんな!馬鹿な!ことが・・・と思われますが、実際に下痢になる人がいるのです。
靴が外反母趾とは足の親指が外側に曲がったものです。女性の場合はおしゃれでハイヒールや幅のせまい靴、合わない靴を履くことで外反母趾になったりします。
しかし、リウマチなどの病気で外反母趾になってしまうことも忘れていけません。
ひどい方になってくると、手術を選択する方も少なくありません。
この外反母趾。恐ろしいことに胃腸障害と関わっているのです。下痢が続いていたり、下痢になりやすい方で、もしかしてと心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
外反母趾と胃腸障害
自律神経は、私たちの身体の血液循環・体温調節・臓器の働きや末梢神経・血流を含め、様々な変化に対応できるように無意識に調整している神経です。
自律神経は『交感神経』と『副交感神経』があり、例えば、交感神経は車のギアでいう”前進”、副交感神経は”バック”に入った状態に言えるかもしれません。
健康な状態の時は、2つの神経のバランスは保たれ「ニュートラル」と言えます。 次の動作や危険に備え、いつでも状況に応じてコントロールできるようになっています。
しかし、外反母趾・指上げ足(浮き指)などの足裏の不安定があると、地面から伝わる衝撃を吸収しきれず、特に女性はかかとから最上部である首にそのダメージを受けてしまいます。
頚椎と頭がい骨の接続部に集中している自律神経は圧迫・刺激され、伝達不良により誤作動してしまいます。
自律神経が誤作動すると、その先にある器官や臓器も同様に、機能亢進、機能低下した症状が起こります。殆どの器官や臓器は、交感神経と副交感神経による二重支配を受けています。
したがって、自律神経失調症状を追求していくと、同じ部位の病気であっても機能亢進や機能低下のどちらかに片寄った症状があったり、あるいは両極端の症状を繰り返してしまったりするのです。
胃腸に関してはと言うと、交感神経が優位の時は血液量が増え、内臓の働きが活発、代謝が上がり消化を助けます。
副交感神経が優位に働くと特に胃腸の働きも悪くなり、身体も冷え代謝は落ち、食物を消化して便として排出するということがスムーズに行えなくなるために便秘になってしまうのです。
中には、この交感神経と副交感神経のバランスが両極端に入れ替わってしまう人もいて、便秘と下痢を繰り返してしまいます。
ですから外反母趾など足に問題があると、体全体にゆがみが生じ、血行が悪くなって「冷え」を招きます。「冷え」は自律神経の乱れを招くことになり、これが胃腸障害へとつながっていくのです。
胃腸が不調になると食べたものを充分に消化吸収できない、水分調節がうまくできないなどで下痢になってしまいます。実際、外反母趾の方が自律神経失調症と診断されることも少なくないそうです。
外反母趾だけでなく、足の指先が上に向いてしまっているハンマートゥーと言われるものも同じように胃腸障害につながっていると言われています。
外反母趾は整体院や整形外科を受診して下さい。すぐに手術と踏み切るのではなく、テーピングなどの療法をしていただけるかと思いますので、まずはご相談されてみてはいかがでしょうか。
もしも、下痢が続く原因が外反母趾だとするならば、やはり靴から考えてみましょう。
おしゃれをすることはもちろん良いことですが、下痢が続く不快を考えるならば、足のためにもお腹のためにも、足にやさしい靴を選びましょう。
合わせて腸内環境をよくしていくと、早く下痢が治ると思われます。下痢が治っておしゃれしてみて下さい。
腸内環境を良くするのに必要なサプリメントなどがありますので上手に、賢く利用しましょう。
食生活にも注意して腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。身体に合わないものはそれを早く出そうとして下痢になってしまいます。
レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。
これらを常食すると、消化力の低下、冷え、自律神経のアンバランス等を招き下痢が続く体質を作り上げてしまいます。当然、腸内には60%以上の免疫細胞があるので、免疫力も低下します。
腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。
まずは腸内環境を良くして腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。腸内環境を良くするサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。