普段の生活、食事、入浴や就寝の時間がマチマチになっていませんか。生活リズムの乱れは胃腸の調子に影響を及ぼします。特に下痢が慢性的に続く、過敏性腸症候群の方は、敏感なので特に影響が出やすいものです。
下痢の治し方25・・生活・排便リズム
私達の体は、生まれながらにして体内時計が組み込まれています。起床、活動、睡眠などのパターンに一定のリズムが刻まれています。
自律神経や内分泌系は、呼吸や循環、消化器の働きなど毎日の基本的な生命活動を調整するために働いていますが、生活のリズムが乱れると、そのバランスが崩れ、心も体も変調をきたします。
胃腸の調子が悪くなると、下痢の原因になったり、疲れやすくなったりします。ストレスによってリズムが乱れると更にストレスに対抗する力が弱まるといった悪循環が始まります。
脳と直結している腸の働きはもともとストレスの影響を受けやすく、生活のリズムの乱れが下痢などの消化器系の不調となって現れる事が少なくありません。
特に過敏性腸症候群の方は腸管の運動機能のバランスが乱れやすく、少しの刺激で痛みを感じやすくなっています。
ですから生活リズムが乱れたり、疲労が重なったりした時にはいっそう症状が出やすくなり、1日に何度も腹痛が起こり下痢が続くなどの原因となります。
●下痢を治そう!起床、食事、就寝の生活リズムを整える
自分の生活記録をつけると、普段の生活リズムが乱れていないかどうか分かります。
特に下痢が続く方は、生活記録をつけて生活全体を見直すことができます。しばらく続けると自分の生活パターンが見えてきて、改めた方がよい点が分かってきます。
●下痢を治すには朝のトイレタイム。排便のリズムを整える
一日の排便リズムを整えるためには朝食後のトイレタイムを決めておきましょう。
通勤途中でトイレのために途中下車をする人でも、普段の排便リズムを整えて用を済ませおけば、突然に便意が起るのを防げることがあります。
用便をすませておくと、安心感から便意が起りにくくなることがあります。
生活リズムが整ってくると腸内環境も次第に良くなってきます。腸内環境が整ってくると、腸内善玉菌も増え始め、腸内をメンテナンスする善玉菌が活躍できますので、下痢が徐々に改善されていきます。
もちろん食事もバランス良く摂りましょう。
下痢の原因をなくす腸内環境
私たち人間の身体は本来なら少々の有害な物を食べても健康に保つことが出来ています。腸内環境が正常であれば、例えば食べた物が有害な物であっても腸内で排出してくれます。
腸内では有害なものと有益なものを見分けることが出来るからです。こうした正常な機能を保つには腸内に有益な菌がたくさんいる事が必要なのです。
有益な菌、つまり腸内善玉菌を増やせば腸内は正常な活動を取り戻すことが出来ます。下痢も改善されるのです。腸内善玉菌を増やすサプリメントがありますので上手に、賢く利用してみましょう。